シャフトをしならせ~しなり戻して打つ…のなら... どう『しなる』のが正解❔
練習場などで 個々の方が
簡易式、ハンディ弾道計測機 などを使って
スピンを測ったり、ヘッドスピードを測ったりと…
それはそれで楽しいと思いますが、
その中で気になるのが
一般的に 『ミート率』 と呼ばれている項目です。
その言葉が正しいのか、正しくないのか は
本当に微妙な感じで。。。
🔴少し 注意が必要な項目 と言えます。🔴
その数値は
分母が ヘッドスピード
分子が ボールスピード で数値化されます。
例で言うと
☑ボールスピード55ms / ヘッドスピード40ms
⇒ 1.375
☑ボールスピード60ms / ヘッドスピード42ms
⇒ 1.428
と言う数値で表示されます。
主にドライバーショットで意識されますが、
一般的には そのミート率 と名付けられた数値 は
⇒1.500 に近い数値か、それ以上が望ましい と
言われていますが、正直、なんとも言えません( ;∀;)
ボールスピードはロフトと密接な関係にあり
ドライバーから順に ウッド、ユーティリティ、アイアン
ウエッジと打って行けば 同じ人が打っていても
その数値は どんどん下がってきます。
ドライバーで 1.4を超えていた としても
ウエッジまで行けば 1.0 を下回る数値が出たりします。
かと言って 本当の意味でのミート率が 変わった訳ではありません✋
ドライバーにおいては、飛距離や弾道を無視するのなら
ロフト0度やマイナスのロフトで打てば
その数値は 高くなり、数値として
おそらく 1.60を超えるでしょう。
ロフトを開かないで
そのゴルフクラブの『ロフト通り』に打つ と言う意味では
ミート率と言う言葉は間違ってはいませんが
漠然と 良い当たりかどうか を表す数値であるか、どうか は
本当に微妙です。
例えば…です、
ヘッドスピード 35ms 40ms 45ms
の似たような技量の3人がいたとします。
45msの人は 一番立ったロフト、
例えば 9度のドライバーが使える可能性が高い です。
35msの人は 一番寝た、大きなロフト
例えば 11度のドライバーになる可能性が高いでしょう。
そうなると ミート率は 一番立ったロフト を使える人が
一番高くなる可能性
引いては 速いヘッドスピードの人が高くなる可能性があります。
本当のミート率という意味合いでは
ロフトを寝かさず そのロフトなりに打つコト
自分のヘッドスピードなりに 安定して打つコト
自分のヘッドスピードに適したロフトを使うコト
の方が ミート率の語彙は相応しい と思うのですが、
正しい意味合いを理解していない状態で
単に数値として ミート率を追いかけると
無理に立ったロフトのクラブを 開いて使う
と言う方に誘導されがちです。
ヘッドスピード 35msの人が
無理やり 9度のロフトのドライバーを使うことが
良いことがどうか。。。。。。
数値は高くならないけれど 11度のドライバーを
ちゃんと そのロフトなりに打つコトが良いのか、
本来は上がらず、失速しがちな 9度のドライバーを
無理やり 開いて打つコトを覚える のが良いのか…
後々の弊害、
地面からボールを打つウッドやアイアン、
アプローチなどにショット全般に多大な影響を与えるでしょう。
✊日本のゴルファーは 数値 好きですから
「ミート率」と呼ばれる その数値が
自分のやっていることを間違った形で
裏付けてしまう可能性があります。
そう考えると この数値を一概に 『ミート率』
と呼んでしまうには 問題があるような気がします。
昨今は カチャカチャ装備 のドライバーが多く
⇒ネック調整で ロフト角度やフェースアングル をいじれる
それと 簡易計測器 を組み合わせた場合、
ロフトを開いて こすって打つ 設定
ロフトを開いて こすって打たないと上がらないロフト設定
に辿り着いてしまう匂いがプンプンします。
クラブに教わる のが早いのは確か、ですが
基礎知識として、あくまでも イメージ として
どう しなると有効なのか
どう しなると良くないのか
たとえ (推奨しませんが) しならせて しなり戻して打つ
にしても、有効なしならせ方をしておかないと
クラブ、ヘッドやシャフトは機能しません。
▲良くあるパターンは。。。。。。
ボールとヘッド、
ボールとフェースの関係は
こういう関係です。
おそらく ゴルファーの大半、ほとんどの人は
