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蘇州 寒山寺

2010-11-03 00:01:00 | 上海 花の旅
 蘇州では留園の次に寒山寺を訪れました。
 寒山寺は、南北朝時代に創建され、中唐の詩人、帳継の七言絶句「楓橋夜泊」で広く知られています。



 江村橋は、寒山寺南門付近に架かる石造の太鼓橋で、起源は唐の時代にさかのぼりますが、今の橋は清の時代に修造されたということです。いかにも中国らしい風景だと思いませんか?



 境内には、本堂にあたる大雄宝殿があり、仏事はここで行われます。その前庭に置かれた香炉では線香が炎を上げて燃え盛っていました。
 日本ではここまで盛大に線香を焚くことはないように思いますので、ちょっとびっくりです。



 そしてこれが、寒山寺の境内に建つ「楓橋夜泊」の石碑です。
 高校の頃に教わった漢詩に出会えて、訳も無く嬉しくて、思わずガイドさんにシャッターを押してもらった一枚です。




 その石碑に刻まれている七言絶句は 

 月落烏啼霜満天、 (月は落ちて烏の声が聞こえ、霜の気配は天に満ち)

 江楓漁火対愁眠。 (運河の楓といさり火が、旅の浅い眠りをかすめる。)

 姑蘇城外寒山寺、 (そのとき姑蘇の城外の寒山寺から、)

 夜半鐘聲到客船。 (夜半を告げる鐘の音が、私の船に聞こえてきた。)



 寒山寺の境内の東端に建てられた普明宝塔に登ると境内を見渡すことができます。
 

 そして、眼下の建物の屋根を見ると、沢山の投げ込まれたコインが瓦の中に輝いていました。参拝客がコインを屋根に投げて、落ちずに上手く屋根に止まると、財をなすことができるんだそうです。どこの国でも庶民の願いは変わらないものですね。

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上海 蘇州へ

2010-11-03 00:00:43 | 上海 花の旅
 今回の旅では最初で最後の団体行動でした。とは行っても、妙齢のガイドさんと大阪から来られた中年のご夫婦と私の4人だけですが、朝9時にオークラガーデンホテル上海に集合。10人乗り程度のマイクロバスで、蘇州へ向け出発しました。
 運転手さんは連休初日なので、相当混雑が予想され、蘇州へはいつもの倍以上の時間がかかるかもしれないと話していましたが、高速道路にのると以外にスムーズで、結局12時前には蘇州最初の目的地「留園」に到着することができました。






 バスが出発してから、すぐにガイドさん(多分25歳ぐらい)が熱心に蘇州の歴史などを説明してくれましたが、残念ながら、今では全く覚えていません。朝、バスに乗った後は、ただ黙って付いて行くだけ。昨日までの旅とは雲泥の、楽ちん旅行です。

 留園の中に入ってからも、目の前の岩や池や、その他諸々を説明してくれるので、そのたびに「へー、ほー」と感心して聞いていた記憶はありますが、これまた、殆ど記憶に残っていません。

 何しろ、歩くペースが早いために、ゆっくり写真などを写す暇はありません。昨日の豫園では、人が途切れるのを待ってシャッターを押したり、アングルを変えてシャッターを押したりしたのですが、今日は遅れずに付いて行くのがやっとです。

 それでも、中国三大太湖石の冠雲峰には穴が多く、その数が多い程、太湖石は貴重なのだとの説明や、



 留園の広い池の周囲を回廊が囲み、その一角の藤棚には季節になると見事な藤の花が咲くことなどの説明は僅かに記憶に残っています。


 そうそう、ここでも通路は、纏足の女性が滑らないように、綺麗な文様に小石が敷き詰められていました。

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上海 野鴨鍋で乾杯

2010-11-03 00:00:24 | 上海 花の旅
 さて、南京行き新幹線の切符を手に入れたのは良いのですが、明日、5月1日のスケジュールが空いてしまいました。既に上海市内の主な場所は見てしまったので、先ほどJTBで勧められた、蘇州日帰りツアーを申し込むことにしました。オークラガーデンホテル上海へ戻って、JTBでツアー料金650元を支払った後、地下鉄で人民広場駅へ戻り、上海三日目の夜の食事処を探すことにしました。明日からの連休を控えてなのか、夕方のラッシュアワー時間に重なったのか、駅のホームは人で溢れかえっていました。


