ドライバーが飛ばないのを解決するのは
アプローチの練習が一番です。
やみくもにドライバーを打っても
おそらく何も解決しないでしょう。
良く考えて見て下さい。
ゴルフクラブにはロフトがあります。
例え ロフトが少ないドライバーとは言え、角度が付いています。
↑このように↑ 振ったのと
↑このように↑ 振ったのでは
どちらが 前にボールが進みそうですか?
どちらが ボールが上に逃げると思いますか?
特に双方の一番右、3枚目の写真のロフトを見てみて下さい。
それと同時に
体の回転によって グリップが動いた分、ヘッドを動かすのと
グリップの移動を制限し、ヘッドを動かすのでは
体の姿勢も大きく異なってきます。
ダウンスイングからインパクト付近に関しては
グリップエンドの向いている方向に体重は移って行きます。
体重移動を気にしている人は グリップエンドの向きを
気にすれば解決し易くなります。
アプローチのように 大きなロフトのクラブで打つ場合、
シャフトの角角度運動をしてしまうと
ボールへの打撃力は ボールの打ち出し角度をボールの回転に
なりやすく、ボールのスピードが下がってしまうので
必然的に速いスピードでスイングしなければなりません。
正しい意味の用語ではありませんが、
一般的に ゴルフ用語として ミート率
と呼ばれるものがあります. これは
スイングのスピード(ヘッドスピード)に対するボールスピード
の掛け率に準じて そう呼ばれています。
ヘッドスピード30 ボールスピード30 =1.0
ヘッドスピード30 ボールスピード45 =1.5
同じヘッドスピードであれば
立ったロフト、インパクト時のロフト効果の少ないものほど
数値は高くなり 1.3~1.4~1.5となって行きます。
このように シャフトの角角度でボールを打とうとする人が
アプローチをすると
ヘッドスピードよりもボールスピードの方が遅くなり
それが 二度打ち を生んだりする訳です。
ロフトの多い、ロフトの寝たクラブの場合
道のり上のボールスピードはもっと高いのですが
打ちだしが高いので、水平な移動距離が取れません。
(ボールスピードは 水平距離に対する移動を測るため)
ヘッドスピードよりも実際のボールスピードが高くても
水平移動は少ないので ヘッドが追いついてしまうのです。
スイングをする際に
出来るだけ大きなスイングを‼という意識
があるかもしれませんが、
その意味合いは 背骨~ヘッドまでの距離を半径として
回転運動をすることを指し
ヘッドを大きく 弧を大きくするという意味ではありません。
多くのゴルファーは
体の回転は無視し、クラブの長さを半径とした
スイング軌道を作ろうとするので
体でクラブを動かすのと比べると
より「ロフト効果の大きなショット」に
なってしまいます。
スピードを上げても ボールは飛びませんし
スピードの変化に対し、飛距離の変化が
比例関係になりえません。
まして その距離を打つのに
全く必要のない速さでスイングしなければならないのですから
練習量の少ないオジサンゴルファーが
アプローチ下手になるのは当然な方法なのです。
そして この感覚は
ショット全般につながって行きます。
ドライバーの飛距離不足に悩む人の
多くの原因がここに隠れています。
…おそらくあの人も… あの人も…。
シャフトの角角度運動を減らせ!ではありません。
シャフトの角角度運動を無くせ!
です。