横ビンタを食らわせるように
しならせ、しなり戻して叩く と思っていますが、
シャフトは「意図的に」しならせるモノ
と思っているフシがありますね。
その一方で
テークアウェイやトップ、ダウンスイングでは
シャフトをトゥ~ヒール方向(→コッキング方向)に
しならせてしまっています。
シャフトはトゥ~ヒール方向、
この方向にしならせると
例え からだの回転やグリップを止めて
シャフトをしなり戻したとしても
フェースが閉じる方や フェースがボールの方(下)を向く
方向にはしなり戻らず
重心位置をより下に潜り込ませるような
しなり戻り方をします。
✋このシャフトのしなり戻りではフェースは閉じません
ですので 推奨はしませんが、
シャフトをしならせ~しなり戻して打つ と考えていても
トゥ~ヒール方向にしならせたのでは
その しなり&しなりもどし の動き(クラブやシャフト)が
打撃には至りません。
✋この ライ方向のしなり~しなりもどし だけで
打撃を迎えると ボールの底をフェースでこする だけ
になってしまいます。
⇒そののち、その行為の後 捻じれたシャフトを捻じり戻す
クラブ自体を回転させる 別な動き が 打撃には必要になります
推奨はしませんが、例え シャフトをしならせ、しなり戻して打つ
シャフトを使って ヘッドで弾いてボールを打つ にしても
クラブであれば フェース~バックフェース(ロフト方向)に
しならせないと その運動が打撃につながりません。
そして この二つ
トゥ~ヒール方向(ライ方向)
フェース~バックフェース(ロフト方向)
アイアンで言えば フェース~キャビティ方向でしょうか
の しならせ方 の大きな違いは
ライ方向は グリップに対し、ヘッドを上下に動かす
つまり シャフトをしならせようとする意志が働くか
ロフト方向の動きは グリップ自体の高さは変えても
グリップとヘッドの相対関係は殆ど変えず、
シャフトをしならせようとはしません。
単に自然な遅れ が しなり になるだけで
その遅れのまま 打撃を迎えるのが基本です。
シャフトは 先端にある重さ(へっど)のせいで
しなりますが、意図的にしならせて使うのは
機能として良いアイディアではありません
✋オーバースペック(きついクラブ)
~主にシャフトの硬い & ロフトがきつい
と
✋アンダースペック(楽なクラブ)
~主にシャフトの柔らかい & ロフトが緩い
ゴルフを覚える際、
スイングを練習する際、 どちらが良いか というと
圧倒的に後者 アンダースペックなクラブ です。
代表的なアンダースペックなクラブは
男性にとっての女性用クラブですが、
市販のクラブはそこに少々難点があります。
・・・シャフトは柔らかく、ロフトも大きいのですが、
そのシャフトの柔らかさに対し、極端にヘッドが軽いので
シャフトの柔らかさの利点が活かせません。
✋少なくとも 鉛など張り ⑳~㉚gは欲しいトコロ…です。
その理由は
シャフトは自分のスイング、動作を補助する役割 です。
硬いシャフトでは
主に しならせて しなり戻して使う コトを覚えるのでしょうが、
よ~~く考えると それは シャフトの役割 ではなく
単なる自分の動作です。
どんなシャフトでも 自分の好き勝手に使う というのでは
シャフトの助けを得られません。
長いゴルフライフの中で どのクラブを使っても同じ・・・
と言う言葉を頻繁に耳にしますが、
まあ 例外なく オーバースペックなクラブを使ってきた人
の定番のセリフです。
シャフトの伝達 が ヘッドの姿勢、
重心の位置を打ち手に伝え、
その重さによって グリップを動かす、
即ち クラブ自体を動かすコトが シャフトの機能 です。
それを覚えるには アンダースペックの方が良いでしょう。
また しならせる しなり戻す と言う動作は
動作を途中で変速、動作速度を途中で変える必要が出てきます。
しならせる は 加速動作 が必要です。
しなり戻す のには 減速、もしくは静止動作 が必要で、
準備である テークバックで 加速動作 をして
ダウンスイング、インパクトにかかる後半に減速、静止動作 をするのですから
それは スイングの手順からすると 反対 になるわけです。
ヘッドの重量がある程度 しっかりしていれば
ヘッドの位置やヘッド~フェースの向きなどによる違いも
感じられるようになり、スイングの位置や姿勢が把握し易くなります。
ゴルフの初期やスイングの覚える時期 に 硬いシャフトを手にすると
