折しもうちが急浮上の通塾問題にアタフタしている時
(→(1)(2)(3)(4))
朝小からこんなニュースメールが届きました。
「中学受験のメリット・デメリット」
かいつまんで書き出してみます。
まずはメリットから。
(中学受験の)メリットは、
「安定した環境のなかで6年間充実した教育を受け、
青春を謳歌し、しかも大学進学にも有利」。
ですって。
息子の受ける学校は、
昔ながらの詰め込み型進学校
という噂。
魅力はあまり・・・。
ただ、クラス数が少なく
行事や部活などは高校生と一緒なので、
まだ小学生の面影が残る中学生が、
もう反抗期も抜けて
大人に片足突っ込みかけた高校生たちから
可愛がられるという
微笑ましい光景が見られるそうです。
それはいいな、と思います。
息子本人が考える最大の受験メリットは、
その中学校には給食が無いということ。
給食で、吐くほど嫌いなものを
無理矢理食べさせられるのはもう嫌だ、と。
(彼の敵はマヨネーズ)
(私にしたら、6年間弁当なんて勘弁して~
って感じなんですが、
学校の完食強制は人権侵害だと思っているので、
息子の気持ちは分かるな。)
でも、そもそも私は中学受験には懐疑的。
(「中学受験のストレス」、「中学受験に落ちた場合」)
それなのに受験を許すのはなぜかというと、
給食はともかく、
話に聞く「公立中学校における内申書の縛り付け」
がひどいので、
そんなものに翻弄されたくないな
という思いがあるからです。
けっこう、そういう人、多いんじゃないかな。
特に、従順なタイプではない男の子の親は。
いえね、中学生の子を持つ友達からいろいろ聞くんですよ。
内申を盾に、先生が脅しをかけてくる話を。
アホらし!付き合ってられんわ。
って内容なんですけどね。
この内申書問題、
尾木ママや茂木さんの本でも読んだので、
全国的な傾向なんでしょうね。
(だいぶ前の記事だけど、こんなのありました。
『「やたらと気を遣う」若者は、誰がつくったか』)
でもまあ、私立には関係無いからいいよね!
と、私立高校出身の私は
つい考えてしまうんだけど、
ところがどっこい、
この地域には私立高校の選択肢がない。
つまり内申の逃げ道は無いってこと。
・・・という地域事情があるんですよ。とほほ。
(あ、でも、他の抜け道は一応あります)
さて、記事に書かれているデメリットの方です。
「デメリット」として考えられるのは、
①遊びたい盛りの小学生に夜遅くまで塾通いをさせ、
②親は教育費負担と塾の送迎や弁当作りに忙殺され、
③やがて親子ともにストレスがたまって家庭の団欒が修羅場と化す可能性もあり、
④それでも希望する学校に進学できる保証は何もない
いや、この際、親のことはいいよ。
大人なんだから。
一番の問題は、①。
遊びや運動や睡眠が絶対的に必要な小学生を、
長時間机の前に縛り付け、
この時期にふさわしくない学習をさせるという。
本当はそんなことさせたくない。
なので、息子には、
「いつやめてもいい」と念押し。
(ついでに、「落ちたところで大したことではない」
ということも、言い続けています)
とまあ、かなり後ろ向きな気持ちなんだけど、
救いは、なんでも楽しめちゃう息子の気質ですかね。
本人が楽しんでるうちは、とりあえず。
でも、絶対、無理すべきではないと思っています。