幸い私は山を下りて下界での登下校、当時稲荷山に住まいする生徒たちは必然的
に中学校(深草)の陸上部(長距離が得意)で活躍をされていた。今回は頂上の
西村維人君の話であります。教師として最初の東山高校、そして、次の府立東宇
治高校10年終えて教育大学附属高校教員の際の話です。高校生の体育実技の指導
中の話です。冬季の体育実技は2時間連続授業でグラウンドを約110分(50×2と休
憩10分で)グラウンド大回り1周約400mを30~40周の持続走が実施されていた。
授業を何かの都合で欠席すれば、稲荷山の頂上の西村君の末広大神まで数名と、
付添い者と走って、稲荷山頂上のハンコを貰うと言う補修を課しておりました。
風邪で欠席すると、この方法を採用していました。毎回グラウンドで16kmを走
るより校外に出て、そして稲荷山お山1周して体育の持続走とする。これは私と
生徒の意見を参考に決めたもので、概して生徒たちには評判が良かったのです。
JR伏見稲荷駅下車から正面の大鳥居
本殿!
一杯の参拝者の千本鳥居を迂回して、静かな鳥居道を行く・・
お山1周のスタートゴール分岐点、四ツ辻、最近は左回りが
多かったので今日は右回りとした。 ↓末広大神(西村氏運営)
生徒と一緒に稲荷山お山1周は楽しい授業の1つとして中々評判良く、その姿を、
西村維人君とお山で出会ったのがそもそもの始まりでした。東山の生徒であった
西村君が、荘治先生って声を掛けてくれたのです!そうこうするうちに、止む無
く持久走を欠席せざるを得なかった生徒が、その補修としてグラウンドを110分
走るより稲荷山1周にしてくれませんかと頼むのです。ここで頂上の西村氏宅登っ
て来た証明を貰うことに致しました。読者のみなさん教育大学附属高校では黙々
とじっくりjoggingの心地良さ・快感を知る生徒が多くいて、私は驚きと同時に、
これ迄の高校では無かった実感を得てワクワクした。発想の転換を成し遂げた先
人の卓見に敬意を表したのを覚えております。先に私のBlogでも紹介のグラウンド
での110分間持続走では同心円上を走り、これまでの価値観の違う授業に取り組
みました。体育を競争時間と恐がり逃げ出したい気持ちの生徒が、体育成績は
1・2/5段階・10段階の生徒が4・8/貰って取組む姿勢を評価した結果として感謝
大喜び、私も体育嫌いの生徒に教えてあげたいと希望進路を変えた運動苦手と言わ
れ続けて来た生徒から卒業後お礼の手紙を頂いた感激を鮮明に覚えています。
宝物です。
※ 同心円上に走るとは、余力ある生徒は半径長く外回りを、しんどく辛いな
と感じる生徒は半径短く内回りを走る方法、つまり参加生徒全員110分間
を走り切る。ただ走る距離は生徒によって異なる事のだが、いつでも誰で
もが先頭を走れると言う。不思議な持続走なのです。これを思い立ったの
は旭化成へ(宗兄弟、谷口、森下他数々の世界的マラソンランナーが育つ)
宗さんに頼んで宮崎まで希望生徒と研修に行きました。その時にひらめいた
のです。それは強い谷口選手などは集団でのロード練習時、平気で立ち止ま
ってシューズの紐を結び直したり、進行方向の道以外へ、わざと集団と違う
方向に走っていくのです。分りますね!集団からわざと離されて追いつくの
事を自分独自の練習と課していたと言う事なんです。
走ってると・・頭空っぽになる・・なぜかそんな時ひらめくのです。・・
自然に溶け込むと・・同じような事が起こるんですネ・・
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【歩きメモ】
19381歩・14.1km・46g・2336kcal
日記風川柳
「稲荷山 時には酷使 懐かしく」
「階段の 整備しっかり 安心し」
「おキツネと 稲穂刈りと 商いに」
「鳥居建て 朱鮮やかな 大儲け」
数千万円大鳥居の落成記念写真と遭遇し
ー1年前今日のブログ記事ー
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