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USA 九千キロのドライブでした

2011-08-06 22:21:48 | アメリカ大陸横断 花の旅

 アメリカ大陸横断「花の旅」の最終章です。

 

 思い起こせば、4月13日にサンフランシスコに着いて、今日の4月26日までの間に色々なことがありました。

 

(ジョージ・ワシントン橋)

 

 何度か道に迷い目的地が見つからなかったことがありました

 

(ハーレム)

 

 砂漠の中で大事件が起こりました。

 

(ブロードウエイ通り)

 

 モニュメントバレーで月を眺め、車の中で寝たこともあります

 

(セントラルパーク)

 

 雪景色の中を走り一日1200キロも運転しました。 

 セントルイスの日本庭園は見事でした。

 

(マンハッタンの中心)

 

 カナダを通って雪に埋もれたナイアガラを見ました。

  

(マンハッタンの中心)

 

 ポーツマスで大西洋に到達し、ボストンでは渋滞に苦労しました。 

 

クイーンズボロー橋)

 

フィラデルフィアのロングウッドガーデンは花で溢れていました。

 

(クィーンズ市街)

 

 マンハッタンを走り廻り、ニューヨークは何処へ行っても桜の花が満開でした。

 ロングアイランドでニューヨークのイメージが膨らみました。

 

(JFケネディー空港ハーツ営業所)

 

 そして、旅の相棒だったセントラは、故障もなく9千キロ弱を本当によく走ってくれました。

 

 

 JALの機中ではトロンボーン奏者のスタンホード・ハンターさんと楽しい時間を過ごさせて頂きました。

 彼は明日から東北の大震災のチャリティー公演で日本を演奏旅行されるそうです。

 気持ちの良い方です。

 JALのアテンダントの方にも親切にして頂きました。

 

 

 まもなく飛行機は成田に着陸します。

 無事に、無事故、無違反、五体満足で帰国することができました。

 

 

 還暦を迎え、新たなスタートの節目に当たって、本当に良い記念となりました。

 知らないこと、知りたいこと、知っておきたいことが山のようにあります。

 そのことに改めて気づかされた旅となりました。

 

 アメリカ大陸横断「花の旅」のご紹介をこれで終了とさせて頂きます。

 最後まで駄文にお付き合い頂きまして、本当に有難う御座いました。

 

 アメリカ大陸横断「花の旅」の全ルート

 

 

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USA 全部は見えない

2011-08-06 22:08:26 | アメリカ大陸横断 花の旅

 ハドソン川が朝靄の中で幻想的な表情を見せています。

 

 

 昨年香港で、港を見下ろした時もこんな感じでした。

 何か物語でも始まりそうな光景です。

 

 しかし、現実はロマンチックなストーリーとはならず、私が目にしたものは戦を忘れない為のモニュメントでした。

 

 そこには、第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争の年代を記したプレートが埋め込まれていました。

 

 

                 

 

 香港を舞台にした映画慕情」はヒロインが愛した新聞記者が朝鮮戦争で命を落とし、ヒロインはその訃報を愛を確かめ合った丘で知る、というお話でした。

 

 目の前のモニュメントには四つの戦の積み重ねの上に星条旗が立っています。

 

 更に、その近くにはこのようなものもありました。

 その台座に記されていたのは、欧州と太平洋の戦地の名称と「忘れないように」の言葉でした。

 

 

 

 このとき私が思い出した事実は

 「アメリカは世界大戦後も、ずっと戦を続けてきた」ということと、

 「この国は僅か300年ほど前までインデアンが住んでいた土地を乗っ取って新しく築いた」

 という事実でした。

 

 今でもアメリカでは国民が銃を持つことが許可されています。

 「自分の身は自分で守れ」が基本的な考え方のようです。

 「隙を見せて、殺されたり、権利を侵害されても、隙を見せる者が愚か」が根底にありそうです。

 

 これらの事実を重ね合わせて、全てに重複するイメージとして私の脳裏に浮んだ言葉は

 「弱い者は淘汰される」です。

 多分アメリカ人の意識の根幹となっているのでしょう。

 

 今の日本人はあまり意識しないイメージです。

 

 

 相変わらずマンハッタンは霞の中でした。

 

 

