先日のこと。
英語レッスンに行く時、
息子が、ノートと鉛筆をカバンに入れて
用意していました。
・・・感激。
成長したのね!
うーん、これぞ「civilised」って感じ!!
と喜んでから、自分が可笑しくなる。
中3がカバンを持つだけで喜ぶ親。
ハードルが低すぎるよね(笑)
でもね、仕方ないんです。
息子は、
ノートを剥き出しのまま手に持ち、
ペンを一本ポケットに突っ込み、
「用意できた」
と平気で言う子でしたから。
(学校には一応、バックパック背負って行きます。
全ての教科書を置き勉しているので、
中身はペンケースだけだけど。
服装チェックがなければ
手ぶらで行けるのに!と
悔しそうにしています。)
手に握れる範囲なら
3,4個のものでもバラバラと
手で握っていましたね…。
「カバンに入れたら?」
と私が言うと、
「は?なんでわざわざ?
普通に持てるし!
別に無くさないし!」
と言い返してきて、
なんでって、アンタ…!
とかなんとか、
マトモに取り合うと
面倒臭いことになっていたんです。
いやもう。なんでって言われてもね…
時に持ちにくそうにはしているけれど、
一応持てる。
すぐ車に乗るし、
無くさないかもしれない。
(で、車の中では、座席にバラバラと置く)
でもそういう問題じゃなくて!
・・・そういう問題じゃ無くて、
なんだろう?
文化的な振る舞い…かどうか…かな…?
無作法に感じるのよ、たぶん。
と自分でも良く分からなくなってくるし、
納得できない息子は
私の言うことなど聞き流すし。
毎回、私が小言を言って、
息子が言い返しての繰り返しで、
結局そのままでした。
でも、ちょっとは心に残っていたらしい。
ああ、よかった。
この野蛮人も、ようやく少しcivilisedされたんだなぁ、
と感慨深かったです。
(・・・こう文章にすると
非常にバカバカしいのですが)
ちなみに、英語のレッスンをお願いしている
J先生(20代アメリカ人男性)は
息子がノートだけ握りしめて登場しても、
全く気にする様子はありませんでした。
良し悪しの判断以前に、
カバンを持っていないことに
気付いていないはず。
あ、気にならないんだ、
あれ?気になるのは私だけ?!
と自分の常識を疑うはめに。
そういえば、アメリカの中学生男子、
ペンだけを握りしめて学校に来る子がいる
(スクールバス利用)
という話を読んだことがあります。
多分、そんな子は少数派だろうけど、
「別に好きなようにすれば?」
って感じなのかな??知らんけど。
J先生は、出かける時は
ちゃんとカバンを
持っているようですけどね。
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ついでにJ先生のレッスンの状況を
記録しておきます。
ここのところ、物語の創作に加え、
「Captain underpants」を読み進めています。
無作法な子どもがいっぱい登場する
ふざけた本です(笑)
一応、活字本。
アメリカでは
子どもに人気なんですって。
文章量としては、低学年の頃読んでいた
『名探偵』シリーズくらいかな?
内容的にはクレヨンしんちゃん的なセンス。
洋の東西を問わず、
こういうナンセンスな笑いは
子供心を捉えるよねーー(笑)
(中学生ですが、その辺、十分射程内)
低学年向けですが、
英語初心者にしたら
初めて出会う単語も沢山出てきます。
toothy grin(歯を見せてわざとらしくニヤッと笑う)
とか、
spitball(紙つぶて…と辞書には書いてあるけれど、
J先生曰く、つばをつけて固く丸めた紙つぶてを、
ストローの先につめて、
吹き矢の要領でプッと吹いて飛ばすという
小学生男子が良くするいたずらのこと
なんだそうです。
つばをつけるのがミソなんだとか。)
とか・・・。
hypnosis(催眠術)やskidded(辞書には
横滑りやスリップと書いてあるんだけど、
速い速度で走ってきて、
ギリギリでキキキー!と止まる、という所まで
意味に含まれた使い方だった)
も知らなかったなー。
分からない単語がいろいろ出てきても、
息子は、笑いたいが故に
なんとか理解しようとします。
その熱意の度合いが、
真面目な教材の時と全然違う(笑)
ついでに、読むスピードも全然違う。
先生、ナイスチョイス。
息子の学校に帰国子女クラスが各学年に1クラスあるのですが、(クラス、と言っても10人未満)やっぱり普通のクラスと雰囲気が全然違うんです(笑)
ちなみに、海外暮らしが長いから?か、ママの雰囲気も違います。
自由~というか、日本的な形骸化した規則や暗黙のルールに、「何で?そんなの意味ない」な雰囲気。めんどくさい日本的な暗黙のルールを真面目に守っている自分たちがバカに思える時があります。
もちろん、日本的な風習や大切にしなければならない、と思うポイントは私も後世に引き継いで欲しい、と思いますが(笑)
プリンスは頭の良いお子さんだと思います。
絶対に守るべきルールなのか、どちらでもいいものなのか、きちんとわかっている、と私には思えます。
親としては、全て守って言いつけ通りにしてくれ~‼️と思いますが、プリンスはプリンスのプライオリティがあるのかな~💕
うちも(と言っていいのかな。)私のプライオリティと息子のプライオリティが噛み合っていません~💧
めんどくさい日本的な暗黙のルールを真面目に守っている自分たちがバカに思える時・・・分かります、分かります!
異文化に触れると、え?それでいいんだ!日本のこの常識を手放すと、すごく楽かも!って、目から鱗が落ちること、ありますよね。
もちろん、なんでもかんでも自由でいいという訳ではなく、きちんと守るべきことはどの文化にもあるはずですけど、頭を柔軟にするのは悪いことではないですよね。
・・・と思うのですが、いざ息子が独自性を発揮すると
頭が良いかどうかはともかく(笑)、彼の手順としては、まずは自分の思い通りにやってみて、うまく行かなかった時「だけ」親のアドバイスに耳を貸すって感じです。
うちのガサツ系とは色合いが違うはずですが、アンソニーも独自性を発揮するタイプなのですね(笑)
同志、日々、おつかれさまです。共に頑張りましょう!(^▽^)