少し前、
コロナ騒動が大きくなり始めた頃に
ピアノコンクールが予定されていたので、
中止になるかどうかヒヤヒヤしましたが、
ギリギリ、なんとか無事に開催されました。
数日遅かったら中止だったと思う。
息子、これを機に
少し成長したように思います。
私としては、
勝手に練習してくれるようになったことが
なにより嬉しい。
(ソルフェージュは
やらせないとやらないけど)
(ハノンも、あわよくば端折ろうとするけど)
はっきり言って、
ここさえクリアしてくれたら、
私としては
もう何も言うことはありません。
後はどうぞご自由に!(^▽^)
ああ、肩の荷がおりた。すっきり!!
本人も、
ぼく、最近、ピアノが楽しいんだよねー!
とご機嫌です。
自らピアノに向かうようになり、
自然と長く練習できるようになり、
気がつけば、
お母さんは「お尻叩き係」を降りて
気楽に構えてる。
これって、
ぼくが成長したってことじゃん?!
と満足気。
更に、先生にも
「何かを掴みかけているような気がする」
と言ってもらえて、ホクホク。
賞を頂けたのも
大きな励みになっているようです。
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そして、いよいよ次の曲です。
先生から提案されたのは、
ショパンのエチュード。
人前で披露するために仕上げることを
目標にするのではなく
(それは大変過ぎるから)、
譜読みの練習、技術の練習として
ということで。
(以前から弾きたいと熱望していた
諸般の事情でお預け)
数年までは完全にピヨピヨだったし、
ほんのちょっと前まで
白目剥きそうなガチャガチャだったのに、
ショパンのエチュード・・・
どれか好きな曲を、と言われ、
息子が選んだのはOp.10-4。
これまた難しい曲を選んだもんだ。
本人は
ちょーかっこいーー!
と気分上がってます。
でも「無理はしない」をモットーとする
へなちょこなので、
「1日2小節片手のみ」とか、
心に負荷がかからない範囲で
ぼちぼち始めて
おお!弾けた弾けたと喜んでいます(笑)
いつになったら
この「へなちょこの殻」を
破ることができるんだろな。
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曲選びのため
ショパンのエチュード集を
一緒に聴いていて思い出したこと。
別れの曲(Op.10-3)。
これ、高校の卒業式で歌ったなぁ、と。
懐かしくなって、歌詞を探してみたのですが、
違うバージョンのものばかり出てきます。
あれーー?
なんとか記憶を絞り出して思い出した歌詞は
こんな感じ。
「過ぎにし春の日、花の香、薫る夕べ
友とうち連れ語りし日の思い出浮かぶ
別れの言葉を萌えいずる若草に秘めて
また会うその日の幸をば願いて
変わらぬまことの言葉こそ
ああ君よ忘れずや(この辺、曖昧)
若き日、若き日の夢」
とても印象深い思い出の曲です。
あまりにも美しいから・・・・
というだけではなく、
高音、誰も出せなかったから。(女子校ですが)
つまり、最も盛り上がる部分がほぼ無声になる。
オクターブ下げれば、
それ以外の部分が低くなりすぎて出ない。
これ、どうすんの?
誰も歌えん曲、選ぶなよ!
と皆でブツブツ言った記憶があります(笑)
キー下げて、楽譜書き直せばよかったのにねぇ。
音楽の先生、
ショパンに敬意を払って
声が出なかろうと、何が何でもこのまま!
と踏ん張ったのか、
単に楽譜を書き直すのが面倒だったのか、
はたまた書き直したら弾けなくなるからなのか・・・
さあ、どうなんでしょうねー。
今となっては真相は闇の中。