邦画ブラボー

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華岡青洲の妻(3)”献身”

2005年02月05日 | ★TV番組
和久井映見がいい!
青洲(谷原章介)の妹役、中島ひろ子
迫真の演技にもびっくり仰天涙して、
すっかり化粧が取れてしまった!?第三回だった。

加恵(和久井映見)は姑(田中好子)に嫌味を言われて
泣いているような芯の弱い女ではない。
槍のような言葉にもバシバシ切り返すたくましさと
気性の激しさを持っている。
二人とも、似たものどおし。
いい勝負の姑・嫁なのである。

新薬の開発中、青洲の妹、於勝(中島ひろ子)が乳がんで倒れる。
弱った体で青洲に迫り、
自分を薬の実験に使ってくれと懇願する場面は迫真の演技。
今思い出しても泣ける。
看病する加恵に「赤ん坊に乳を飲ませるってどんなかんじやろ・・」
と言うシーン・・眼にゴミが・・。
ふたりの泣き顔を見て目から汗が湧いて出た!

なんて上手い女優さんなんだろな~中島ひろ子

麻酔薬の実験に「老い先短い自分を」、
「いやぜひ嫁の私を!」と言い争う姑と嫁の応酬は、
凄まじさを通り越して笑いを誘った。頑固に張り合う二人。

結局根負けした青洲が於継に麻酔薬を飲ませるのだが、
それは母の気持ちを静めるための偽の薬だった。
そうとは知らず、「母親の鏡」だという周囲の礼賛に誇らしげに笑う於継。
その姿を見つめるライバル心むき出しの加恵の表情が可笑しかった。

ついに青洲を説得した加恵の熱意。
「わたしは華岡青洲の妻ですから」という台詞が実に生きた!!
和久井映見ってすごい女優さんになったなあと思うことしきり。

次回は加恵が命がけの人体実験に。絶対に見逃せない!

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