アプローチ~ショット~アプローチ #short
あきひこプロのコメントにもありましたが、
渋野日向子プロの影響なのか、
高橋賢プロの活躍のせいなのか、
松山英樹プロのマスターズ優勝のお陰なのか、
はたまた 密を避ける遊びとしてコロナの影響なのか、
秘かに ゴルフがブームになっている「らしい」のです。
言われてみると この春から
ゴルフクラブ診断、スイング診断を依頼されるコト も多く、
ちょっと 驚いてもいます。
クラブ診断、スイング診断をさせて頂くと
長年ゴルフをやっておられる方でも、
ローハンディの方であっても、
良い意味でも、悪い意味でも
クラブの影響 は色濃く スイングに影響し、
クラブセッティングの流れ は
かなり スコアに影響します。
昨今、ドライバーのシャフトの硬さは
かなり柔らかくなりました。
そうですね、10~15年で
振動数で言うと30cpmは下がったでしょうか。
フレックス表示、硬さ表示で言うと
X と R ほどの差です。
ややこしいですけれど
現代の S の硬さは
15年前の レディス と言えるほど です。
あい変わらず ヘッドは軽いですが、
シャフトの硬さに対しては ヘッドは効いてきていますから
楽に振って、楽にボールが浮かせ、飛ばせるようになった筈です。
ヘッドにはルールの規制ががんじがらめ なので
ドライバーに関しては 更なる「シャフトの柔らかさ」
機種によっては ヘッドの重量化 も進むかもしれません。
一方 アイアンのシャフトの硬さは15年前のまま です。
平成に入ってから 売れないアイアンセットの打開策として
安価で販売できる スイング破壊兵器「軽量スチール」が主になった為、
本来、使うべきでない層まで スチールシャフトを使っていますので
ドライバーとのシャフトの硬さは開く一方です。
ドライバーシャフト で SR表示 位でも
45インチ相当 で 振動数 225cpm
なんてのはごくごく普通にあります。
総じて 飛ぶ と呼ばれるタイプのモノは殆ど この硬さ です。
45インチ 振動数225cpm に相当する
アイアン(5番)アイアンの硬さは 240cpm前後 です。
(シャフトの素材はなんでもいいのです)
相互に良い影響を出し、
シンプルに両方同じように振る、打つ 関係です。
これを
軽量スチールシャフトの代表(スイング界の破壊神)
◌◌950GH の SR にすると 硬さは 290cpm を超えます。
ドライバーのシャフトの硬さ(表示SR)を基準とすると
5X とか トリプルX以上の硬さ です。
同じように 振りようがありません。
同じように 打ったら 届きません、当たりません、飛びません。
ですので ボールの位置、タイミングの取り方、振り方
など 両方を使うために アレンジが必要になります。
2種類以上のスイング、スイングタイミングなどが必要になります。
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
からだの回転で 正しい意味のインサイドから と異なり、
シャフトを寝かして 見てくれだけのインサイドから の場合、
インパクト前後の 強いローテーション とともに、
⚠ダウンスイングの右サイドの下がり
⚠ダウンスイング時の体の右への横折れ(屈曲)
が伴う場合は少なくありません。
カラダが右に傾く、右サイドが下がると
クラブや腕の重みが 必要以上に右腕にかかります。
それを 右腕でローテーション、リリースするのです。
筋肉の記憶、、、と呼べば良いのか…
からだの屈曲にも 強い印象が残ります。
より重さのかかった 右腕、
そして そのリリースにも 強い印象が残ります。
アウトサイドインだった頃の 弱弱しいスライス気味の球が
憧れのハワイ航路、、、違った、ドローボールに変わった
成功体験は 結構多くの人が味わっている…
のではないかと思うのです。
よく言えば 間違った始まりを
自分の努力、身体能力によって克服したのですから
成功であるのには変わりがありませんが、
その からだに残る 労力の印象(リキミ) は
あとあと いろいろな苦労を生みます。
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
特に、それは アプローチに出ます。
