ナビに、次の目的地をワシントンDCに設定して、ロングウッドガーデンを出発しました。
ところで、お恥ずかしいことに、私はアメリカにワシントンが二つあることを認識していませんでした。
ナビは携帯電話のように、画面のアルファベットを拾って州の名を入力し、目的地を検索するのですが、州の名に「WASHINGTIN」と入力して、その先に国立樹木園の住所を入力しようとしても入力できないのです。
へんだな~と、適当に入力してナビに計算させると、数千キロも離れた場所を提示します。
2、3回やってから、どうなってんだ!と今度はロード地図で確認すると、あ~ぁ。
あのイチロウが活躍する、シアトルがある州はワシントン州だったのですね!
いやはやホントお恥ずかしい! 無知ほど怖いものはありません。
おそまつ、ちょろまつ、じゅうしまつ、なんちゃって。
古いな~、これはもう古典文芸の領域でしょうか?
ロングウッドガーデンからワシントンまでは180キロ程度です。
数日前、ミシガン大学植物園で写真を撮り終えた後、3~400キロを走ったことを考えれば楽なもんだ、と思ったのが浅はかでした。
1時間も走らぬ内にこの始末です。
数ページ前にも申し上げましたが、私は黙って待つのが苦手です。
しかし、そんなこと言ったって、もう逃げ場はありません。
日本で、自分の車で使っているナビではこんな時、「迂回路選択」というツールが使えるのですが、この時は成す術もありませんでした。
やっとサスケハナ川を渡りました。
この記事を書いている今、手元のロードマップで計算してみると、約90キロを3時間半ほど掛かっています。
渋滞の暇ついでに、薀蓄をご披露すれば、この川の90キロほど上流には、スリーマイル島があり、1979年にそこの原子力発電所で福島原発と同様か、それ以上の事故が起きています。
この後も渋滞は続き、
私はボルチモア(Baltimore)でハイウエーの分岐点を間違え、ハイウエーを外れて、市内に入ってしまいました。
ハイウエーの横に大きな球場が見えています。
今夜は試合があるようです。
渋滞も球場へと続いています。
私はここでとうとう根を上げ、この町でモーテルを探すことにしました。
幸いにも、ナビで検索したモーテルに空室があり、無事にチェックインすることができました。
いつもの通り、付近のスーパーで夕食を手当し、今日の日程を無事に終えることができました。
そうそう、ベッドの中でガイドブックを捲っていたら、ボルチモアにはあの野球の神様ベーブルースの生家があるのだそうです。
ボルチモアという地名に聞き覚えがあったのですが、こんな場所だったのですね。
4月22日のルートと位置
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