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2010 広州 ショウガの艶

2011-06-11 23:26:20 | 広州 花の旅

 華南植物園にはショウガ科の植物を集めた姜園があります。

 

 占有面積は7.3haで8科300種以上が収集栽培されています。

 

 姜園の中には「展翠楼」と呼ばれる経済植物研究所が設置され、中国のショウガ科植物に関する研究成果が展示されています。

 

 私が訪問した時期は丁度ゲットウ(月桃)の花が咲いていましたので、フィルム写真で写したゲットウの画像を下にご紹介します。

  

 

 ゲットウは中国では「花叶艶山姜」と表示され、学名はAlpinia zerumbetです。

 

 熱帯から亜熱帯アジアに分布し、日本では沖縄県から九州南部に生育しています。

 

 白か薄桃色の蕾が並び、その蕾が開くと黄色い唇弁の中に赤い縦縞模様のある蝋細工のような花を咲かせます。

 

 ゲットウの葉には爽やかな芳香があり、防虫や鎮静作用のある芳香剤、お茶などに利用され、葉に斑の入るものは黄斑月桃(キフゲットウ)と呼ばれ観葉植物として栽培されます。

 

 

 私がこの花を初めて見たのは、東京の夢の島熱帯植物館でしたが、掲示されていた「月桃」という名前と花の持つ独特の色気に魅了され、夢中でカメラのシャッターを押した記憶があります。

 

 

 

姜園にはその他に「翠鳥蠍尾蕉」や

 

 

 

 「富紅蠍尾蕉」と掲示されたヘリコニアの種類が花を咲かせていました。

 

 

 また、この姜園には幻の花と言われた「地湧金蓮」を分類、発表した植物学者呉征鎰を記念して作られた蓮影湖と言う人工湖が園の奥に静かな佇まいを見せていました。

 

 

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2010 広州 植物園の印象

2011-06-11 23:05:23 | 広州 花の旅

 

 

 広州に来て一番最初に目にした花はバウヒニアでした。

 リムジンバスの窓から見えた雨の中に咲く赤い花が、この植物園で花弁を散らしていました。

 

 

 漢字で「紅花羊蹄甲」と表示されていました。

 紅色の花を咲かせ、葉は心臓形で、先端が蹄のように分かれているので、このような名前なのだと推測します。

 11月初旬から翌年の3月末までが花のシーズンだと、掲示板に記載されていますので花の最盛期はとっくに過ぎているのですが、緑の芝に散ったピンクの花弁が印象的でした。

 

 

 

 あんなに大きな温室でも、少し離れると雨の中に佇む様は、独特の趣があります。

 

 

名も知らぬ木々の群れにも自然林のような雰囲気が漂います。

 

 

 暫く歩くと、漢字で「桃金娘」と表示された花が咲いていました。

 学名はRhodomyttus tomentosa で中国南部、台湾、フィリピンなどの川岸や霧の多い、湿った森林などに生育するのだそうです。

 

 

 上の写真はフイルムで写したものをスキャンした画像ですが、花の色が可憐で、蕾の表情に好ましいものがあります。

 

 

 

 大きな池が水生植物園と表示されていました。

 ハスのコレクションなどもありましたが、花の姿をみることはできませんでした。

 

 

 上の写真はその池を違う角度から見たものですが、この植物園の広さをご理解頂けますでしょうか。

 

  この日は一日、雨が降ったり止んだりするような天気でしたが、それだからこそかえって、緑豊かな植物園の、静寂を伴った、印象的な光景を満喫することができたのだと思います。

 

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2010 広州にツワブキが咲く

2011-06-11 22:56:43 | 広州 花の旅

 

 華南植物園には大きな温室があります。

 広州はほぼ熱帯と言っても良い場所なので「わざわざ温室など作らなくてもいいのに」と思いましたが、後でその訳を知ることになります。

 

 

 一番大きな温室の中では電信柱ほどの高さの滝が、水しぶきを上げていました。温室の大きさがご理解頂けると思います。

 

 

 熱帯雨林温室やサボテン温室など、各種の代表的な気候に区分して特徴的な植物が栽培展示されていました。

 

 

 

そして

 

 

 この建物を目にして初めて、広州でわざわざ外気を遮断したガラスの室で植物を展示することの意味を理解したのです。

 そこは高山・極地植物室と名づけられ、氷の世界を強調した冷温室だったのです。

 ツンドラに生育する植物の写真が掲示してありました。

 

 

そこには、なんと、あのツワブキが貴重な植物の如くに栽培されていました。

 

 