某人気のプロゴルファーが
スイングを寝かし系にトライしています。
どういう目的で、どういう意図でそうしたのかは
本人しか分かりませんし、この先の経路として
行っている可能性もありますので 当然、是非はないのですが、
それを参考にする、と言う観点で見ますと
からだの回転でインサイドから では無い、
寝かし系の偽装インサイドから は
アプローチショットに 苦手な傾斜や距離感の不安定
が生まれ易くなります。
…勿論 それも多大な努力で克服するコトは出来ますが…
寝かし系のアプローチは
基本、上げる球になり易い のですが、
上げる系のアプローチは 絶対的な答えが無い程
無限の種類があります。
単に結果として、ピンに寄る、グリーンに乗る と言っても
いろいろな答え がある、算数、数学の答え ではなく
読書感想文の採点 のようなモノです。
ほぼ完全に同じ 打ち出し角度、回転量
を意図的に打つのは
アマチュアにとっては不可能に近いですし、
その難易度から 偶然生まれても、再現性は低いです。
つまり 困った時、緊張感、疲労感の高い時、
自分のアプローチの帰るべきところ
戻るべきところを失ってしまう
と言う最大の問題が生まれ易いのです。
スイングに修正を加える時、
それの多くは ドライバーやアイアンのフルショット
から 始まると思うのですが、
それは必ず、誤魔化しの効きにくい
アプローチにも波及する というコトを考慮するべきです。
スイングを良くし、ゴルフを向上させたい
という想いは誰しもがもっていますか
全体(マクロ)と箇所(ミクロ)を絡めてつなげて
スイングを改造、改良する人は多くないのではないかと思います。
昨今、昔で言えば 禁忌、
昭和の私からすると あり得ない スイング改造が
ごく一部の人で話題になっています。
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
名称はそれぞれありますが、
(シャローイングとか、下回り系スイングと呼ばれている…らしい)
トップの位置、ダウンスイングを意図的に寝かるせるモノ です。
ダウンスイングで まるで 手が下げられない人
にとっては なにがしかの助け になるかも知れませんが、
ゴルフのマクロ を考えると疑問符しか付きません。
当ブログでもたびたび登場する Rさん ら の悩み は
「ダウンスイングでシャフトを寝かしてしまうコト」ですが
その 始まり を推察、想像してみましょう。
古くから ゴルファーには
「インサイドアウト教」という 邪教が根強く広がっています。
日本人の杓子定規な生真面目さが それを強くはびこらせている
のだと思いますが、私個人はそんなのどうでも良いと思っています。
若い人は知らないと思いますが、
伝説的なのCプロ と言う方がいらっしゃいます。
今も存命です(おそらく80歳は超えています)
ダウンブロー、ドローボールで有名な方で
マスターズも何度も出場されています。
Cプロのショットは
アドレスのターゲットライン に対しては
少し左出て 左に曲がる球です。
杓子定規的に、厳密に言えば ひっかけ です。
しかし Cプロは その方向、その曲がりの度合い が
非常に精密で活躍しました。
アドレスのターゲットライン に対し、
どの方向であっても 似たような方向、弾道の球が
一定の割合、高い割合で出るのなら
それが 自分の球、弾道です。
それを把握し、コースを攻略すれば良いだけで
アドレスのターゲットラインにボールを飛ばす必要性はありません。
飛ぶ方向、行く方向の目安 でしかないのです。
それと同じで
アドレスのターゲットラインに対し、
内側のインであっても、
外側のアウトであっても、
自分にとって 繰り返すことがし易く、
かつ 方向や距離が満足できる軌道であれば
それが なんであっても 問題ありません。
そして 極めつけ は
「インサイドアウト教 信者」の絶対の教え
「インサイドアウト」は
からだの回転で クラブが動くから
結果として発生するモノ です。
例え 軌道がインサイドアウト であっても
手でそれを作るのなら そこから学ぶモノはない というコトです。
ボールを打たない、加速をしない と言う条件では
ゆっくりのからだの回転通り であれば
