のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2022.10.01のお稽古(五行棚)

2022-10-03 10:57:44 | 茶道

今月は、鉄の切り掛け風炉で中置の稽古をと思っていたのですが、先週の研究会が五行棚でしたの急遽用意しました。

短冊  天高気清(てんたかく き きよし)

花 尾花・桜蓼・秋海棠・不如帰・秋桜

花入 宗全籠

五行棚は、十一代玄々斎が好まれたもので、中国の陰陽五行説に因んで考案されました。

棚の中に木・火・土・金・水(もっかどこんすい)棚(木)・炭(火)・風炉(土)・釜(金)・釜中の水(水)が存在しています。

従って風炉は土風呂が約束です。

焼杉の二枚板に竹三本柱の棚です。

向こうに一節柱、客付きに二節柱、勝手付きに三節柱とします。

中置に用いられます。

中置は、点前畳の中央に風炉を据えます。

日ごとに寒くなり暖かい火が恋しくなる時節に、客のほうに火を近づけ、水を遠避けるという心遣いです。

初炭手前の羽と香合

濃茶点前

奈良絵の細水指

薄茶点前

薄器 苫屋棗(淡々斎好みの写し)

続き薄茶の道具

主菓子 手作りの栗金団

干菓子 吹き寄せ(式亭)

常据の薄茶点前

膝と腰を痛めて見学のみの方が居て、早い時間に終了しました。

 

 



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