往々にして、深いトップ、オーバースイングになりガチ です。
シャフトが柔らかく、ヘッドの重量がしっかりしていれば
クラブを暴れさせるような テークバックは取らない でしょうから
コンパクト目のトップの位置になるでしょう。
交互に打った時にも その効果ははっきり表れます。
また ロフト使いについても 大きな差が生まれます。
ボールをつかまえる というコトは 『ロフトの使い方』 を指します。
厳しいロフトのクラブを上げられるようにする訓練は
ヘッドスピードと言う点では理解出来ますが、
それを除けば わざとつかまらないように打つ につながります。
上がり易い、大きなロフトのクラブを
低めに打つ というのは イコール つかまえて打つ コトにつながります。
スライスに悩む人は
柔らかいシャフトで大きなロフトのクラブ で
低い球を打つ訓練をすれば 解消し易いでしょう。
上手になると より硬いシャフトを… というのは
慣れてきて ヘッドスピードが出せるようになった という一点においては
理解出来ますが、単に腕力勝負に挑んでいる
という認識を私は抱いています。
ああああ そもそも 今までよりも 柔らかいシャフト になると
弾道が高くなり、スライスになるのは クラブが使えていない証、
本来は 低くなり、フック、柔らかさの度合いによっては どフックになります。
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
多くのゴルファーは考えていない
気付いていないことですが、
スイングの概要は『クラブから』しか学べません。
その多くが ゴルフを始めた時のモノか、
ゴルフに熱中して夢中になっている時に使っていたモノ、
それらがゴルフスイングの基礎を造ると言って
間違いないでしょう。
例えば のはなしですが、
これは本人に確認はしていませんので推測に過ぎませんが
横峯さくらちゃんのスイングは
あきらかに 幼少の頃…小学校かそれ以前の体験でしょうね。
お父さんの使わなくなったクラブを
その時の身長に合わせ、切って使って
スイングを覚えたのでしょう。
ジュニアゴルファーには多いパターンだと思います。
男性用のクラブを 小学生のサイズに切って使えば
元々男性のクラブですから 小学生の女子にはきついですが、
硬くて、ヘッドも感じにくい 長い棒 です。
シャフトが適切な硬さでヘッドの重さも感じられれば
あそこまで深いトップを造れば
ひっくり返ってしまいますから
抑制されている筈です。
悶絶クラブを作り、
お客様にご提供させて頂いて
長い時間 お客様のスイングの変化を見ていると
例外なく お客様のスイング というか
『トップ位置はコンパクト』になってきます。
そこの部分は何もアドバイスしなくても
自然と、必要以上に深かったトップは
削り取られていくのだと思います。
硬いシャフトに慣れた方は
当然 硬いシャフトをしならせて しなり戻す
ことをスイングだと錯覚していますし、
ヘッドを返すスイングをしたい人にとっては
どちらが鶏で、どちらがタマゴかは人それぞれですが
アップライトな、小振りなヘッドを好むようになります。
小振りな 重心距離が短い クラブは
商品として 硬いシャフトが入っているケースが多く、
それに伴いヘッドも軽いですから
本能的に 速く振ることで打撃のエネルギーを作り出そう
としているのだと思います。
速く振ること自体に
良い悪いはありませんが、
その手のクラブを、その手のスイングでショットする人は
テークアウェイのリズム感も異様に速く
閉まりかけた電車の扉に間に合わせるか のように
急いでスイングしますから、
ミスのやり直せる練習場では良いのですが
コースへ行くと苦しむと思います。
技術論 ということでなく
基礎論 として
ゴルフショットをやさしくするのは
①することを減らす
②する速度を遅くする
③スイングを必要最小限の大きさにする
という事だと思います。
グリーン周りの アプローチで
ウエッヂで無理に高い弾道を選ばず
8番アイアンで転がすのと同じです。
以上の3項目で
問題になるのは
することを減らし、する速度を遅くして
スイングをコンパクトにしても
望む距離が打てるか どうか であって
スイングは ヘッドスピードの数値なんてのは
ゴルフそのものに何にも関係ない訳ですし、
スロープレーは問題ですが
自分の番の、自分のスイングに
