客船ターミナルと商業施設、ホテル等からなる複合施設「横浜ハンマーヘッド」が
2019年10月にみなとみらい21新港地区に開業した。
ミナト街全体のさらなる発展を目指し、
街と陸・海・空をつなぐ海の駅「ヨコハマ ウミエキ」が施設コンセプト。
「客船ターミナル」と「ホテル」、「商業施設」3つの役割を担う施設が連携し、
新しい“横浜の顔”を創出している。
訪れる人々が横浜の文化を感じ、豊かなミナト時間を過ごす新たな横浜拠点が誕生した。
敷地面積約17.400㎡(約5,300坪)、構造・地上5階(1~2階・商業施設、3~5階・ホテル客室)、
延床面積30.290㎡(約9,200坪)。
「むかえる 見送る 食べる 笑う」
横浜ハンマーヘッドはハレの日も、日常も、ご近所の皆さまも、
それぞれのお過ごし方で楽しむことができる。
湾の向こうにはインターコンチネンタルホテルをはじめ、多くの新しい横浜の顔を臨むことができる。
こちらでも海を間近に感じる新しい滞在型リゾートのホテル
「インターコンチネンタル横浜Pier8」がオープンした。
1階から2階は体験型の商業ゾーン。
訪れる人々が横浜らしさや文化を感じ、豊かな港時間を楽しめる。
この商業ゾーンは食をテーマに、最高のビューを楽しめる。
1階と2階をつなぐダイナミックな吹き抜け空間には海をテーマにしたアートオブジェを設置。
より海での楽しさや賑わいを演出している。
1階の半分は関税、出入口管理、検疫を行うCIQホールがある。
約4,200㎡の大空間はフレキシブルに小ホール、中ホールでの分割利用が可能だ。
客船ターミナルとして、またイベントホールとして多目的に活用し、
年間を通じて新港地区の賑わいを創出している。
1階のエスカレーター付近にあり、オープンな造りで目に飛び込んできた「THE ALLEY」。
ここはティーストアだ。
1階にあるJAPAN RAMEN FOOD HALL。
個性豊かなラーメン5店舗が大集結!
Barも併設されていて、好きなお酒を飲みながらラーメンをたべる。
そんな幸せな楽しみ方ができるエリアだ。
1階商業エリアの広々とした通路というよりはストリート。
天井の仕上げも最近多い空調排気口が露出むき出しのもの。
この利点の1つは天井高が高く見せられる。
2階のフレンチトーストカフェの「エロイーズ カフェ」。
2階には商業店舗が17店舗入居している。
ここの商業施設は全体的にとてもオープンな造りになっている。
この施設は開業して約1年経つが、この日はあまり賑わいもなく、
当店も15:00とはいえ、お客の姿が見当たらなかった。
2階には地域密着型のコミュニティ放送局「マリンFM(86.1MHZ)」も入居していて
この日もスタジオから生放送をやっていた。
2階には建物を1周できるハンマーヘッドテラス&パークがある。
店内でテイクアウトしたソフトクリームやビールやスイーツを持って
テラスやデッキ、パークでゆったりと海やみなとみらいの夜景を楽しみながら過ごすことができる。
ニューアメリカンブリュクリー、ディスティラリーロースタリーの「キーズ パシフィック グリル」では
テラス席に限りペットの同伴が可能になっている。
又、テラスが寒い時は派手なガウンのレンタルも用意されている。
ここで当ターミナルのシンボル「横浜ハンマーヘッド」について詳しく触れてみましょう。
1899年(明治32年)に埋め立てを開始し、1914年(大正3年)に完工した新港ふ頭整備の際に設置された
国内初の港湾荷役専用のイギリス製のクレーンです。
それまでは人力による荷役や小船はしけによる沖合の船との荷役から、
直接船へのクレーンによる重量物や鋼材の荷役が可能になり、
我が国のクレーンによる荷役の先駆けとなった。
堅固なニューマチックケーソン工法により建築され、
1923年関東大震災により約80%の岸壁が被害を受けた中で、ハンマーヘッドクレーンは被害を免れた。
1970年代以降、海上貨物はコンテナが主流になるにつれて埠頭も本牧ふ頭、大黒ふ頭へと外延化していき
新港ふ頭のハンマーヘッドクレーンは2001年(平成13年)88年間の貨物の積み降ろしの役割に幕を閉じました。
横浜ハンマーヘッドではFACTORYが公開されて、つくる過程を見ることができる店舗が数店入居している。
ここでは「食」をテーマとしたファクトリー、体験・体感型の商業施設を展開している。
大人も子どもも「見て」「食べて」「作って・学んで」「持ち帰る」を
体験・体感し、直に食文化を味わうことができる。
横浜ハンマーヘッドから見た横浜の港風景。
今みなとみらい21エリアはどんどん新しいビル、施設ができ、その姿が変貌していっている。
その中でもヨットの帆のような意匠のインターコンチネンタルホテルは
新しい横浜のランドマーク的な建物として目立つ存在だ。