 花の姿を求めてアメリカへやって来ましたが、本当に見るべきものは何だったのか、何が見えなかったのかは、僅か二週間ほどのドライブでは定かではありません。

  

 しかし今回、私が見たものだけははっきりしています。

 

 それは「砂漠でも都会でも変わらぬ、朝の太陽の神々しさと、花を目にした人々の微笑みです」

 

 そうそう、「花から叡智を集め、力を得る人は幸せである」、そんな言葉にも出会いました。

 

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USA もう一度マンハッタン

2011-08-06 21:58:10 | アメリカ大陸横断 花の旅

 今日はとうとうアメリカ大陸横断「花の旅」の最終日です。

 帰国の日を迎えることになりました。

 

 飛行機はJAL005便、ニューヨークJFケネディー国際空港発13:15分です。宿泊したピスカタウェイのモーテルから空港までは車で2時間程度ですが、今朝も私は6時前にモーテルを出ました。

 

 

 今日は、一昨日の夕方に見つけた、ハドソン川東岸のビューポイントから早朝のマンハッタンがどの様に見えるかを確認するつもりです。

 

 夫々のめぐり合わせの時、タイミング、チャンスに可能な限りのことをやっておかなければ、後で必ず自分が悔やむことになります。

 

 

 出勤時間前の道路は交通量も少なく、スムーズに目的地に近づいて行きます。

 

 オオット! 小父さん、あなたの信号は赤ですよ。

 

 

 予定通りに目的地に着いて、マンハッタンにレンズを向けました。

 

 

 まあ、人生そんなもんです。

 今朝の?、今朝も?、どちらかは分かりませんがマンハッタンは朝霞の中でした。

 

 今回も思惑通りには行きませんでしたが、そう、そう、イインデス、打率は三割代で。 

 

 この辺りは公園です。

 

 

 綺麗に清掃された、気持ちの良い場所で、周囲には高級マンションが並んでいました。

 

 

 町が動き始める前の、エンジンを暖めるような低い音のざわめきの中で、小鳥の囀りが爽やかに梢に響きます。

 何の鳥でしょうか、中央の小枝で朝の歌を唄っています。

 

 

 眩しすぎない太陽が昇ってきて、

 

 

 水墨画のようなマンハッタンを見ることができました。

 

 

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USA ニューヨークの湘南

2011-08-06 21:23:36 | アメリカ大陸横断 花の旅

  静かなモントーク浜でまったりして、贅沢な時間を過ごすことができました。

  

 

 高空にうっすらと雲が浮かんでいます。

 森に囲まれたモントーク・ハイウエーから海を眺めながら、帰り道をのんびりと走ります。

 

 

 途中で、地図を見て気になっていた、珊瑚礁のような場所に寄ってみることにしました。

 

 下の図でロバートモーゼス記念塔とある場所です。

 ロングアイランドに平行した細長い島が、相当な距離に亘って続いています。

 こんな好奇心をくすぐる場所に寄らない手はありません。

 

 

 ホッホーと、思わずため息がでました、

 

 

 

 青と白の景色の中へ、一本の道が海上へと伸びて行きます。

 

 

 橋の途中では、周囲に海しか見えません。

  

 

 そして、橋の終点がファイアー島で、そこにはロバートモーゼス州立公園100年記念塔が建っていました。

 

 

 記念塔の周囲で、今来た道が、直径100メートル程の円を描いていました。

 私はそれをくるりと廻って、そのまま今来た道を戻りはじめました。

 

 夏にはニューヨーカーが電車とフェリーを乗り継いで、この島へ、ビーチパラソル片手に海水浴にやって来るのだそうです。

 

 ふむふむ、車で来ても駐車場は無さそうですから、湘南海岸みたいなものですね。

 

 2キロほど海上の道を戻り、もうひとつのオーク島へ降りてみました。

 下の写真で、遠くに爪楊枝の先ほどに見えるのが、さっきのファイアー島の100年記念塔です。

 

 

 今居る場所はオークビーチと呼ばれ、このビーチのホテルのバーテンダーだったロバート・バッツが1970年代に考案したカクテルがロングアイランド・アイスティーだそうです。

 ウォッカベースのカクテルで、紅茶を一滴も使わずに、見た目と味が紅茶のようなカクテルなのだとか。

 

 帰国したらあの店で飲ませてもらうことにします。

 

 