 親子連れが、本当に不思議な世界を経験するかのように、青いガラスで作った氷の模型に恐々と触り、左程寒くもないのに、首をすくめて記念写真を写したりしていました。

 この光景を目の当たりにして、中国人の観光客に北海道の人気が高い理由も実感として理解することができました。

 札幌のとあるホテルが中国人専用のホテルに模様替えしたというニュースにも納得です。

 旅に出て、見知らぬ土地や、見知らぬ場所を尋ね、名所旧跡に感嘆するのは当然ですが、何気ない場所で、目の前で写真を写しているような親子連れの表情に出会えることが、正に旅の面白さ、醍醐味なのだと一人で納得していました。

 

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2010 広州 華南植物園

2011-06-11 22:49:46 | 広州 花の旅

 5月22日、今回の旅の主目的である華南植物園にやってきました。

 この植物園は1956年に完成した中国最大の熱帯植物園で、園内には5000種を超える植物が数十のブロックに分けて栽培されています。

 

 

 今日は雨の予報があったので三脚と傘を持参しました。

 朝の8時半に入園して、午後3時頃までおりましたけど、とても全部を廻りきれる広さではなく、その全容をご紹介することも不可能なので、印象に残った部分とフイルムカメラで写した花を幾つかご紹介させて頂きす。

 

 

 正門を入ると左右へ大王椰子の並木が伸びています。

 写真に写っているのは園内を巡るガイド付きの電気自動車ですが、私は花の写真を写すことが目的なので当然徒歩で周ります。

 

 

 園内には幾つもの池があります。

 

 

 薬用植物園、蘭園、竹園、ソテツ、ジンジャーなどの夫々のエリアは日本の個々の植物園に相当する程の面積があります。

 

 

 

 しかも、園内に育つ木々は大木も多く、森林浴を目的に歩くだけでも十分に価値があると思わせます。

 蘭園にはちょっとした東屋などもあり、老夫婦が静かに風の音に聞き入っていました。

 

 

 園内には食事を提供する場所も用意され、

 

 

 景観にも配慮し、公園としての機能も兼ね備えていました。

 

 

 中央の池ではラクウショウが水の中から幹を伸ばしていました。どういう訳なのか、こんな何気ない情景にとても心が癒されます。

 こんな点景の一つ一つに出会う度に、心の凝りが少しずつ解されていくような思いが致します。

 

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2010 広州花の旅 沙面

2011-06-11 22:05:38 | 広州 花の旅

 

  そうこうするうちに、沙面を囲む珠江の堀に到着。

 

 

 南京条約が1842年ですから、ここが租界になってからは150年以上の歳月が過ぎています。

 堀に沿って並ぶ木々にも風格があり、十分に歴史を感じさてくれます。

 

 

 

 

 沙面の中央を横に走る道路は公園になっていて、そこには心和ませる表情のブロンズ像が展示してありました。

 

 

 きっと広州の人々にとっても雰囲気溢れる場所と認識されているのでしょう、新婚さんがカメラマンに記念写真をとってもらっていました。

 

 

 そして何と、沙面小学校にあのシクンシ(使君子;四君子)が棚仕立てになって花を咲かせているではありませんか。

 シクンシとは旧世界の熱帯・亜熱帯に 分布する、つる性植物で夜になると花は独特の甘い香りを放つのです。

 

 

 勿論、私はシクンシを大阪の「咲くやこのはな館」などの温室でしか見たことはありません。

 驚くほうがおかしいのでしょうが、私は改めて広州が熱帯・亜熱帯に位置するのだ、ということを認識させられたのです。

 

 

 沙面の中は椰子の街路樹に洋館が並び、異国情緒たっぷりです。

 

 

 その沙面の一角にホワイトスワンという素敵な雰囲気のホテルを見つけましたので、コーヒーでも飲もうかと、中に入ってみました。

 ホテルの庭には大きなプールがあり、

 

 

 ラウンジからは珠江を行き交う船の姿を望むことができます。

 対岸の街にはもう灯りが燈り始めています。

 

 

 そういえば、今朝6時前に自宅を出て成田へ、そこから広州に飛んで、午後は目一杯に歩きまわって、時間は既に7時を廻っています。

 

 旅は始まったばかりですし、今日はそろそろホテルに帰って英気を養ったほうが良さそうです。

 

 好奇心の虫を何とかなだめながら、ここで旅の一日目を終えることと致しました。

 

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2010 広州花の旅 骨科

2011-06-11 22:02:49 | 広州 花の旅

 蓮香楼を出たのが午後6時頃だったでしょうか、店の左手横から逆Tの字型に南へ伸びる道を沙面方向へと向かって歩き始めました。

 沙面とはアヘン戦争の後、イギリスとフランスの租界となった長崎の出島のような場所で、異国情緒に溢れた場所だとガイドブックに記載されています。

 

 

 街中は興味溢れるものばかり目に飛び込んできます。

 多分アヒルの肉をハム状にしたものだと思うのですが、タイル張りの店に無造作に積み上げてありました。

 

 