そんなに慌てて スイングする必要もありません。
することを増やして
する速度を上げて
スイングを大きくする
というのは一見すると良さそうに見えますが、
勿論、飛距離は重要ですが
ゴルフショットの場合、逆にいくらでも飛んでよい
という場面の方が 割合としては圧倒的に少なく
ショットの条件として
打つ距離があらかじめ決まっているケースの方が多い
という ゴルフのゲーム特性を考えると
それをしなくても 望みの距離を打てるクラブを選び
スイングを覚える というアイディアも
ゴルフを上達するための腕前の一つを考えられます。
からだの回転 というと
からだ、胴体、上半身をねじって
腰と腕、腰と肩を別々に動かしたり
からだの回転そのものを肩の回転と認識している人
の殆ど、例外は少ないでしょうね、 が
◎スイングは丸く振るモノ
◎振り遅れは✖
◎フェースターン、ヘッドは返すモノ
◎シャフトはしならせて しなり戻して打つ
つまり からだが(人によっては肩)が
90度向きを変えたら、クラブ(ヘッド)やシャフトも90度向きを変える
同じ分量だけ回転する、移動する と信じています。
クラブの、クラブヘッドの元々も重さ や 長さによる増し
運動/移動による乗算(増し) が あっても…… です。
でも この世の中にいる限り
重さによる法則は万人に共通 で
その重さの分、重さが増す分、その運動は減衰します。
そして からだを捩じると
腰の動作に対しては 肩より上の重さが
肩に対しては腕やクラブの重さ が同じく負荷 となるので
その不可分、運動、移動量は減るのです。
からだの回転に同期して 胴体や腕、グリップ部を動かしても
仮にですが、90度回転しても、重さ分 80度しか動かない とすると
それに加え 肩を遅らせ負荷として
腕を遅らせ負荷として、クラブを遅らせ負荷として
それを後々 より小さくなっていく筋肉で動かす のですから
非効率極まりない打撃・・・になる訳です。
重さ分10度ずつ減るとしても
90度腰を回転させ 肩で10度、腕で10度 クラブで10度 減りますから
90度腰を回転させても クラブは60度しか動きません。
更に 困ったコトに
からだを捩じって ボールを打つ人は
その遅れが「悪」と信じており、クラブ~シャフトは90度…それ以上回転する
という前提で ショットしているので
30度足らないはずのクラブの回転を
自分の回転方法で90度にする(クラブの回転) コトが
スイングと信じています。
ですので 左腰を引く 形になる訳 です。
😿振り遅れたくないから 振り遅れを作る という パラドックス です。
(/ω\)左腰を引かず、㊧の壁という名目で 左腰を止める人は
その後の回転 足りない分を回転させるため
肩をより開きます。
腰は止まっていること と 捻じったモノが上下に長くなる
という効果によって 突然 上に伸びるような、上に振るような動作…
クラブを振る、腕を振る、ローテーションする空間を作るため伸び上がる…
……それを、地面反力
なんて言う『恥ずかしい言葉😢』で表現されていたりします。
90度腰を回転させても クラブも含めた各部位の重さ分
遅れて それが60度になってしまったとしても
その足りない分、届かない分 の、
本来の対処法 「左へのシフト」 が
左腰を引いてしまうので 使うことが出来ない というおまけ も付いてきます。
正しいからだの回転では
全くと言ってよいほど存在しない負荷
その負荷の対応に 存在しないはずの対処・対応
そして その対処・対応は 本当に短い、刹那な時間なので
誰に教えることも教わるコトも出来ない部分と言えます。
言いたくはないですが、スイングの教本、レッスンとは
負荷を作らないようにすることや
スイングをその場その場の対処や反応でしなくて良いようにすることのはずで
教えることも教わることも出来ない秘儀やタイミングを
スイング論とは言わないのでは……と思う今日この頃です。
一般的なシャフトの硬さ/柔らかさ を振動数で
お知らせしましょう。
ゴルフクラブは 同じ硬さであっても
長さが長くなったり、ヘッドが重くなったりすると
数値としての 振動数は低くなります。
1W 220cpm
3W 225
5W 230
UT 240
5I 250
6I 255
7I 260
8I 270
9I 275
PW 280
SW 275
こんな具合に長さに応じて
規則性を持って、数値は変わります。
