100年以上前に建てられた蔵で登録有形文化財に指定された「マルキン醤油記念館」。
マルキン醤油さんの創業80周年記念事業として設置され、
マルキン醤油の資料や昔の醤油づくりの道具などを展示している。
館内は創業とあゆみ、醤油づくり、人と食文化、商品コーナーの「であいゾーン」、
昔むかし、発酵の不思議などの「ふれあいゾーン」、
企画展示コーナー、食のあした、ふれあい広場の「ときめきゾーン」に分かれている。
創業とあゆみコーナーで昔の資料が展示してあったのでパチリ。
入館したばかりの館内光景。
次の醤油のできるまでのコーナー。
パネルを使って醤油ができるまでをわかりやすく紹介している。
㊎マークはマルキン醤油(株)創立時に讃岐金刀比羅宮の御紋章からもらったものだそうだ。
マルキン醤油で作られている商品コーナー。
後姿が写っている男性は、ここの醤油が美味しくて自宅に取り寄せているそうだ。
大桶の中を通って、いよいよ江戸時代の醤油づくりの世界へタイムトリップ。
次は「ふれあいゾーン」へ。
醤油ができるまでの工程は
①唐箕・・・良い小麦をよりわける
②甑(こしき)・・・大豆を蒸す
③焙烙・・・小麦を煎る
麺づくりと種こうじ作り、櫂入れからもろみ圧搾して完成。
2m以上もある大桶で約1年間もろみをねかせて熟成させる。
これは圧搾する機械か?
こちらも各種展示コーナー。
この写真を見てもわかるように昔は蔵で使っていただけに天井高は高く、
柱、梁に一本の木材を使っていて雰囲気がありますネー。
軒天にまだ新しい天井材が張られリフォームしてそれほど時間が経っていないようだ。
2階フロアから見た大桶。
その昔の模型が展示され、その規模が比較するとよくわかる。
工場の案内図が光ってしまいよく見えないが、
マルキン醤油さんはかなり大きい工場だ。
工程によって棟が分かれている。
特に諸味倉の倉庫が大きいのが目立つ。
小豆島はオリーブの町と同時に醤油の町でもある。
小豆島の醤油の特徴は「木桶仕込み」。
この仕込み方法は戦後減り続けていますが小豆島では
いまなお木桶による醤油づくりが行われている。
木桶でつくられた小豆島醤油には自然の恵みにあふれる味わいがある。
記念館の敷地の向かい側にみやげ物売場の物産館がある。
大人気商品はなんと醤油ソフト300円だそうだ。
醤油工場の棟越しに寒霞渓の山並が見えた。