今月は、鉄の切り掛け風炉で中置の稽古をと思っていたのですが、先週の研究会が五行棚でしたの急遽用意しました。
短冊 天高気清(てんたかく き きよし)
花 尾花・桜蓼・秋海棠・不如帰・秋桜
花入 宗全籠
五行棚は、十一代玄々斎が好まれたもので、中国の陰陽五行説に因んで考案されました。
棚の中に木・火・土・金・水(もっかどこんすい)棚(木)・炭(火)・風炉(土)・釜(金)・釜中の水(水)が存在しています。
従って風炉は土風呂が約束です。
焼杉の二枚板に竹三本柱の棚です。
向こうに一節柱、客付きに二節柱、勝手付きに三節柱とします。
中置に用いられます。
中置は、点前畳の中央に風炉を据えます。
日ごとに寒くなり暖かい火が恋しくなる時節に、客のほうに火を近づけ、水を遠避けるという心遣いです。
初炭手前の羽と香合
濃茶点前
奈良絵の細水指
薄茶点前
薄器 苫屋棗(淡々斎好みの写し)
続き薄茶の道具
主菓子 手作りの栗金団
干菓子 吹き寄せ(式亭)
常据の薄茶点前
膝と腰を痛めて見学のみの方が居て、早い時間に終了しました。
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