 この辺りはメキシコ湾流の影響を受けるのでしょうか、草地にニワゼキショウが咲いていました。

 

 

 波を被りそうな小さな島に釣目当て? と思われる別荘が並んでいました。

 

 

 夏になるとニューヨーカー達はロングアイランドのビーチで海を満喫するようです。

 

 多分、工場が近いニュージャージー周辺の海よりも、はるかに水が澄んでいそうな気がします。

 

 

 今日こうして、ロングアイランドの風を受けて、マンハッタンとハーレムだけだった私のニューヨークに、新しいイメージが加わりました。

 

 私は潮の香を胸いっぱいに吸い込み、凪いだ青い海を目に焼きつけ、アメリカ大陸横断花の旅の最後の夜を過ごすために、海上の道をホテルへと戻ることに致しました。

 

4月25日のルートと位置

 

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USA きっと涎を垂らすはず

2011-08-06 20:59:13 | アメリカ大陸横断 花の旅

 石を拾った砂浜から、汽水湖への水路の対岸に、レストランのような建物が見えましたので、モントーク湖をぐるっと廻って、入り江の反対側へ行ってみました。

 

 

 漁港も近くにあります。

 後から分かったことですが、ここの港は「世界の釣りの首都」との異名があるほどにスポーツフィッシングが盛んなのだそうです。

 

 

 レストランにはゴスマン・クラム・バーの看板が出ていました。

 

 そうでしょうね、汽水湖ですから美味しいハマグリを食べさせてくれるのでしょう。

 

 周囲もなかなかに良いシチュエーションですが、残念なことに、ここのレストランの営業は来週からだそうです。

 

 

 メインストリートへ戻る途中で線路を目撃しました。

 ここは島の最東端で、民家も少ない田舎町です。

 車社会のアメリカでこんな所に鉄道線路が敷かれているのが驚きでした。

 もしかすると、軍事上の意味があるのかもしれません。

 

 

 この駅はロングアイランド鉄道のモントーク駅ですが、この終着駅の雰囲気が素敵です。

 吹雪の夜に、黒いマントを被った初老の男が列車から降りてきそうな趣があります。

         

 

 

 知り合いに何人かの「鉄ちゃん(鉄道ファン)」がおりますが、この写真を見たらきっと涎を垂らして乗りたがるに違いありません。

 

 

 私も興味があるのでちょっと調べてみました。基点となるニューヨーク市ジャマイカ駅からモントークまで約3時間、料金は片道16ドル弱、一日3本程度運行されているようです。

 

 駅舎らしき建物は展示場として使われていて、既に本来の機能を果していないようです。

 駅前の広い駐車場には数台の車が停まっていました。

 

 

 モントーク駅の直ぐ横にフォート湖が水を湛えていました。

 湖畔に別荘らしきものが見えます。

 

 このモントークやハンプトン周辺にはニューヨークのセレブ達の別荘が集中していて、スピルバーグの別荘もこの辺にあるようです。

 

 

 さきほど、モントーク湖の横に小さな飛行場を見かけました。

 セレブ達はきっと自家用飛行機かヘリコプターでやって来るのでしょう。

 

 マンハッタンで、命を削るような競争をしていたら、このような海と風だけの場所が必要なのかもしれません。

 

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USA 浜辺にて

2011-08-06 20:50:33 | アメリカ大陸横断 花の旅

 ロングアイランド先端の長閑な景色に反する現実を教えられましたが、それでも遥か東洋からやってきた旅人の視線の先には、自然溢れる穏やかな景色が広がっています。

 

 

 軍事演習の掲示がある海岸に、脆い土の崖が続いていました。

 

 

 そして、沖に目を凝らせば、躊躇う波の間に間に、海鳥の群れが浮かんでいます。

 遠すぎて種類まではわかりませんが、多分この辺で営巣しているのでしょう。

 海が豊かな証です。

  

 

 

 寄り道しながら戻る途中、舗装道路の脇の小さな池で、鴨が卵を抱いていました。

 

 

                      

 

 岬にはモントーク湖という汽水湖があります。

 湖が海に口を開いた場所へ行ってみました。

 湖の中には小さな漁港が見えます。

 

 

 透き通る水の中で海草が岩に茂っています。

 

 

 人影のない浜には風もなく、

 

 

