昨日、守山図書館へ返却と次の借り出しを致しました。
このシリーズを聴き始めて、最初に遠藤周作氏の『恋愛とは何か』より
から聴き始めました。下のレビューにもある通り、もっと早くに接して
置くべきであったと、今更ながら遅きに失した感が強くあります。
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先ず、今朝ほど聴き終わりまして感慨一入と言うところ、多くの読後感、
レビューを見るにつけ、大いに参考になり、恐れ入りました。中に、驚く
表現が有り全く同じ言葉を私に主張した元妻の場面がありましたので仰天
とともに、今回の様な初めてのスタイルのBlogと、させて頂く事にいたし
ました。 アンドレ・ジイド 1909年「狭き門」いとこのアリサの結末!
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朗読 : 山本學氏
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私の試聴後の感想・・私に対して無理な背伸びし続けて来た。長い間の背伸び
に疲れて苦しい背伸びから逃げ去りたくなった。周作氏は、さあー!目を覚まし
てひとつ前へ進もう。そして、真実の想いを相方に語り掛けよう、と言う。
◎背伸び=マスクを付け続ける(不安が長く続く)
「愛とは、意志であり忍耐であり、努力」なのです。・・同じ場面を再現させた
彼、遠藤周作氏の言葉に触れて、私は全身に雷を受けてショック状態であった。
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以下は、レビューそのほとんどをupしました。
・女性のための恋愛書であるが男性が読んでも楽しめる内容である、時代の違いは感じるが情熱と愛について様々な本を題材にして分析しており成程と思うところが随所にある、「安定は恋愛を殺し、不安は恋愛を生かす」という筆者の言葉は恋愛の矛盾を突いており名言です。
・もっと若い頃に読んでおけばよかった。せめて大学生の頃に。できれば高校生の頃に読みたかったな。文学の力って、こういう、こころが強く動いてしまって、自分の力ではどうしようもなくなってしまう状態をとらえて、考えて、言葉にして、伝えることにあるんだなと改めて確認した。昭和47年の本だけど、今でも役に立つ。
・この本に関しては初めて恋愛をする女性、また男性や自分の彼氏についてよく分からない人にとって聖書として読んでみるのも良いかもしれません。本に出てくる言葉は時には恥ずかしくなってしまうかもしれませんが、読んでいると私たちが普段知らない男性の一面を理解することができます、いっきに読むのではなく一章ずつ本の中にいる先生と恋愛とは何かを考えてみると楽しめると思います。
・愛と情熱(恋)とは違う、愛は忍耐と努力によって創り上げていくものっていうところは納得した。愛するとは大変な事なのですね… また情熱を終わらせないためには、手に入れないしか方法は無いって書かれてて、恋とは儚いものなのだなあと感じた。 愛も恋もどっちも難しいなあ
・安定は情熱を殺し、不安は情熱をかきたてる。
・情熱と愛の違いについて、よく書かれていた。 安定した関係の先に待っている倦怠期や、ドキドキする関係性を通り越した先に、お互いがお互いを本当に想いやって、時には忍耐も必要としながらもそれを引き受ける覚悟を持ちつつ、深くゆっくりと育んでいくものが愛なんだと思う。あと、分かんなくなったときは大好きなところをいっぱい見つける。思い出す。だって好きなところがたくさんあるから今までの付き合いがあるんだもの。
・小説ではなく、恋愛についての考察本。何だか今更な気持ちで読み始める。氏が特に後半に何度も綴っていたのは、恋愛は情熱であって愛とは異なり、愛とは恋愛の先に在る、ということ。想い患い、恋い焦がれる、それはあくまで情熱であることを理解しておくべき、と。この言葉はもう四十数年前に残されているけれど、今も変わらないことだろう。十年前の僕にそっと、差し上げたい一冊だなぁ。
・恋愛は愛ではない、胸のトキメキであり情熱に過ぎない。 情熱は不安によってかきたてらる。 今読んでも全く古臭く感じない、恋愛の本質はこの先も変わらないのだろう。
・まさに恋愛の教科書。時代は変わっても人の感情の本質的な部分は一緒なんだなぁ。一応まだ'お嬢さん'であるはずの自分が、いつか恋愛を月の世界の出来事ではなく、現実で知る日が来るといい…な?