 途中病院の前を通ると診療科名一覧が掲示してありましたが、ご覧下さい、中央に「骨科」と記載されています。

 多分これは整形外科なんでしょうね。とっても分かりやすい。

 

 

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2010 広州花の旅 食は広州にあり

2011-06-11 21:43:46 | 広州 花の旅

 

 康王南路を南へ歩くと、上下九路の歩行者天国と交差します。

 ガイドブックによれば、この上下九路には老舗レストランが並んでいるはずです。

 私は康王南路を右に曲がり、上下九路へと歩を進めました。

 両側にはマクドナルドや日本料理店が軒を並べ、若者達の姿を多く見かけます。

 5分ほども歩いたでしょうか。文昌南路が交差する角に、ありました、広州酒家。

 

 

 看板には、なんと!日本語で「食は広州にあり」と記載しているではありませんか。

 これを見た途端に、日本人が大挙して店に押寄せている姿が見えるようで、何だか急に気持ちが萎えてしまったのです。

 それと店構えが立派過ぎて、一人で入るのは気後れします。

 中華料理店の大テーブルを一人占めして、食事をしても美味くはないからです。

 「金を払えば気にすることはない」と言う人もいますが、そのような流儀は私の趣味ではありません。

 広州酒家を通り過ぎ、暫く先に進むと、やがて蓮香楼の看板が目に入りました。

 これが多分、ガイドブックにある蓮香満酒家のことだろうと判断して店の前に立ちます。

 

 

 真っ赤なチャイナドレスの、ころっとした体格のお嬢さんが、二階への入り口で店番をしていました。

 その前に立って人差し指を一本立て、次にその指を自分に向けた後で、無言で「どう?」と問いかけました。

 お嬢さんはにっこりと笑って、私をテーブルに案内してくれました。

 本当に一言も発することなくテーブルに座ることができたのです。

 「愛に言葉は要らない」とよく耳にします。

 私にそのような経験はありませんが、つくづく本当なんだろうなと思いました。

 さてと、まずはビールを頼んで、出てくる間にゆっくりとメニューを眺め、

 

 

 メニューに鴨、足などという字が紛れ込んだ料理を頼みます。

 十分に染み込んだ醤油風味の皮がとっても美味です。

 

 

 私はどちらかと言えば小食ですが、もう一品欲しくて、メニューの中の「香煎黄色花魚」という料理を指差して、どんなものかと聞くと、焼いた魚にレモンを掛けたようなものらしいので、それを一つ。

 

 

 鯵に似た味で、これまたGood!。

 新たに名も知らぬ酒を追加するころには、すっかりいつものペース。

 お腹も一杯になったので会計を頼むと91元。

 100元札を渡して「釣りは要らないよ」とお大臣を気取りますが、考えてみればその額は100円程度ですから、大きな顔はできません。

 

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2010 広州花の旅 散策

2011-06-11 21:32:38 | 広州 花の旅

 ホテルの名は華天賓館。

 ホテルのフロントに立つとカウンターの中の女性が中国語で話しかけてきました。

 英語で中国語は分からないと応じると、オーと答えて、私の名前を英語で記載した用紙を出してきました。

 It's you?  Yes. のやりとりに続いて、四日分の宿泊代に+αのデポジットを合計した900元を払い、8720号室のルームカードを受け取って、室へ向かいました。

 十分な広さの清潔な室です。

 前回の上海でもそうでしたが、チェックイン時に宿泊代合計+αの金額をホテルが預かり、チェックアウト時に差額を返却するというのがこのクラスのホテルのやり方のようです。

 バスは付いていませんが、シャワーからはお湯が何時でも出てきます。私は室に入るとすぐに汗を流して、室の温度を少し低めに設定し直しました。

 

 

 

 

 人心地付けてから、市内を偵察がてらに夕食処を探すこととしました。

 ホテルから南へ向かうと、繁華街があるはずです。

 適当に当たりをつけて、本能の赴くままにぷらぷらと街の中を散策します。

 

 

 

 どうやら、広州では翡翠が特産のようです。

 小さな店で若い加工職人が装飾品を作って店頭で販売しています。

 何に使うのでしょう、得体の知れない動物の角が路上で販売されています。

 

 

 

 緑のヘタを付けた褐色の果物らしきものが、「山竹」の名札を付けて10個15元(200円程度)の値段で売られていました。

 帰国してから、これがマンゴスチンであることを知りましたが、日本では生ものの入手が難しく、10個で2000円程度の値札が付くそうです。

 ひとつ購入して口にしてみましたが、上品な甘さのある果物でした。

 「果物の女王」の異名があるそうです。

 その他にも果物屋さんの店頭にはドリアやパパイアなどが山積みにされていました。

 

 

 

 更に歩を進めていくと、愉快な表情の彫刻が通りを飾っています。

 

