3.登山は賢者のスポーツ ⑬ 登山中いろいろのことに遭遇する
登山中いろいろのことに遭遇する。そのときいろいろ決断しなければならない。
生死に関わる決断もある。単独行動の場合は自己責任で決断できる。
しかしパーティーを組んでいるときは少々事情は異なる。一番安全な方法を考える。
一番多いのがルートの迷いだ。正規ルートから獣の道に入って迷う時だ。
その時は早めにひっかえし、正規ルートに戻ることだ。
これは人生の対処法につかえる。私、かってそのことを何度も経験した。
しかし一回失敗したことがある。三平山である。
まだ20代に単独行動で初登山したときのことである。
まだまだこの山は登山の整備されてなく、国土地理院の地図を元にルートハンテングをした。
それは鳥大演習林の上部にある牧場を突き抜けて登山道に入ることだと思った。
その通り牧場を抜けて、登山道入ってと思って登って行った、
しかし登っても登っても登山道が見つからない、体力は消耗してくる。
精神的に焦りだす。その時に雨混じりのみぞれが降りだした。
ブシュのなかである。あとにも先に進めなくなる。時間だけが過ぎてゆく。
一瞬遭難したと思った。気を取り戻し、高度をあげて行こうと、がむしゃら登っていく。
体力が消耗する前にビバークも考える。
一瞬一瞬心が思考が変化していく。
悪戦苦闘苦闘いるときに長い溝に入りこむ。その溝から這い上がる。
なんとそれが尾根ずたいの登山道であった。
土塁である。その道で頂上までたどり着くことができた。
苦い登山の思い出であるが有難い経験となった。
そのときいっでも非常食を携帯する必要を感じた。
私が登山を初めのころは名のある山は整備され、登山ガイドがあった。
しかし、ローカルの山にはいいガイドブックが無かった。
地図をみて地形を頭にたたみこむ必要があった。
いまはインターネットですごい情報をもらえる。
デジカメでリアルに情報を得ることができる。
2年前ワンダ-ホウゲルの同窓会があり、20年ぶりに大山に登ってからまた山行きに憧れ、心に火をつけてしまった。
自分に体力があるあいだに憧れた山には登っておこうとおもう。
あすなろでなく、今この時、今を大切に感謝して、二度とない、時を大切して悔いのない登山をしていきたい。
2021年4月 変異株コロナで4波でまた春のレジャーも自粛ムードでしかも自然災害が頻発する可能性が増している。
こういう世の中だから学生時代に培ったワンゲルの自然の生活体験が生きてくる。
いざという時には野外で生き残れる方法を知っている。賢者になろう。
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