今、図書館から借りている本。
『パパ・ヴァイト ナチスに立ち向かった盲目の人』
新聞に、おススメの子どもの本として紹介されていたので借りてみました。
小学校での読み聞かせに使える本を探すために、
おススメの本が紹介されていたら
ちょくちょく借りて試し読みしています。
開いてみると、この本は文字が多いので、
15分の読み聞かせ時間内で終わるのは無理ですね。
けど、良い本のようなので、小4の息子と家読みしました。
本文に入る前、表紙の見返し部分から
ハッとして言葉が詰まります。
のっけから喉に呑み込めない黒いものを感じながら
読み進めていくと・・・
どんどん悪くなる状況に胸の詰まる思い。
実話です。
子どもも、最後まで真剣な表情で読んでいました。
裏表紙までくると、また表紙の見返しに戻り、
しばし黙考・・・
「ナチスとか、ヒトラーとか、悪いっていうのは知ってたけど、
どういう悪いことをしていたか、よく知らなかった。
ひどいね。こんなひどいこと、よくできたもんだね」
「なんでこんなことになったんだろう・・・」
と考え込んでいました。
「本当にひどいよね。
これ、選挙で選ばれた人が、合法的にやったことなんだよ。」
「えー?じゃあ、ドイツ人がこんなひどい人をわざわざ選んだの?
なんで?」
「なんでかこうなったかってことは
ドイツでは沢山議論されて、
子どもたちにも教えられているらしいよ。
こんな恐ろしいことが二度と起こらないように、ね・・・」
「ああ、必要だよね!僕も知りたい!」
うう・・・せっかくだから
もっときちんと話してあげたいけれど、
いかんせん、私の知識があやふや過ぎて言葉に詰まる。
勉強しなければ(焦)
また、息子は
「ユダヤ人とドイツ人って、見た目でわかるの?
どっちも白人でしょ?
ユダヤ人かどうかなんて、黙ってたら分からないんじゃない?」
という疑問も持ったようです。
名前や習慣が違うし、
外見もそれなりに特徴があるらしいけど、
いろいろ混じっている人も多いだろうし・・・どうなんだろうね?
と、まぁ、私も全然分かってないので
またもや「???」で終わってしまいました。
これはもう「教える」立場にはなれない。
一緒にぼちぼち調べていこうと思います。
ついでに、国内のことにも言及。
日本人も、韓国人や中国人を差別したけど、
どっちもアジア人だし、
外見上そんなに違いがあるわけじゃない。
明らかに人種が違う人を嫌がるのはわかりやすいけど、
差別って、それだけじゃなくて、
似てるけど所属グループが違う人を
わざわざ探し出して、
一生懸命相手を貶めて、
自分の方が優れていると思いたがる、
そんな嫌な人間も世の中にはいるのよ。
悲しいことだけどね・・・
と。
ところが息子は、また「???」。
つい先月、高松塚古墳に行って
壁画の説明をしてもらい、
当時の支配層(文字を知り、知識を持っている人)は韓国人だ
という話を聞いたばかりの息子。
ついでに、首里城祭で、中国語で行われ、
王様はじめ琉球の役人が
中国皇帝の使者に跪く冊封儀式を見て、
琉球王の上には中国皇帝があり、
琉球の真の支配者は中国なんだー
ということをひしひしと感じたばかり。
「えーー?
韓国人、中国人って、
文字とか技術とかを伝えてくれた知識人で
支配者なんでしょ?
尊敬するなら分かるけど、なんで下に見るの?
ああ、そうか。
第2次世界大戦があったからあれでガラッと変わったの?」
と。
これもまたサラッとは済ませられない問題。
私も勉強しないと答えられない・・・
とりあえず言えるのは、お茶を濁した茶飲み話程度のこと。
「そういえば!(←この時点で完全にお茶を濁す態勢)
関西には韓国系の人が多いのよ。
ほら、この前、近鉄電車で鶴橋にとまったら、
焼き肉の良い匂いがしたでしょー?
あの辺、韓国系の人が多いのよ。
だから焼き肉の美味しい店が沢山あるの。
今度、行ってみようね!
けどね、一方で、関西には
韓国系の人のこと差別する人もいて、
問題になっているの。
ヘイトスピーチ、ニュースになってたでしょ?
あれもひどいよね。
お母さんの友達がね、そういう差別主義者のこと、
旧渡来人の一部が新渡来人を排除しようとして
必死になってるようなものじゃない?
ちゃんちゃら可笑しいよね、
って笑ってたんだけど、
そういう言い方もあるのかー!たしかに!