 と、思いきや、その中のひとつが突然動き出しました。全身をブロンズ色に染めた人間が彫刻を演じていたのです。

 

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2010 広州花の旅 バウヒニア

2011-06-11 21:23:20 | 広州 花の旅

 

 リムジンバスが空港を出発してから暫くすると、道端にバウヒニアが無造作に咲いている光景に出会い、私は思わず目を見開きました。

 日本では、バウヒニアは温室でしか見ることができません。この写真ではぼんやりと木に赤っぽいものが写っているだけですが、間違いなくそれはバウヒニアで、私の目はそれをしっかりと確認していました。へ~ これは面白くなりそうだぞ。 

 

(バウヒニアとはマメ科バウヒニア属の総称で、バウヒニア・ブラケアナは香港の象徴)

 

 

 

 リムジンバスは程なく広州駅前のバスターミナルに到着しましたが、そこには紛れもない中国そのものの情景が展開していました。

 

 カップラーメンを積み上げた店の前で三輪バイクの輪タクが客を勧誘しています。

 

 

 

 天秤篭にライチを売り歩く小母さんが笑顔で話しかけてきます。

 お姉さんが鶏の空揚げを無造作にバケツに詰めて売り歩いています。

 

 

 

 そんな人込みの中を私は真っ直ぐに地下鉄の駅へと向かいました。

 まずは、地下鉄用のICプリペイドカードを手に入れることです。

 

 それさえあれば地下鉄、バス、コンビニ等で小銭の心配が要りません。

 地下鉄は距離にもよりますが、一回2~3元程度なので、何処へ行くにも値段を気にせずに、感知器にピッと触るだけで支払いができます。

 50元分使えるカードは一度購入したら残金を殆ど気にする必要がありません。

 ガイドブックなどではタクシーの利用を勧めていますが、私は絶対にカードがお勧めです。

 

 

 

 広州火車駅(広州駅)から地下鉄2号線で公園駅へ、そこで1号線に乗り換えて陳家祠駅へと向いました。

 私は広州は全く初めてですが、駅の掲示をたよりに一切迷うことなく目的地に到着することができました。

 

 

 

 新しいものと古いものが肩を並べる街を徒歩でホテルへと向かいます。

 

 

 地下鉄の駅から歩いて7分程度、ピンクの外観のホテルが見えてきました。

 

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2010 広州花の旅 出立

2011-06-11 21:02:46 | 広州 花の旅

 

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  広州行きの飛行機の予約を取ったのは2月の上旬頃だっただでしょうか。

 早咲きの梅や水仙、椿なども咲き始め、「早く、花写真の年間撮影予定を立てなければ」と気もそぞろでした。

 

 当初は屋久島を考えましたが、最近は足腰が弱り、トレーニングなしの登山はリスクが多いので、あれこれ悩んでいるうちに、広州に有名な植物園があることを知りました。

 

 昨年ゴールデンウイークに旅した上海はとても面白かったし、中国旅行は安あがりなので、気兼ねなく行ってこれます。

 

 早速ホテルを調べてみると、一泊180元の手頃なホテルを見つけることができました。

 これだと4泊の合計が1万円以内ですし、これはもう行くしかないな・・・。

 と言うことで

 

 5月21日9時40分、成田を飛び立ったJAL855便は順調に高度をあげ、沼津上空あたりから見下ろす富士はまだ雪の帽子を被っていました。

 

 

 南アルプスの山々も、主峰にはまだ白いものが見えます。

 

 

 4時間55分のフライトで広州白雲国際空港に降り立つと、雨が降っていました。

 

 気温29度。濃密な湿気が体を包みます。

 

 そうです、私はうっかりしていましたが、広州は沖縄や台湾よりも更に南に位置します。

 

 私の中で、中国のイメージは熱帯という言葉と重なりませんが、広州は北緯23度08分。

 

 北回帰線が北緯23度26分ですから、もう殆ど熱帯です。

 

 そう言えば熱帯に足を踏み入れるのは、昔アフリカでキリマンジャロに登って以来かもしれません。

 

 

 広州空港で3万円を両替し、2115元を手にしました。

 

 成田で300元を両替した時は4578円必要でしたから、中国のほうが両替率が良いことになります。

 

 もう少し両替しようかと一瞬考えましたが、多分大丈夫でしょう。 

 

 

 ガイドブックには市内中心部までタクシーで100元程、所要時間30~40分程と記されていましたが、空港ロビーを出た目の前にリムジンバスが扉を開けていたので、係員らしき人に、バス停の広州駅の字(中国の簡略字体で書いてある)を指差し、目で尋ねると、首を縦に振ったので、早速に乗り込みました。料金は16元。

 

 この様子であれば、手持ちの現金で十分間に合うだろうと確信しました。

 

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