olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

突発性難聴

2021-10-13 | 中3
先月のことですが、
突然、息子の耳がおかしくなりました。


はじまりは高音の耳鳴り、
ある種類の音が異様に響いて聞こえ、
耳が痛い、
飛行機で気圧の変化により経験するような
閉塞感があり、聞こえ方がおかしい・・・
などの症状でした。


結果から言いますと、
それは突発性難聴で、
1週間のステロイド服用
(ビタミンB12、血流を良くする薬も併用)により
無事、回復しました。


運悪く、発症当日は私のワクチン接種日。
息子は、なんかおかしいなぁと言いながらも
学校に行きました。
その翌日は息子のワクチン接種日で、
その次の日は副反応で動けず、
耳鼻科を訪れたのは
発症から3日後のことでした。


・・・という話をチェロの先生にしましたら、

「本当は、接種を遅らせてでも
耳鼻科受診を優先した方が
良かったかもしれない。
突発性難聴はね、発症当日、遅くても翌日
できるだけ早く治療しないといけないんですよ。」

と仰いました。


・・・そんなシビアなものだとは
知らなかった!

過去に私も、突然、
片耳が詰まったようになり、
自分の声は内部で響くし、人の声はくぐもる
気持ちの悪い聞こえ方に
なったことがあるのですが、
半月ほど?(かな?)で自然治癒したので、
これはしゃっくりみたいなもので、
何かの拍子に突然変になって、
そのうち治る…
くらいに捉えていたのです。

とはいえ、息子に関しては楽観視せず、
早めの受診を心がけたつもりだったのですが、
考えが足りなかったんですね…。

次、同じようなことがあったら、
即日、動こう!!



突発性難聴、
音楽家(クラシック)に多いそうです。
で、実際、聞こえなくなってしまった方も
先生の周りにいらっしゃるとか。

原因は不明ですが、
ストレスが引き金になると
言われているらしいです。

なるほど、クラシックの演奏家となると
長時間のストイックな練習、
果ての無い高みの追求、
本番前の過度な緊張、重圧…
それが、ずっと続くんですもんね。
ストレスと共存するしかないような。


先生は、息子についても、

「オケの舞台があったからかな。
ソロもあったしな。
オケ中のソロは、
ソリストの緊張とは違う種類の
緊張があるから…
きみは初めてだったしな」

と、慮って心配してくださったのですが、

「え。それはないと思います

と即答する息子と私。

いやだって、本当に、どう考えても
ストレスと言えるほどの練習や緊張は
していないのですよ。
(ゼロとは言わないけど)


原因が音楽ではないとしたら、
じゃあなんだろう。

息子のストレスって???


「学校は息抜き」と言い切り、
学校生活を満喫しています。
(学校 ≠ ストレス)

楽器の練習や勉強は、
始めるまでは面倒臭いけど、
やり始めたら、結局気持ちよくやっている。
というか、楽しめる範囲でしかやらない。
(勉強、練習 ≠ ストレス)


となると、考えられるストレス要素は
「忙しさ」でしょうか。
実際、予定が立て込んでいたし、
それが良くなかったかと一瞬思ったのですが、
いや、まてよ、
とはいえ、練習時間より、勉強時間より、
遊び時間が長いじゃないか!
と思い至る。

彼の「遊び」は、スポーツ系の外遊び、
生き物の捕獲やお世話など、
身体を使った発散系の遊びが主です。

遊び時間を減らせば
かなり時間的余裕ができるけど、
息子にとっては
それは本末転倒だよね(笑)
のんびりなんてしなくていいから、
1分でも長く遊んでいたいんだよねー。


こう考えると、彼の生活のほとんどは
「息抜き、娯楽、楽しみ」で構成されている
ような…。
少なくとも、頭の中身は、ほぼ息抜き一色
息抜きの合間に、
やや義務的色彩の強い勉強や練習を
チャチャッとこなす感じ。


この調子ですからね。
ストレスなんて
本当に全然思い当たることが無くて
二人で考えあぐねていたのですが、


・・・あった!
一つだけ、過去に類を見ない、大きなストレスが!

ワクチン接種の恐怖だ!!


息子、注射がとっても嫌いで
(いや、好きな人なんていないだろうけど)、
怖くて怖くて、
注射のことを考えるだけで
文字通り居ても立ってもいられなくなり、
かなり前から
既に2回目接種が終わった周りの人に
「痛くなかった?」
「1回目と比べてどうだった?」
「どんな感じの痛さ?」
と聞きまくっていたのです。

そして想像を膨らませ、
針を身体に突き刺される恐怖を増幅させては、
日々、己の不幸な運命を
嘆き悲しんでいたのです(笑)


息子にこの「注射の恐怖原因説」を言うと、
「絶対そうだ!それしかない!!」
と、一も二も無く賛同してくれました。

そして、
「決めた。ぼく、もう絶対に注射しない。
だって難聴になるから!」
と宣言。


私は、そうかそうか、と苦笑いしながら、
ストレス期間が短くなるように、
今後、注射の必要性があるときは
できるだけ直前に伝えるようにしよう
と密かに心に誓ったのでした(笑)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (michi)
2021-10-18 01:46:30
Soratombo さま
こんにちは!突発性難聴、内服で無事回復されてよかったですね。題名を見てなにごとか、と思いましたが安心しました!
わたしは以前耳鼻咽喉科で働いていましたが、やはりなるべく早めに行くのが1番と思います。お大事になさってください。
返信する
michiさま♪ (soratombo)
2021-10-19 11:17:30
ご心配いただき、ありがとうございます。
やはり早めの受診が肝要なのですね!

幸いなことに何事も無かったかのように回復しましたが、もし聞こえづらさが残ったら、音楽、諦めることになったかも…と思うと、自分の判断ミスに冷や汗が出ます。
この歳になっても、知らないことだらけ、迷うことだらけです…
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