あと数週間でコンクールと発表会が
立て続けにあります。
ピアノレッスンの折、
他の子の進捗状況を聞く息子に、
今、みんなけっこう苦労しているよ
という話から、
やんちゃな男の子(低学年)のエピソードを
先生が話してくれ、
息子は嬉しそうに聞いていました。
遊び好きな子は、
他の子のやんちゃ話も好きですからね。
そこまではいいんですが、その後が問題。
家に帰り、
「先生、大変だね(笑)
でもぼくは、小さい時も
あんなことはしなかったよね^^」
と、まるで自分はこっち側の人間のような顔して
ホクホクしているんです。この子ってば。
あんたって子は。
どんだけ大変だったか!
(ていうか、今もでしょ!)
息子は、普通なら許されないレベルの
自由にくつろぎ過ぎるレッスンを
6年間、毎週、繰り返してきました。
毎週、それなりに注意しています。
なのに、まさか自覚が無いの?!
「え?そう?
案外ちゃんとやってると思うんだけどー。
小さい頃はどんなことやってたの?」
うっそ。(白眼)
あのねー!
どんなってねー、あのねー、えとねー・・・
そこでハタと止まる。
私も忘れてる。
とにかく大変だったとしか・・・(焦)
そうそう。
とりあえず初期は、30分のレッスンのうち
椅子に座っているのは5分以内、
弾くのは1分以内って感じだったはず。
じゃあ何をしていたかと言われたら、
・・・何をしていたんだろう?
ピアノ以外のことをペラペラと喋りながら
ごそごそ動きまわって遊ぶとか、
先生によじ登るとか・・・
なんか分からんけど、
とにかく口も身体もじっとしていなかった。
ああ、悔しい。
ビデオに撮っとけばよかった!!!
「まあ、それでも毎週、課題はこなしてきてたから、
今、コンクールに出るくらいになってるんだけどね」
と先生はフォローしてくださる。
でもね、それは、
うるさい母親にお尻を叩かれたおかげ
だと思うのよ。
いや、大したことはさせていませんよ。
私の言う「練習しなさい」は、
言うなれば「手を洗いなさい」「歯を磨きなさい」と同じです。
生活習慣の一つとして
とにかく洗え、とにかく磨け、とにかく練習しろ、の次元で
質的なハードルは滅法低い。
私だって「練習練習」って言うの
心底ウンザリだけど、
言われる方はもっと嫌だろう
と思うのですが、
どっこい、喉元過ぎた途端に
きれいさっぱり忘れてしまうらしいです。
練習がどんなに大変だったか、
お母さんがどんなにうるさかったかなんて、
これっぽっちも覚えていない。
彼の頭に残っているのは、
「(本番で)褒められた!」
「賞とった!」
それだけ。
だから、次のコンクールを勧められた時に、
簡単に「やる!」と言えるんですねえ。
全然懲りてない。
私だけ
「え?あんなに大変だったのに、またやるの?」
と焦っている。
しかし、コンクール練習が始まると、
この能天気坊主も
前回の大変さを
ようやくうっすら思い出したもよう。
そして努力もしていないのに弱音を吐きまくる。
よし。
これからは息子が
グダグダ弱音を吐いているシーンを
なるべく記録に残すぞ!
レッスンの最中、
「できない~~。ひ~~~(泣)」
と突っ伏して大袈裟に嘆く
あかんたれ。
(実際には動画で撮っています( ̄∀ ̄))