数値の差異(ピッチ)はシャフトの長さの変化だけでなく
シャフト特性によっても違いはありますが
規則性があるのはとても重要です。
使いにくいセットは この硬さの流れが
ばらついていたり、逆転していたり、
番手の流れが乱れている セットです。
…市販のセットではとてもありがち…です。
ドライバーの振動数であると
標準的市販品の Rスペック(45インチ基準)は
1W 240cpm 位
やや高齢者向けの ゼクシオ クラスで
1W 220cpm -R
225cpm -SR 位でしょうか
ゼクシオクラスから比べると 振動数 240cpm
のスペックは Xシャフトの硬さ と言えます。
フジクラや三菱など 後付けのスポーツタイプのシャフトだと
アール(R)シャフト と言っても
1W 250cpm を超えるものも多く、
機種によって 差がありますが、
メーカーでは フジクラの方が数値は低め です。
後付けのシャフト の Sシャフトクラスになると
振動数 270cpm を超えるものもたくさんあり
この硬さは ほとんどモンスター 棒です。
体重もあり、筋肉や関節に柔軟性がないと…
若くないと この硬さは自分を蝕みます。
手首・肘・首・腰 の故障の原因になります。
ハミングバード的に言うと
ゼクシオクラブの 振動数220cpm -R
この硬さが平均的な成人男性の使えるぎりぎりの硬さ
シャフトの良し悪しまで出しきれない 硬さ でしょう。
1W 200cpm
この位になってくると シャフトの性能が出てきます。
シャフトで弾いて飛ばしたいタイプの人にはいいですね。
1w 190-180cpm
ここから辺まで そう言う振り方でイケます。
弾道が低くなりがちですから
あまり 厳しいロフトは使わない方が良いです。
市販品のクラブの 最も大きな弱点(ネック)は
やはりアイアンなのです。
販売単価を下げるため 現在はどの機種も
軽量スチール採用です。
となると シャフトの硬さは限定的…。
5Ⅰ 270cpm -R表示
最も柔らかい軽量スチールでこの硬さ です。
数値で言うと これに相当するドライバーは
1W 250cpm 前後
平均的な成人男性には Xシャフト以上…。
シャフトを使ってなにがし…
シャフトの助けて貰う…ということの
全くできない硬さ。
運動不足のおじさんには故障の原因になります。
ドライバーを飛ばす為
振動数 220cpm にしても
交互に使わなくてはならない 相方のアイアンが
振動数 270cpm では
まったく異なる別な道具。
アイアンに慣れた後、ドライバーを打てば
ダフリ・天ぷら・引っ掛け・スライス
ドライバーに慣れた後、アイアンを打てば
トップ・引っ掛け は必ず訪れます。
👉ハッキリ言えば コースで交互交互に打つことを
前提とすると ドライバーを上手く打たせないためのアイアン
アイアンを上手く打たせないためのドライバー
という組み合わせ です。
この二つの硬さの違い では
同じボールの位置で打つことは出来ず、
ドライバーを左、アイアンを中~右に置かなくてはならず
ゴルフを『より深い迷いの道』に誘います。
お気をつけあそばせ
多くのゴルファーにとって
『硬いシャフト~柔らかいシャフト』
その差はかなり狭いと思います。
(硬さの基準で振動数というのを引用します。
振動数とは 一分間に何回ストロークするか を計測。
数値のあとの cpm は cycle per minutes
サイクル パー ミニッツ です。
硬いものほど速く多く
柔らかいモノほど遅く少なく ストロークします。
➟数値の大きいものほど硬く
➟数値の小さいものほど柔らかい)
ドライバーで言うと
『ゼクシオ』クラスで
Rシャフト➟ 230cpm
SRで ➟ 240
S ➟ 250
『自称アスリート』のタイトリストクラスで
Rシャフト➟ 250cpm
S ➟ 260
と言った感じです。
機種によっても、その機種の対象に成るユーザーによっても
その基準値は結構ぶれているのですが
弊社の硬さ基準からすると どれも異様に硬い
十羽一絡げに 運動しない鉄棒 と言える代物です。
弊社基準ですと(硬さを番号分けしますが)
#8 ➟ 180cpm
#10 ➟ 160
#12 ➟ 140
#14 ➟ 120
弊社の #14という硬さに対しては
ゼクシオクラスのRシャフトでも 約倍の振動数 あります。
倍…っていうのは体験しないと分からないと思いますが
多くのゴルファーは
