olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

寝る前の読み聞かせ、卒業?

2016-10-24 | 4年生
3歳3ヶ月で入眠時の母乳を卒業した時から、
おっぱいの代わりに創作素話が
入眠の儀式になりました。

それがいつからか絵本の読み聞かせになり、
以来、6年間、寝る前の読み聞かせは
どんなことがあっても欠かせないものでした。


寝る時間が遅くなって
今日は読み聞かせ無しでサクッと寝よう!
と言うと、

「1ページでも1行でもいいから読んで~!!」

と、しつこく、すがるようにお願いされたものでした。

4年生になってからも、こんな感じだったなぁ。



ところが。



ハリーポッターシリーズを読みだしてから、
変わりました。

長い話なので、きりのいいところ(章の終わり)
まで読もうとすると、
30分くらいかかったりする。

・・・疲れる。

しかも私は普通にゆっくり読むから
一章読み切るのに時間がかかる。
喉が乾く!
本が重いから手が痛い!
ギブアップ〜!

が、とにかく続きが気になって
うずうずしている息子は
簡単に終わらせてはくれない。
ついに、

「お母さん、疲れたの?
 じゃあ続きはぼくが読んであげるよ!」

と、得意の早口モードで
一気に読み進む。
息を吸う間も惜しんで読むから
聞く方は大変なんだけど。
いや、ほんとに。

それはともかく、このスタイルが気に入った息子、
ハリーポッターの時は
交代制で一章読み切るのが定番となりました。

いつもはやらない「音読」の宿題も
これでばっちり。一石二鳥!

今思えば、これが変化の兆しでした。


そして秋休み。

帰省中、毎日寝るのが遅くなり、
読み聞かせがいいかげんになりました。
(これも今までになかったこと)

一応、寝床に本を持って来るんだけど、
なんとなく、読み聞かせから
気持ちが離れている雰囲気。

自宅に戻ってからも、
時間が遅くなれば、こちらが言わずとも
「今日は読むの無理だねー」
と、さっさと寝るようになりました。

今までなら、
忙しかろうが、疲れていようが、時間が遅くなろうが、
絶対に読まないと納得しなかったから
これは大変化。


そして先日。
息子、いそいそとベッドに
「ひみつのカレーライス」と「おはなしのろうそく」
を持ってきました。

おや、1,2年生の頃によく読んでた本。
珍しいな。
今日は久々に「読んで~」かな?
と思いきや、

「今日はぼくがお母さんに読み聞かせてあげるね!」

と読意気揚々と読んでくれました。


うーーん。
新たな展開。

これからは私が読み聞かされるのかしら?



後で、

「最近、なんか変わったね。
ちょっと前まで読んでくれないと寝られない!
って騒いでいたのが嘘のようだねー」

と言うと、

「えー、ぼく、そんなだったっけ?(笑)
もう別に読んでもらわなくても大丈夫な気分だよー

と。



おお。


もしかして、これが読み聞かせ卒業の時なのか⁈

読み聞かせ命!が長かったから、
一体いつそういう時が来るんだろう?
まさか中学生になってまで、やらんよねぇ??
…まさかねぇ…
って、密かに疑問だったのー。


なかなか感慨深い瞬間でした。

9歳10ヶ月。

早いんだか遅いんだか知らないけど。


これでパッタリと終わる訳では
ないかもしれないけど、
フェイドアウトの準備は出来てきた
って感じね〜。

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