・恋愛とは何か。少し先人の智恵をお借りしたく。情熱と愛の差をしっかり心に留めて、恋愛をした際には素敵に実るよう頑張りたい。愛って不思議だな。そして、恋愛の苦しみによる情熱を、追い求めるだけにならないように気を付けたい。
・はい、周作さんです。けど、小説は読んだことが無くて(苦笑) 基本は同じ!特に「デートのエチケット」では「自分を小出しにしましょう」「男性は未知なる物への好奇心や所有欲が強い」とありました。初デートでは「手を握らせるくらい」にしておくとか。結構具体的なアドバイスで楽しく読めましたよ。全体的には真面目な文章なのですぐに眠くなっちゃいましたが(笑) 周作先生の授業を聞いているようでした♪
・昭和47年に出版された本なのに、著者のメッセージが全然古臭くなっていないのに驚く。今も昔も恋に悩む男女の心理はあまり変わらず、現在悩んでいる人にも示唆を与えてくれる良書。一番心に残ったのは、情熱と愛の違いについての見方だ。「恋愛という情熱を持つことは誰にでもできる。しかし、愛は誰にでもできるものではない」、「毎日のめだたぬ平凡な結婚生活は決して情熱のように派手で楽しいものではなく、時には疲れ・・・。しかし、そうした地味な共同生活から、愛は少しずつ育つのです」、「愛とは、意志であり忍耐であり、努力」。
・こんにちは。リアルでこの本から学ばれたのですね!こういった本はたくさんでているけれど、とても本質をついた内容で、私も学生の頃に読みたかったな。「情熱を内に秘めつつ、品性を保つ」など、今でも通用しますね。
・私が学生の頃、一般的によく言われてたのは、「あなたを大切にする男子はあなたを大事にするので急ぎません」みたいな理屈だったけど、遠藤周作氏の説明の方がずっと真実に近いんじゃないかなー、って思います。
・女性のための恋愛書であるが男性が読んでも共感できる内容です。情熱と愛について等筆者なりの分析をしており面白い、時代が違いすぎる感じはあるものの本質的には40年前と変わらない気がします。「安定は恋愛を殺し、不安は恋愛を生かす」は恋愛の矛盾を突いており名言です。
・女性がわからないとお嘆きの男性にこそ読んで頂きたい本です。もう20年以上前に読んで男子校で教えていた頃のネタ本でもあります。今、20年経って読んでも新鮮です。流石、遠藤周作先生のアガペーに満ちた教えがここにはあります。※アガペー(ギリシャ語)神の人間に対する「愛」を表す。神が人間を愛することで、神は何かの利益を得るものでないので、「無償の愛」とされている。
・恋愛論というものを初めて読みました。女性向けに書かれているエッセイですが男性的心理も女性的心理も細かく説明されています。僕は男性ですが女性という不可解なものに対して日々思っていたことがキチンと言語化されました。情熱と愛の違いはとてもわかりやすい対比でしたし、男女同権論と男女同視論の違い、性についての概念、愛のテクニックなどおもしろい文章ばかりでした。若い女性がこの本を手に取ればわかりやすいような間違いはしないだろうなぁ。僕も思春期のころに読んだらもうちょっと器用に振る舞えたかもしれない。
・情熱(陶酔)と愛(忍耐・努力)の違いについて様々な本を題材にして分析。レファレンスが豊かで参考になる。ジュリアン・グリーンの「モイラ」、「ダフニスとクロエ」、スタンダールの「恋愛論」、アンドレ・ジイドの「狭き門」、「太陽の季節」など、読んでみたくなった。他にも見栄と虚栄の違い、戦中世代と戦後世代のスタンスの違いもなるほど!とうなるばかり。
・遠藤周作の女性のための恋愛論。太陽の季節の考察や、『見栄』の意味の解釈など、なかなか面白かった
・見栄は自分の弱さや感情を隠して他人からよく思われようとするサービス精神。相手に屈辱感や嫉妬をあたえるものでなく、他人の利益をサービスするものであり、他人を栄さす。虚栄心と見栄の違いが面白かった。さすが遠藤周作先生。
・男は征服欲のかたまり。情熱によって恋愛が生まれる。情熱が冷めたときに、初めて愛することができる。もし娘ができたら、読んでほしい本。
・半身浴のお供にコツコツ読破。時代背景はかなり昔な気がするけど・・・結局何年経とうが何十年経とうが変わらないテーマだと思った。愛と情熱は間違えないよう気をつけましょう。
・分かりやすく、親切な本だと思います。世の中に恋愛論はたくさんありますが、曖昧さや、中途半端さがなく、物事をはっきり言ってくれているのがとても読みやすい。男性としても、読んでおいて良かったです。また、有名な西洋文学作品から参考例に入ることも、より広がりがあっておもしろかったです。
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【歩きメモ】6480歩・4.6km・17g・1537kcal
日記風575
「時流れ 冷静事実 人なりぬ」
「意志力 耐えて寛容 努力也」
「トキメキと 愛の違いを 胆とせよ」
「座右には 温故知新と 言うだけで」
―1年前今日のブログ記事ー
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