今年のNHK大河ドラマは「青天を衝け」。
我が埼玉県が生んだ偉人・渋沢栄一の生涯を描いた壮大なドラマです。
今回はドラマが始まる前からハマってしまったミーハーなスミダマンは
いよいよ渋沢栄一の足跡をたどる旅に出ることにしました。
その第一歩が渋沢栄一が生まれた町の駅、深谷駅です。
この駅舎は1996年(平成8年)東京駅が深谷産の煉瓦を
使用していることにあやかり、東京駅をモチーフに改築されました。
鉄骨造りの3階建てで約35億円が投じられた。
深谷駅はJR高崎線の駅で、浦和駅から普通で59分かかる。
ちょっとした小さな旅気分になれる時間だ。
それにしても何も知らない人がこの駅を見たら、なんだこれ!?とビックリする駅だ。
改札の前にアーチ型の「幸せを呼ぶ深谷通り」があり、
さっそく渋沢栄一翁誕生の地の記述が迎えてくれた。
このゲートの写真を撮っていた青年はその後、何回もいろいろな所で見かけた。
やはり彼も渋沢栄一を一日追っていたのだろう。
駅の構内に張り出されていた大きな絵を発見。
三代広重が画いた「東京高崎汽車往返之図」だ。
明治時代の鉄道風景が伝わってくる。
改札口を出て駅構内の通路光景。
人の賑わいはないが、やはりどことなく東京駅の空間に近いものがある。
駅構内を出てペデストリアンデッキから見た駅舎は本当に立派だ。
関東の駅百選に当駅は選ばれているそうだ。
レンガ色の壁と白いアクセントになった窓枠と意匠デザイン。
また、屋根の濃いグリーンとその意匠がすごいインパクトだ。
JRは、よくここまでの決断をしたなと感心してしまう。
駅高架橋にのぼる階段にも深谷PRの絵が貼ってある。
祝 渋沢栄一翁 新1万円。
今、深谷は「青天を衝け」と「新1万円札」のダブルのお祝いで
盆と正月が一緒に来たような最高の時間が流れている。
駅の下のバス停にはコミュニティバス・くるリンが停まっていた。
このバスのディスプレーも渋沢栄一一色だ。
この写真を見て気が付いた人もいると思いますが、
右側のビルが深谷駅とそっくりの意匠。
ここのオーナーが街造りを考え半分軽いノリで
決めたのかもしれない。(失礼があったらゴメンナサイ。)
「ようこそ 青天のまち深谷へ」と描かれたイラストの市内案内図。
とてもわかりやすく、ほのぼのとした地図だ。
駅を出るとちょっとした洋風ガーデンがあった。
ここにも郷土の偉人・渋沢栄一の絵があった。
駅前ロータリーの所には「渋沢栄一からくり時計」がある。
高さ約4mの時計で、普段は深谷市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」が台座にいるが、
7時~23時の定刻になると「ふっかちゃん」が消えて
「青い目の人形」と「日本人形」を手にした渋沢栄一が登場するそうだ。
青い目の人形には日本とアメリカの親善のため、
人形を使った交流を行った栄一の平和への願いが込められている。
そして気になるのが屋根の上にはためいているロータリークラブの旗。
おそらくロータリーが寄贈したものなのでしょう。
とても目立ちます。
最後に駅のロータリーの公園の真ん中に高々と作られているのが「青淵・渋沢栄一銅像」。
高いところから故郷・深谷の街そして日本を優しく見守っているようだ。
これから青天を衝けを追った旅がはじまるが、この銅像をはじめ、
渋沢栄一の銅像はスミダマンの知る限り7つもある。
これは驚きの1つだ。