olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

3年生で読んだ本(読み聞かせ)

2016-03-05 | 3年生
3歳からずっと、今も、
寝る前に読み聞かせをしています。

どんなにスラスラ自分で読めるようになっても
これは別腹らしいです。

たいてい、長いお話を少しずつ読み進めます。

子どもが読んだ本を
全て親が把握するのはもう無理ですが、
一緒に読んだ本なら、なんとか覚えています。
3年生で読んだ本のうち
良かったものをメモしておきます。


「モモ」
「はてしない物語」
ミヒャエル・エンデ

どちらも、とても深いお話し。
子どもと一緒に読めて良かったと思う。

後々になっても、たとえば、
「なぜゲームを買わないか」とか
「なぜうちにはテレビがないのか」とか
「お母さんはどんな物語が良いと思う?」
とかいった話を息子がしてきた時に
モモやファンタージェンの話を
引き合いに出して説明したら
すっと納得できるようでした。


「赤毛のアン」
「アンの青春」
モンゴメリ

茂木健一郎さんご推薦
「男の子にこそ読んで欲しい女の子に人気の物語」。

冗長な表現も多いので、さて、息子はどうかなー?
と思いながらでしたが、これが大ヒット。
口数の多い子だから口数の多いアンに共感したのか(?)
冗長な表現も全く気にならないようでした。

特にアボンリーの美しい自然を表現する
長々とした記述は大好きなよう。
きっとアンのように想像力を使って
頭の中に世界を作り上げているのでしょう。

可笑しかったのが、アンとギルバートのくだりになると
息子はもう居てもたってもいられなくなり、
「ひゅーひゅーひゅー!!」と
もんどりうって喜ぶこと(笑)
これ、息子が初めて読んだ恋愛小説なんだなぁ!と
気付いたのでした。


「アンの青春」になると
デイビー・キースの悪さ度合いが
面白くてたまらない。
自分はそこまで悪くない!と安心して
他人事として楽しんでいるようでもあり、
親としてはその姿が面白かった(笑)


「ドン・キホーテ」セルバンテス

ちょうど「ドン・キホーテ」のバレエを見たので
読みたいという息子の強い希望で読み始めました。
私も初読だったのですが、面白かったです。

古風な言い回しも、ドン・キホーテの個性として
楽しんでいて、「なぜと申すに~~からじゃ」を
使って遊んでました。

ドン・キホーテは、ただの狂人って訳でなく、
教養深く、思慮深い、心優しい人。
普通にしていたら、間違いなく尊敬される人。
そういう人が、また同時に狂人である
というところが不思議なようでした。

サンチョも、単純で無教養で、無遠慮な人からは
よくからかわれて笑い者にされる人なんだけど、
純粋で、正直者で、心優しく、
いざとなれば他人があっと驚くほど
物事の真実を直感的に見抜いて
正しい判断を下したりする。

…不思議だよね。人間って。
子どもも、そんな魅力がわかる歳になったんだなぁと
これまた感慨深かったのでした。


そしてこれから読もうとしているのが、

「シェイクスピア物語」


バレエやオペラ、音楽で既に馴染みができている
お話がちらほらあるし、
たぶん興味深く読めると思う。


そして「ホビットの冒険」「指輪物語」
それから「ハリーポッター」あたりも狙っています。

これくらい長い話になると
読み聞かせではなかなか終わらない。
図書館で借りると返却期日がすぐにくるので
困ります。
買おうかなぁ、と思いつつ…。

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