olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

小学生、日本の古典に親しむ

2018-01-22 | 本とか
古典というと、理解するのに知識と我慢が必要な
敷居の高い教養科目…
(で、恐る恐る正面からのこのこ行くと、
私などあっという間にノックアウトされて
早々に退却してしまう)
なんですが、
今は、子ども向きに読みやすく易く
紹介してくれる楽しい本が
いろいろあるんですね。

息子が時々図書館で借りてくる
「ストーリーで楽しむ日本の古典」シリーズ、
私もたまに横から読むのですが、
サラッと読めて面白いです。


息子はこれまでに
「今昔物語」、「百人一首」、「雨月物語」、
「南総里見八犬伝」を借りてきていました。
今回は「枕草子」。



作品によって話が女房たち(←役職の女房です)の
ゴシップから始まったり、
ブログ風だったり、一人語り風であったり
いろいろですが、
どれも読みやすいよう工夫されていて
退屈知らずです。
古典への気軽な導入にはもってこい。

こんな本が自分の子どもの頃にあったら
もうちょっと古典が好きになっていたかも…

そうそう、「あさきゆめみし」のおかげで、
源氏物語が出た年のセンター試験の過去問、
満点とれたのを覚えてます。
(古典は苦手だったから、これは快挙だった!)

頭中将が金髪癖毛であろうと、
女性がみんな同じ顔に見えようと、
この際、構わない!
とにかく親しみを持つことがすごく大事で。

何となくでも全体を把握していたら、
細部がイマイチ分からなくても
想像で補うことができて、
それで何とかなることも多いから。

とにかく、このシリーズと百人一首のおかげで
息子の平安時代あたりの知識は
随分増えたようです。

家族で車で出かける時、
息子の要望で「しりとり」をよくするんですが、
息子の答えに
みす(御簾)」とか「みかきもり(御垣守)」とか
えぼし(烏帽子)」とかが登場して
こっちが一瞬止まってしまいます。


(御垣守は百人一首で覚えたらしい。
 「御垣守(みかきもり) 
衛士(ゑじ)の焚く火の 夜は燃え
   昼は消えつつ ものをこそ思へ」

  大中臣能宣)


まあいいんだけど、友達同士のしりとりだったら
誰も知らなくて却下されそうな答えだなぁ(笑)

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