インサイドイン になるのですが、
ボールを打つ、加速が入る、
それによって ヘッドは重くなり、
主動力のからだの回転に対しては遅れ、
打つ前はたたまれた状態が多く、
打ってからは遠心力によって
長くなったような状態が多いから に過ぎません。
ですので あえて言うのなら
「インサイドアウト」になっていないのは
からだの回転とクラブの、ヘッドの軌道が
正しくリンクしていないから、
簡単に言えば
からだの回転で打っていない から です。
軌道が治れば、見てくれだけのアウトサイドイン
が治れば 解決するのではありません。
からだの回転とはあまり関係なく、
アウトサイドイン だった軌道を
インサイドから にする のは
単に シャフトの寝かし、フェースの開き、
ロフトの開き です。
ですので それそのまま では ボールは打てませんし、
飛びませんし、スライスやシャンクも出ますから
見てくれだけの 実質シャフトを寝かしただけの
「偽装」インサイドアウト には
必ず フェースの返し、ヘッドローテーションが必要です。
その二つはパックになっている と言って良いでしょう。
アウトサイドから入れていた、としても
現代のクラブやボールは
そう大きくスライスしなくなりましたし、
スピン抑制効果も高いです。
それを 更なる寝かし で
より強いローテーションが必要な
偽装インサイドアウトにするのか…
何故なのか 今もって不思議なのですが
諸外国のゴルフメーカーに比べると
日本のゴルフクラブに装着されるヘッド、
ドライバーに限らず、アイアンでも何でも、
ほぼ例外なく ヘッド重量は軽いのです。
それも かなりの差があります。
今、一番人気のあるメーカーは
多分 テイラーメイド だと思うのですが
その 先駆け となったのが かなり古い(20年前❓)…ですが
R300 R320 R360 シリーズです。
このシリーズが爆発的に売れるコトになって
テイラーメイドがその地位を確立した!
と言っても良い訳ですが
その 好評の理由は 単にヘッド重量にあります。
どれも 同じ長さであるのに
日本の平均的なメーカーに比べると
10g、 日本の平均的なドライバーヘッドの
重量は190g強位ですから 5%位重いヘッドに
好評の秘密が有った訳です。
ま 勿論 その後のガンダムっぽい
メカニカルなデザインも日本人の好むところに
あったのですが 重量に秘密がありました。
また 海外のメーカーはアイアンであっても
ドライバーであっても 総じて重心距離は
長めです。
今でこそ ヘッド体積のルール規制によって
大きく見せたいため 扁平率が上がり
平べったいドライバーヘッドが増えましたから
重心距離の平均値は日本のモノでも長めになりましたが
それでも やはり 日本のモノの方が
重心距離も短め と断言して良いでしょう。
厳密に考えれば それも ヘッド重量の増加
と言えます。
しかし 日本で初代がヒットし
二代目…三代目 となると 段々重量も軽くなり
何故か重心距離も短くなってきます。
それに連れ 必ず アイアンも小振りになり
ウエッヂもバンスの少ないモノになってきます。
そう、日本では 今もって
スライス恐怖症候群 から抜けられず
スライスの出やすいクラブは駄目なクラブ
という 暗黙の開発前提 があります。
アメリカに行きますと
勿論 コスリ球を喜ぶ人はいませんが
それを盲目的に改善するのではなく
それを使って コースを攻めることを
まず考えます。
日本のクラブは ヘッドの軽く 重心の短く
今となってはシャフトも
2003年位を境に いったん進んだ
「シャフト軟化政策」も終わりを迎え
年々 シャフトも硬くなり 2011年では
1995年位の平均値の硬さまで戻ってしまいました。
15年くらい前は シャフト製造技術の
未熟さにより 破損してしまわないコト というのが
大きなテーマでしたから 硬いシャフトなのは
仕方がなかったのですが 今は意図的な硬さです。
強く 剛性を高めることの出来るようになってからの
シャフトの硬さ ですから 以前のそれよりも
更に強靭 と言えると思います。
欧米人よりも 体格も小さく 体力も少なく
正直 慢性運動不足の日本人の方が
軽いヘッド 硬いシャフト を使っているのですから
当然 ボールを飛ばすのは 運動スピード
