olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

ダニール王子

2021-02-12 | バレエ
息子の推し、ダニール・シムキン。

(↑こちらは8年前、25歳頃の映像)

バランスの良いプロポーション、
完璧なテクニック、優雅この上ない動き、
美しい顔、邪気の無い明るい雰囲気…


ふわー、まさに王子様だね!
と私。

うぉー、なにこの常に美しいつま先!
変なことしてるのに優雅!
と息子。

二人で身悶える(笑)



うーん、この王子感!
素晴らしい。


・・・でも、そうね、
冷静に考えてみると、
ホントのホントのリアル王子様というのは、
当然ながらイメージ通りにはいかない訳で。
残念な人の場合もあるし、
歳をとったらハゲたり太ったり…
ま、人間ですからね。



クラシックバレエの主役王子は、
昔話の王子と同じかな。

高貴な身分=美=善

この三位一体に疑問を感じてはいけないのです。

(一応、主役がイケメン村男で、
残念貴族が横恋慕する脇役の場合も
あるのだけれど)


ダンサーはみんな若くて美しく、
その中でもひときわ際立つプリンシパルが
主役を踊るわけですから、
「美」に関しては問題なし。


問題は「善」。
クラシックバレエの主役(男性)ってね、
現代の感覚では、
それってどうなの?みたいな役柄も多く…

たとえばアルブレヒト。

ちょっぴり苦悶の表情をして
「崇高な愛に苦しむ僕」を演じてますけどね、あなた、
どう考えてもそれは
ただの無責任な軽い浮気でしょ!

ああ、ジゼル、
その男に慕う価値は無い、
目を覚まして!
世の中にはもっと良い人、いっぱいいるよ!
と見る度に口出ししたくなる。


なんだけどね、
ダニール・シムキンがアルブレヒトを踊ったら・・・

(ダニール33歳の映像)

いや、もうその魅力、反則!!
ジゼルが命を落としてもなお
彼を守ろうとするのも
詮方ないと思ってしまう。

観客にそう思わせてしまうのが
プリンシパルのなせる技、なんでしょうね。



・・・余談ですが、私は
ダニール・シムキンが歳をとったら
ロバート・カーライルに
似た感じになるのではないかと
こっそり思っているのですが、
息子に怒られそうなので
内緒にしています(笑)


~~~


リアル王子は生まれた時から王子だけれど、
「ダニール王子」は一日にして成らず。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (soratombo)
2021-02-12 21:14:44
candycandy さま

コメントありがとうございます♪
バレエ、上手な人はフワッと跳ぶんですよねぇ。驚くほどの高さ、正確さで…常人とは働いている重力が違うのではないかと思うような…しかもあくまで優雅✨うっとりですよねー♡

息子は…観るとやるとは大違いで、真似をしようとしても似ても似つかぬ自分に己の未熟さを思い知るばかり。で、ますます「ダニシム、すげー!」になるようです。
あまりに高すぎる目標ですが、少しでも近づけたらラッキーと思って精進して欲しいところです。それも若さの特権!と思います(^-^)

息子さん、山本五十六とは、これまた渋い!(爆笑)
うちの息子も実は歴史オタクですので、似たようなことを言いますよ〜。私には理解できない「カッコよさ」を歴史上の人物に感じるようです(笑)
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Unknown (candycandy)
2021-02-12 20:01:01
こんばんは💕

今回も素敵な王子さま💕の紹介をありがとうございます💕

見た目は、まさにリアル王子さま💕
しかも‼️カプリオール、というのですか??が、むちゃくちゃ高い位置‼️
凄い💕

soratombo さまが羨ましい💕
王子さま💕をかっこいいと目指してくれる息子王子💕
いいなぁ~💕

うちの息子は、山本五十六、チョー来てる‼️とか言っていて、母の苦労は⁉️って言いたくなります💧
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