って感心したことあるよ。」
とかなんとか。
子どもが大きくなると、質問も難しくなってきて。とほほ。
自分の知識と考えの足りなさを思い知らされる気分になります。はい。
『パパ・ヴァイト ナチスに立ち向かった盲目の人』
新聞に、おススメの子どもの本として紹介されていたので借りてみました。
小学校での読み聞かせに使える本を探すために、
おススメの本が紹介されていたら
ちょくちょく借りて試し読みしています。
開いてみると、この本は文字が多いので、
15分の読み聞かせ時間内で終わるのは無理ですね。
けど、良い本のようなので、小4の息子と家読みしました。
本文に入る前、表紙の見返し部分から
ハッとして言葉が詰まります。
のっけから喉に呑み込めない黒いものを感じながら
読み進めていくと・・・
どんどん悪くなる状況に胸の詰まる思い。
実話です。
子どもも、最後まで真剣な表情で読んでいました。
裏表紙までくると、また表紙の見返しに戻り、
しばし黙考・・・
「ナチスとか、ヒトラーとか、悪いっていうのは知ってたけど、
どういう悪いことをしていたか、よく知らなかった。
ひどいね。こんなひどいこと、よくできたもんだね」
「なんでこんなことになったんだろう・・・」
と考え込んでいました。
「本当にひどいよね。
これ、選挙で選ばれた人が、合法的にやったことなんだよ。」
「えー?じゃあ、ドイツ人がこんなひどい人をわざわざ選んだの?
なんで?」
「なんでかこうなったかってことは
ドイツでは沢山議論されて、
子どもたちにも教えられているらしいよ。
こんな恐ろしいことが二度と起こらないように、ね・・・」
「ああ、必要だよね!僕も知りたい!」
うう・・・せっかくだから
もっときちんと話してあげたいけれど、
いかんせん、私の知識があやふや過ぎて言葉に詰まる。
勉強しなければ(焦)
また、息子は
「ユダヤ人とドイツ人って、見た目でわかるの?
どっちも白人でしょ?
ユダヤ人かどうかなんて、黙ってたら分からないんじゃない?」
という疑問も持ったようです。
名前や習慣が違うし、
外見もそれなりに特徴があるらしいけど、
いろいろ混じっている人も多いだろうし・・・どうなんだろうね?
と、まぁ、私も全然分かってないので
またもや「???」で終わってしまいました。
これはもう「教える」立場にはなれない。
一緒にぼちぼち調べていこうと思います。
ついでに、国内のことにも言及。
日本人も、韓国人や中国人を差別したけど、
どっちもアジア人だし、
外見上そんなに違いがあるわけじゃない。
明らかに人種が違う人を嫌がるのはわかりやすいけど、
差別って、それだけじゃなくて、
似てるけど所属グループが違う人を
わざわざ探し出して、
一生懸命相手を貶めて、
自分の方が優れていると思いたがる、
そんな嫌な人間も世の中にはいるのよ。
悲しいことだけどね・・・
と。
ところが息子は、また「???」。
つい先月、高松塚古墳に行って
壁画の説明をしてもらい、
当時の支配層(文字を知り、知識を持っている人)は韓国人だ
という話を聞いたばかりの息子。
ついでに、首里城祭で、中国語で行われ、
王様はじめ琉球の役人が
中国皇帝の使者に跪く冊封儀式を見て、
琉球王の上には中国皇帝があり、
琉球の真の支配者は中国なんだー
ということをひしひしと感じたばかり。
「えーー?
韓国人、中国人って、
文字とか技術とかを伝えてくれた知識人で
支配者なんでしょ?
尊敬するなら分かるけど、なんで下に見るの?
ああ、そうか。
第2次世界大戦があったからあれでガラッと変わったの?」
と。
これもまたサラッとは済ませられない問題。
私も勉強しないと答えられない・・・
とりあえず言えるのは、お茶を濁した茶飲み話程度のこと。
「そういえば!(←この時点で完全にお茶を濁す態勢)
関西には韓国系の人が多いのよ。
ほら、この前、近鉄電車で鶴橋にとまったら、
焼き肉の良い匂いがしたでしょー?
あの辺、韓国系の人が多いのよ。
だから焼き肉の美味しい店が沢山あるの。
今度、行ってみようね!
けどね、一方で、関西には
韓国系の人のこと差別する人もいて、
問題になっているの。
ヘイトスピーチ、ニュースになってたでしょ?
あれもひどいよね。
お母さんの友達がね、そういう差別主義者のこと、
旧渡来人の一部が新渡来人を排除しようとして
必死になってるようなものじゃない?
ちゃんちゃら可笑しいよね、
って笑ってたんだけど、
そういう言い方もあるのかー!たしかに!
って感心したことあるよ。」
とかなんとか。
子どもが大きくなると、質問も難しくなってきて。とほほ。
自分の知識と考えの足りなさを思い知らされる気分になります。はい。