olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

絶対に、すぐに眠れる方法

2021-09-05 | ピアノ
「絶対に、すぐに眠れる方法」を教えてもらいました。

薬に頼る必要なし、
グッズを揃える必要もなし。

使うのは、己の頭のみ。

起きていようと思っても
意思に反して
起きていられなくなるので、
安全な場所(ベッドの上など)でやった方がいい、
ということです。

それほど即効性、確実性のある方法なんですって。


その方法とは、
「頭の中でピアノを弾くこと」です。


頭の中に鍵盤を思い浮かべ、
自分の両手を置き、
両手、完璧に、ノーミスで弾く。脳内で。

暗譜のやり方の一つとして
教えて下さったんですけどね。

ものすごく集中力を使い、
ものすごく脳を働かせなければならないので、
あっという間にエネルギーが切れて、
脳が強制的にシャットダウンしてしまう(=眠る)
のだとか。



へーー!
そんなに効くの?!面白い。
試してみよう♪
と思った私と息子。
早速、やってみました。


息子は
「すごい!その通りだった!
あっという間に寝られたよ!」
と得意げに言っていましたが、
そもそもそんなことしなくても
あっという間に寝る子だし、
細い事にこだわらない性格なので、
本当に「1音逃さずノーミス」だったのか
どうにも信用ならない


じゃあ私はどうかというと、
それがですね、
コツがつかめず、うまくいきませんでした。


いや、ある意味、成功なんだけど…


夜中、ふと目覚めた時、
いつもなら携帯や本に手を伸ばすところを、
おお、あの即眠法を試すチャンス!
と意気込んで挑戦したんですけどね。

ところが、
始める前段階、
頭の中にピアノをイメージしようと
したところでハタと止まる。

えーと。
どんな鍵盤を思い浮かべればいいんだろ?

真上から見た図?
弾いている私から見た図?

(私は結局「自分から見た図」にしたんですが、
先生と息子は「真上から見た図」だそうです)

脳内カメラの設定に手間取るついでに
細事が気になり出す。

服とか、指の見え方とか、
光の具合とか、
ていうか、どのくらいの精度で
映像化すればいいの?とか・・・。

いやいや、これに時間を取られては
いつまで経っても弾けやしない!
ともかく先に進もう!

と気を取り直し、
やっと演奏に入りかけたものの、

おっと、いきなり左手の和音が怪しい。

ここ、簡単なはずなんだけど…
どうだったっけ??
と悩みはじめ、
片手の練習からやり直すことに。(脳内で)

ところが、
音を確認しようとすると、
まず主要な音名、
内声まで思い出そうとすると
楽譜が思い浮かぶもんだから、
音→楽譜→手の映像
無駄に3ステップ踏むことに。

しかも、私は、映像への落とし込み作業が
どうにも苦手なようで、
映像の動きがぎこちなくて気持ち悪い。

その後も、
片手が休む場面では、その手が映像から消えたり、
右左、別々に認識しているもんだから
鍵盤の連続性が損なわれたり、
いつの間にか映像がアニメ風になっていたり、
気を抜くと
ロウソクで撮影してんの?ってくらい
画面が暗くなったり、
いろいろと映像の不備が生じるんですよね・・・。

ええい!
私の求める絵はこれじゃない!
みたいな(笑)


その不備の修正に手間取っているうちに
眠ってしまいました。


つまり、
「眠る」という目的は果たせたものの、
全く練習にはならなかったという。


映像化、難しいーーー!!!


-----


これをやってみて気付いたこと。


私は、どうやら、映像化が苦手ということ。

普段、鍵盤と手を見ながら弾いているはずなのに、
あたしゃ一体、何を認識しながら弾いてるんだろ??


あと、
普段、自分が、いかに頭を使っていないか
ということ。

ピアノ弾く時もそうだけど、
きっと、
いや、絶対、
いついかなる時でもロクに頭は使っていない。

眠れない=身体も脳みそも使ってない
って事実は、
単に運動不足を指摘されるより
ショックかも。

だって、運動していないのは明白な事実だけど、
それなりに読んだり書いたりしているんだけど…
でも、実質的には、脳みそ大して働いてないってことで…

私のリラックスタイムと勉強・仕事時間との違いは、
堂々と休んでいるか、
考えるフリして休んでいるかの違い
ってことなんですねぇ。


バカの考え休むに似たり。


・・・・。


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