 岬の果てまで安らぎの渚が続いていました。

 

 

 砂浜には色とりどりの石が砂に埋もれていました。

 私は程好い大きさの、見目良い石を選んで、幾つかをポケットに忍ばせました。

 

  

 日本へ帰ったら「ハヤブサがイトカワから石を運んできたから、私もアメリカから石を持ってきたよ」と言いながらポケットから出そうと思っています。

 

 残念ながら、この海岸にはまだ春は届いていないようです。

 ハマナスでしょうか、棘だらけの枝に、今やっと緑の葉芽が出たばかりでした。

 

 

 

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USA 島の先端

2011-08-06 20:31:32 | アメリカ大陸横断 花の旅

 ロングアイランドの先端には2つの半島、サウスフォークとノースフォークがありますが、私はサウスフォーク先端のモントークを目指しました。

 

 

 IS495から離れて、現在はモントークハイウエーを走っています。

 アメリカではハイウエーは連邦政府、州、郡が管理する道路を意味し、日本語の高速道路とは意味が異なります。

 

 イーストハンプトンの町に入ると小さな池の横に、雰囲気のある教会を見かけました。

 

 

                 

 

 この辺は、アメリカで最も高級な別荘地のひとつで、ニューヨークの多くの金持ちがこの辺りに別荘を持っているそうです。

 日本では軽井沢か伊豆の川奈辺りに該当するのでしょうか。

 

 

 

 更に先へ進んで行くと、道は落葉樹に囲まれ、

 

 

 その先で大西洋の見える町に入って行きます。

 

 

 町を抜けて、緩やかにアップダウンを繰り返し、潅木の中を道は、ひたすらに東へと伸びて行きます。

 

 

 こんな時には必ず「みさき~めぐりの~♪」のメロディーを口ずさんでしまう私ですが、「ありきたり~」と言われそうですね。

 

 そしてニューヨーク州最東端のモントーク灯台に到着致しました。

 

 

 特別な観光地といった風でもなく、閑散とした駐車場と小さなお土産屋兼レストランが一軒あるだけの、海風が心地よい場所でした。

 

 北側は緩やかな傾斜が砂浜へと続いています。

 

 

 灯台南側の海岸にキャンプの表示があったので、車で入ってみました。

 

 え! 「NO CAMPING」(キャンプ禁止)て、どう言うこと?

 

 

 暫く行くと。 「キャンプ ヒーロー」の地図が表示されていました。

 

 おお、そうなんだ、キャンプとは軍の施設ですか。こりゃ~参った。

 

 

 そして、こんなものが掲示されていました。

 

 

 つまり、ここはニューヨークを空爆しに来るかもしれなかった、ドイツやソ連の飛行機を監視、撃墜し、ニューヨークを守る為に重要な意味を持つ場所だったのです。

 

 そうですか。だから、灯台に近づくと建物が全く見られないのですね。

 だから灯台の周辺が閑散としているのですね。

 

 実際は「みさき~めぐりの~♪」などと暢気に鼻歌を歌える場所ではなかったようです。

 

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USA ロングアイランド島へ

2011-08-06 20:14:39 | アメリカ大陸横断 花の旅

 お早うございます。今、朝6時を少し過ぎたところです。

 

 

 こんな時間に何処へ向かっていると思われますか。

 実は、これからロングアイランド島のドライブへ出かけるところなんです。

 

 え、ロングアイランド島をご存知ない!

 そうでしょうね。実は私もさっきまで知りませんでした。

 

 昨日のうちにニューヨーク植物園を見終わって、予定したスケジュールを全部消化したので、今日(4月25日)一日がすっぽりと空いてしまいました。

 

 そこで、数日前から何となく気になっていた、ニューヨークから東へ伸びる半島(さっきまで、そう思ってました)の先端を見てこようと考えたのです。

 

 出発する時にナビに入力しようと、地図を見ているとロングアイランドと記載されていました。

 アイランド? これって島なの!と、さっき気づいた次第です。

 下のロングアイランド島の地図とルート図をご覧下さい。 

 

 このように、地図で陸地からちょこっと出っ張った先端は大いに気になります。

 距離も手頃ですし、渋滞もなさそうです。海浜植物の珍しい花に出会えるかもしれません。

 

 

