100分de名著 『精神現象学』ヘーゲル
第4回 それでも共に生きていく 「告発」と「赦し」
ヘーゲルが到達するべきゴールとして提示した「絶対知」は長らく誤読されてきた。
「絶対知」は全てを知りうる神の視点ではない。そこにはもっと豊かな意味があるという。
ヘーゲルによれば、相互承認によって対立がなくなるのではなく、
緊張関係から生じる対立を相互承認で調停して問い直していくというプロセスは永遠に続いていく。
この「新たな知へと開かれた始まり」こそ「絶対知」なのだ。
第四回は、ヘーゲルが到達点として求めた「絶対知」の現代的な意味を明らかにし、
オープンで多様な知や社会のありようがどんなものなのかを考えるとともに、それが実現するためには何が必要かを考察する。
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