シャフトが柔らかいと その柔らかさの
しなり と しなりもどり を使って
ボールを弾いて打つ と思っていますが、
それは「明らかな」間違い です。
そう信じて使うと
柔らかいシャフトの良さ、
いえ シャフトの役割を何一つ味わえず
10回に一回は今までより飛ぶけど
平均するとどこに飛ぶかわからない
特にスライスは多発し、
前に飛ぶよりも上や右に飛ぶのが頻発する
短命なドライバーになります。
それは何故か? というと
多くのゴルファー…まあ全員でしょうね、 は
シャフトの使い方を知りません。
シャフトの役割を知りません。
ゴルフ専門に数十年もやってきたゴルフライターさんですら
シャフトは しならせて・しなり戻して 使うものと
信じてやまない程、無知です。
多くのゴルファーは
自分にとって 全く運動しない
まったくしならない 硬さのシャフトしか 体験したことが
ありません。
自称 ヘッドスピード42ms のゴルファーにとって
45インチ で 振動数240cpm のドライバー
ゴルフクラブを『正しく』使えば
動かすこと、しならせることが出来ません。
故にしならないものを しならせて使ってしまうのです。
それでは シャフトの役割は全く反対です。
意図的に グリップエンドを基準にヘッドを動かす
グリップエンドを基準にヘッドを振る
ということを信じ込むことになります。
そして それはゴルフクラブの使い方
ゴルフスイングの作り方を
始めの一歩 として
ものすごく大きく誤らせます。
ヘッドの形、形状には理由があります。
そして 本当の意味でのシャフトの役割は
そのヘッドの形状、そしてそれの作り出す重さによって
よりグリップを動かし
打つ人の動きを補助、ガイドする役割。
つまり シャフトは ヘッド➟グリップ の方向に
機能させるもの、グリップを動かす為のものです!
大袈裟に言えば ヘッドを止めて
それを基準にグリップを動かす ものなのです。
ゴルフクラブには 左右の方向や上下の方向を
司る『角度』というものが
番手ごと、機種ごとに存在し
その角度はゴルフクラブの機能 の中で
最も重要なものと言えます。
シャフトをしならせて しなり戻して
グリップを支点にヘッドを振りまわす振り方では
その「しならせてしなり戻して…」という課題を
クリアすると 次に角度の問題に直面します。
ボールの出る方向、ボールにかかる回転、
ボールの打ち出される方向 それらが
ヘッド振るその振り方では毎回まちまちになり、
グリップを止めることの反動で それを行うので
確固たる修正方法が存在しないので
その修正はゴルフを辞めるまで続けることになります。
タイミングが命…なんて
これ誰に習ったら解決出来るんですか?
狂ったような練習量の人が その地位を維持するために
その誤った方法を普及させているのか とすら
思ってしまいます。
グリップを支点に シャフトを使って
ヘッドを振れば、その運動には大小大きな円が発生しますから
その角度の存在が不明瞭になります。
これも大きな勘違いですが
スイングは体の向きを変える円運動であるのは確かですが
その中で 先端に重さの集中するゴルフクラブ
というものの作り出す遠心力は
シャフトを振ってしまう場合、外に! 外に!働き
ボールを打っていく方向や
ボールを飛ばす方向に対し
全く別な、抵抗、邪魔となる不可抗力になってしまいます。
本体はその遠心力、そしてクラブヘッドの重さを使って
その重さを ヘッド➟グリップ方向に使うもので
それによって 遠心力は回転力に出来ますから
スイングすること、ボールを打つことの助力に出来るのです。
そう言った 全く誤ったスイングの概念
全く誤ったクラブの使い方
そう言ったものを どかん と変えてあげよう
もっと楽にクラブの機能を使ってスイングしたい
もっと楽にボールを打ちたい、飛ばしたい
という気持ちが無く
硬いシャフトを無理やりしならせて
結局のところ、クラブの機能を無視して使っていた
そのままの概念で
硬く無機質なシャフトを よく動く柔らかいシャフトに変えると
単に 自分のその傲慢なクラブ扱いが邪魔されるだけで
上手く行くことはあり得ません。
シャフトの使い方=スイングと言っても過言ではありません。
ヘッドのその形状、その重さを使って
如何に自分が動くか
シャフトが柔らかいと 誰にも教わることの出来ない
グリップの動かす方向や動かすタイミングを
掴むことが出来るようになります。