olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

英語で物語を書く(中2の宿題)

2020-10-07 | おっとっと語学学習

これを見て
「シー(是)シェンマ(什麽)
…is(是)what(什麽)
…主語が無いね?」
と思えた自分が嬉しかった
中国語初心者です♡



さて。

息子の英語学習の話を。



先日読んだ
こんな一節がありました。

言語調査では、
まとまったテキストデータを得るために、
物語を語ってもらって記録することも多い。
物語から得られるものは多い。
(単語採集や現地生活の中での行う採取では
どうしても採取する単語の幅に限界があるが)
物語を聞くことで、
さまざまな新出言語に出くわすことができる。


私、今、息子の英語レッスンを見て
それを実感しています。


英語レッスンでは、毎回、
宿題としてジャーナル(日記)を書いているのですが、
それが1年半続き、だいぶ慣れてきて、
それなりに力がつくと同時に、
手の抜き方も身につけたようで。

なんとなく使う文章が
パターン化してくるんですね。
書けることを書ける範囲で書いて
お茶を濁してしまう。

きっと先生もそれを感じたのでしょう。
新しい試みとして、
ジャーナルに代えて
「物語を作る」という課題が
出されるようになりました。

これが面白い。

息子は「当たり障りなく無難にまとめる」
ことが苦手で、
ちょっと変わったアイデアを
思いついちゃうタイプなので、
意外性があって、聞いていて面白いんです。

学習面で言うと、創作物語の場合、
思いついちゃったお話は
なるべくアイデア通りに書きたいもんだから、
「書けることを書ける範囲で書く」のではなく、
「(英文法的に)背伸びしてでも書きたいことを書く
になるようです。

「こう書きたいんだけど、英語では何て言うの?」
と訊いてくることが多くなったし、
単語を検索したら、なるべく多くの例文を見て
より適当な言い回しはないか、
より格好良さげな言い方はないか
探すようになりました。


使う語彙も、ジャーナルとは違ってきます。
protagonist(主人公)とantagonist(敵対者)
との間で事件が起こったり、
妖精が出てきたり、
天国に行ったり、地獄に行ったりするとなると、
そりゃあ、日記では使わない単語が出てくるものです。

いいことだ。


この「物語」は、
全く自由に書いて良いのではなく、
毎回、5つほど、先生が「お題」を設定し、
それを必ず使うことを条件にしています。
(お題は、息子の意見を取り入れながら
J先生が決めています)

かつてのお気に入り番組、
「らくごのご」を思い出す。
(あれ、面白かったよねぇ!)

最初の頃はまさに「らくごのご」的に
単語5つのお題だったのですが、
先生も興が乗ってきたのか、
だんだん複雑になってきました。

ちなみに今回のお題は、以下のようなもの。

1) Protagonist is a shrimp
2) Main character has to use a cello
3) Use as many "inside, above, around, next to, etc" in one sentence
4) High speed road
5) Silhouette, collusion, enhance


エビとチェロと高速道路…

(息子はetcを
「知ってる。高速道路のヤツね!」
と言っていました。
高速道路のETCはElectronic Toll Collectionで
これはet ceteraだよ、という会話の後、
「高速道路」が追加されたわけです。
エトセトラ、日本語でもよく使うけど、
子どもは案外知らないものなのねー)

「シルエット」に「共謀」となると、
なにやら事件のにおいがするし…


さあ、どうする!?


実は、この宿題になってから、
私もこっそり頭の中で
自分の物語を組み立てておき、
息子の物語と私の物語とが
どれくらい違うのかを見るのが、
私の密かな楽しみとなっています(笑)

それにしても、今回のは難しいねぇ。

エビとチェロと高速道路…


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