 ところで、ロングアイランドは日本語にすれば長島です。

 ロングアイランド島ですと長島島となるので以後はロングアイランドの表記に統一します。

 

 この文章を書くに当たってロングアイランドを調べてみたら、この島はアメリカ合衆国本土で最長最大の島で、東西に190キロの距離があるそうです。

 

 

 今朝ニュージャージのモーテルを出発して、ナビのガイドのままに走っていると、左手の朝靄の中にマンハッタンが見えてきました。

 

 程なく島を縦断するIS495へ入りました。

 

 

 ハイウエーの横で、レンギョウが黄色い花を咲かせていました。

 

 

 月曜の早朝に郊外へ向かっていますので、道路はガラガラで、正に私の為に道路が準備されているようなものです。

 

 

 しかも、今日は旅の「おまけ」みたいなものですから、運転も鼻歌交じりです。

 

 ふと気づくと、走行メーターが一万マイルを超えていました。

 サンフランシスコで走り始めた時には走行メーターが、凡そ五千マイルでしたから、本当に良く走ったものです。

 

 

 オットット。 誰かがお巡りさんに注意されています。

 

 

 道路の制限速度がいつの間にか40マイルに変更になっていました。

 

 周囲はすっかり田園風景に代わり、長閑な光景が続きます。

 

 島は地下水に恵まれ、必要な水は全て地下水で賄えるのだそうです。この水車も地下水を汲み上げる為に使われているのでしょうか。

 

 

 走り過ぎる道の脇で桜が咲いていました。

 

 

 

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USA 夕景のマンハッタン

2011-08-06 19:40:51 | アメリカ大陸横断 花の旅

 ニューヨーク植物園で予定した目的地を全て消化し、一種の安堵感のようなものを感じていました。

 

 しかし、「油断するなよ、往々にしてこんな時こそ事故を起こすぞ」と自分に言い聞かせて、車のエンジンをスタートさせます。

 

 

 特に理由はありませんが、今夜はニュージャージー州のニュー・ブロンズウィックに宿を取ることにしました。

 ニューヨークからの距離は今朝出てきたピスカタウェイとほぼ同じようなものです。

 

 今回もナビで、有料道路を使わない設定でルート検索を行いました。

 

 車はフォードハムロードを西に向かい、イースト川を渡ってマンハッタン島北端の207Stに入りました。

 橋を渡るときに地下鉄の車両基地が見えていました。

 

 

 昨日から手持ちのドルを節約する為に、なるべくフリーウエーを通らないようにしていますが、そのお陰で、観光客がめったに行かないような場所を目にすることができます。

 

 この道は今朝、薄っぺらな奇妙なビルの位置で5Avと交差していたブロードウエー通りの北の端です。

 

 

 面白そうなものが目に入ったらナビを止めて、適当に横道へ入って行きます。

 ニューヨークでの距離感も地理も大体頭に入りましたので、初めての場所でも応用が利くようになってきました。

 ウフフフ、そんなことが何だか楽しい。

 

 インターステート95(IS95)に入り、ハドソン川のジョージ・ワシントン橋を渡ります。

 

 

 橋を西へ、右岸の丘陵へと渡っている時に、南の川下にマンハッタンの摩天楼がちらっと姿を見せたました。

 「ああ、そうなんだ」、と瞬時に思いました。

 

 IS95は橋を渡ると、下りながら大きく左へカーブして、ハドソン川西岸の丘陵地帯の裏手を回り込むように、ニュージャージへ南下します。

 

 私はIS95が丘陵の裏をハドソン川と平行して南下し始めた頃、ハンドルを左に切り、IS95を外れて、丘陵地帯の坂を適当に登って行きました。

 

 思った通りでした。

 

 ハドソン川の西岸には小高い丘が続き、その丘の上にハドソン川を見下ろしながら、丘陵の縁に平行して道が通っていました。

 

 その丘の上で私は、今朝、夜明を迎えたマンハッタンが、目の前で静かに夜の帳に沈んでいく姿を見守ることができたのです。 

 

 

 

                      

                      

 

 2011年4月24日、一日の始まりにマンハッタンに昇る朝日を眺め、一日の終わりに暮れなずむマンハッタン島の姿を堪能し、私は胸いっぱいに満ち足りた思いを抱いて、宿への途に付いたのでした。

 

4月24日のルートと位置

 

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