というコトになってしまうと思うのです。
最近では 手首や肘、そして腰ばかりでなく
首や脊椎をゴルフで痛めてしまう人の話も
決して 少なくなく 耳にします。
実は そんなところにも
原因があるような気がしてなりません。
また 我々 一度ゴルフを始めたら
血豆が破れても 石にかじりついても
「上手くなってやる」と壊れるまで練習して
ゴルフを上手くなろうとする
昭和まっただ中、世代と違い
悪い意味でなく 今の若者はクールで
クラブのせいが少なくないのですが
飛ばず、上手く行かず、体も痛くなるゴルフを
あっさりと見切りをつけてしまいますから
日本のゴルフメーカーは
そんなに遠くない未来に 更にゴルフ人口が
激減してしまう要因を自分で作っているコトに
そろそろ気づかなければいけないような気がします。
先ずはコレをご覧ください
どう見えますでしょうか❓
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
段階で話しますと
このショットのイメージ
このショットをするための 概念と感覚 は
➀出来るだけヘッドの重さにとらわれず
からだの向きでグリップを移動させるコトに
専念します
➁ボールと自分との間、その空間を
自分に平行に、
グリップエンドが飛球線方向を向いたまま
通り抜けるようにイメージします。
⚠アドレス時、のように
自分に直角な、
グリップエンドが自分の方を向かないよう
トップの位置で向いている グリップエンドのまま
自分の前の空間を通すイメージです。
一歩進んで
ヘッドの姿勢、フェースの向きやロフトを
手先で作っている、
インパクト前後にフェースローテーションをして
それらを整えている のが元の打ち方 と前提し
〇ダウンスイングで グリップが移動すると
その移動によって フェースが開いていく、
シャフトが寝ていく のを その逆の
🔴グリップが移動していくと 一層、
フェースが下を向いていくように心がけます。
✋スナップロックとつながる部分です。
腕で意識してすることはそれだけ です。
とりあえず シャンクしようが、チョロになろうが、
自分とボールとの空間を 縦抜き
グリップエンドが飛球線方向(アバウトでOK)向いたまま、
トップの位置のグリップエンドの向きのまま、
通過させるコト を最優先とします。
使っているのは サンドウエッジです。
当たりの是非は無視していますが、
距離のイメージとしては
50~60ヤード位、6.7分程度の感じです。
もう一度 見て下さい。
特にすごく特徴のあるスイング ではありませんし、
ごくごく普通のショットに見えませんか❓
漠然…と見た時、なんか 奇妙な動き、スイングに見えます❓
これが「ボディターンだ‼」なんて決して言えませんが
手打ちに属する感じには見えないと思います。
とは言うものの
手を全く使ってないのか❓
手を全く使って見えないか❓
と言うと、手が主になって打っているようには見えない…かも
ですが、確かに 手は動いています。
やってる本人は 腕は完全ロック とは言えないモノの
積極的に手で打つ のと 完全ロックの間の
やや完全ロック寄り で
手として意識しているのは
からだの回転で、腕の付け根、グリップが移動させられた時、
その動力で フェースがボールに向くコト(特に上下の向き)だけで
自分でヘッドを出そうとか、
シャフトを振ろう、ボールに当てよう、届かそう
と言う意識 は まるでありません。
どちらかと言うと 受け身、 当たるんかい? 届くかなー?
車で言うと 腕はギア のようなモノで
車では それは回転数の変換ですが、
この場合は フェースの上下の向き です。
エンジンの回転と言う動力 に相当する
からだの回転と言う動力 に対し
腕はギアとして 当てる為、打つ為、飛ばす為、
フェースの面の向きを下向きになるよう にする、
これが腕の仕事 でした。
ここが 「クラブ、シャフト、ヘッドを振ってはイケナイ」
の スタートライン・体験版になるのではないか と思います。
これ 腕で打つ充実感(多くの方の大好きなモノ)を除けば
そのまま フルショットの距離 に移行出来ます。
で、「こすって スライス気味の方」であれば
このショットの方が 遥かに飛びますし、弾道も綺麗な筈 です。