 実は、人民広場駅周辺は上海初日の夜に、食事処を探して一回りしているのですが、なかなか一人で店に入る気がしなくて、衝山路方面で洋式のレストランを探して食事を摂ったのです。
 今夜こそ何とか人民広場駅周辺で中国らしい店を探しだそうと、気持ちを固めて、いざ出陣です。



 上海三日目ともなるとすっかり、余裕がでてきて、通りから見える店の中を十分に観察しながら、声を掛けてくるお店の人にも適度にうなづきながらで、明るい通りを、店を探してゆっくりと、歩いて行きました。

 そして、ほど良く客が入っている、一人客も落ち着いて食事をしている店の、入口にいた店員らしき女性に、まず自分を指差し、次に「一人だけど」の意味で人差し指を立てると、笑顔で「そうぞ、どうぞ」の仕草。店の端の窓際の席へ案内してくれました。店内は明るく清潔で、各々のテーブルの上で鍋がグツグツと、なにやら熱い音を立てています。



 そして、テーブルのメニューで見当を付けて、頼んだのが野鴨鍋でした。

 

 ボリュームたっぷりで美味しく、良く冷えた地ものの「雪花」というビールもさっぱりしていて、これまた大満足の夕食となりました。


 上海三日目もこうして終わりを迎え、ホテルへ帰ったのは22時近く、これまた、部屋に入るなりバタン、キュー。
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上海 南京に行けるぞ

2010-11-03 00:00:04 | 上海 花の旅

 豫園で予定時間を少々オーバーしたのと、豫園辺りは地下鉄の便利が悪いので、上海市街としては初めてタクシーを使いましたが、それでも料金は14元程度ですからほんとに安いものです。

 

 運転手に地図を示すために助手席に乗りましたが、上海では地元の人達もよく助手席に乗っていました。


 JTBはオークラガーデンホテル上海の二階にあります。


 案の定、この時間、JTBは空いていました。

 

 カウンターで「南京植物園に行きたいので鉄道の切符を手配してもらえないか」と頼んでみましたが、そのようなサービスはしていないとの返事でした。

 

 上海へ行くツアーも無いとのことです。

 

 逆に、日帰り蘇州ツアーを勧められました。


 結局、自分で切符を手に入れる以外に、方法はなさそうです。


 しかも、何と!「中国では明日の5月1日から3日までが連休だから、列車は相当に混んでいるはずだ」との話でした。


 「まー、やれるだけやってみよう」と決意して、再度上海駅へと向かいました。



 そして、上海駅で再び、自動販売機の前に並びました。


 販売機は路線別に18台が設置されています。


 上海方面への販売機は左側から順に数台が該当します。


 同じグループが一緒に並んでいる為か、以外と早く順番が回ってきました。

 

 前の人のやり方を見ていたのと、販売機の操作方法が壁のビデオに写し出されたのを確認していたため、操作はスムーズでしたが、5月1日の南京行きの列車は14時ごろまで満席だったのです。

 

 仕方ないので再度、販売機を操作して5月2日の列車を調べると、上海発7:25 鄭州行き「和諧号」 南京着9:37に空席があり、また帰りは南京発17:23 上海行き「和諧号」 上海着19:33の一等座に空きがあったので、何とか画面内容を判断して、切符を購入することができました。


 もっとも、南京発の列車の切符を購入する際には、漢字ばかりの5~6行の文章が表示されて、その下に「是」「否」のボタンが示され、意味も分らず思案していると、後ろから大学生らしき若者が  You will com back to Shanghai? (上海に戻ってくるの?)と聞いてくれたので Yes ! と答えると、後ろから手を伸ばして「是」を押してくれたのです。


 


 ちなみに上海、南京間約300Kmの新幹線、 行きの料金は二等座93元 約1400円、帰りは一等座112元 約1700円でした。

 

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