質問「一般的に良くないスイングの代名詞である
アウトサイドイン についてはどうです❓」
店長「これもかなり誤解されていますね。
アウトサイドインと言う現象が悪いのではなく
からだの回転でクラブを動かさない、
クラブの弧をからだの回転で描かず、
手で振るから アウトサイドインになり易いので
アウトサイドインが悪いのではなく
アウトサイドインになってしまう
スイングの動力源が問題なのです。」
質問「ああああ そういうコトなのですね。」
店長「そうです。
手でクラブを振る、フェースローテーションをするには
それを行う空間が必要です。
ですので どうしても からだの向きと腕のさばき は
その順番が必要で、
ダウンスイングであれば からだを廻し、開き、
インパクトより先に 腕でクラブを振る空間を
作る必要があるので
それを アウトサイドイン と言うのです。
あくまでも一般論ですが…。
ですので その軌道、ヘッドの道のり『だけ』を改善しても
本質は何も変わらないのです。」
質問「ソコの部分 かなり間違った認識が横行している
ように思えます。」
店長「手で振る限り、例え
クラブをより寝かし、見た目インサイドから
入れて来る、としても 本質的なアウトサイドインは
変わらないのです。
まだ 素直に外から振っている方が安定性は高いです。
言葉は悪いですが、外から掻いてきている分だけ
ターゲットを計算に入れて 右気味にアドレスを取れば
同じ弾道を打つ可能性は決して低くありません。
逆に、ヘッド軌道をインサイドから、に換えると
クラブをより寝かすことになりますので
より フェースを開いて進入 し、
より 激しいフェースターンが必要 になります。
同じ球を繰り返し打つ と言う確率は低くなりますし、
その急激なターンは 左ひじなり、手首なりに
必要以上の負担をかけるコトになります。
この道筋が スイング向上 と信じている人が
少なくないのは 困ったモノです。」
質問「ソコはやはり ゴルフショット向上に付いて回る
こすり球、ボールのつかまり の認識の齟齬が
大きいんじゃないんです❓」
店長「ソコはアルでしょうねー。
こすり球 =スライス ではなく
ロフト以上にスピンが多い球で、
つかまり =フック ではなく
ロフト通りのスピン、ボールの速度、
というコトが把握出来ていないと
ヘッドの軌道とフェースの開閉
と言う作業に意識が行ってしまいますよね。」
質問「中途にゴルフやスイング情報を仕入れていると
そちらから スイング造りに入っていく方も居るでしょうね。」
店長「結構、いらっしゃると思います。」
質問「ハンドターンで上手く行っている人は
無理に からだの回転とかを取り込まず
そのまま 続けなさい…と❓」
店長「伝わり難い…かも知れませんが、
ハンドターン、ハンドリリース、フェースローテーション
を主にされている方の多くの場合、
からだの向きは クラブを動かすコトがメインでは無く、
腕の曲げ伸ばし、腕のリリースをする『空間』を
作るためのモノです。
ですので 耳や目から入ってくる情報として
"からだの回転の方が大切"であったとしても
抜本的に 打撃の主をカラダの向きに変えない限り、
今のスイング動作のまま、からだの回転を増やしたり、
右打ちであれば右向きを増やしたりしても
良いことは多くありません。
ちょっと ややこしいですが、
ハンドターンの多くの場合、
スタートは クラブターン、クラブが弧を描くコト
をカラダでは無く、手でしている訳ですが、
やっている内に クラブをターンさせるコトよりも
フェースをターンさせることの方が主になりガチ です。
クラブ自身を180度ターンさせた としても
開いたままのフェース、開いたままのロフト では
高い、スピンの多い、スライス回転、
もしくは 下をすり抜けるような抜け球になるだけ で
ハンドターンの主は クラブよりもフェースをターンさせるコトで
✋準備としてのテークアウェイが
俗に言う「上げるコト」ではなく
フェースを回転させる為、フェースを閉じる為、
「開くコトの為」が大変多く見られます。
👉ですので 右向きを増やしても
フェースがより開き、インパクト間際でノ
より急激なフェースターンが必要になったりするので
向きや回転を増やしても 良いことは多くありません。
からだをたくさん動かす、からだをたくさん回すから
ボディターンではないのです。」
質問「ハンドリリース 手振り手打ちをしている人は多いと思いますが、
多くの… 半分位の方は からだの回転に移行したいんじゃないです❓」
店長「そうでしょうとは思いますが、
ハンドリリースって
〇どこかを止めて、腕を振る、
◉腰を止めて 肩を廻す、
◉左サイド、左腕を止めて 右腕の伸ばす、
良くあるパターンですけれど
インパクト時の 左脇の締まり っていうか、
左肩から左手まで 絞ったような感覚で覚えている人も
多いと思うんですが、ソコに至るまで、
それを習得するまで、非常に複雑な過程なので
その感覚を捨て去るのは簡単では無いと思います。
俗に言われる『左の壁』
おそらく 感覚的には 左サイドの絞り、とか
左脇のしまり、左腕のツッパリ みたいな感覚が
インパクトとして とても重要で、
からだの回転には存在しない 『インパクトの感覚』
『インパクトの型』と言うモノが存在します✊
実際、ハンドリリースから ボディリリースに移行すると
インパクト付近に 何も無いんです。
ダウンスイングの過程からフォローの間の
どこかに ボールに当たった箇所 はあるんですが、
特徴的な動きとか、 特徴的な感覚 はありません。
振り返ったら インパクトがあった と言う程度です。
ただ 逆に ソコに矛盾というか、
わだかまり、とどこおり を感じていた人は
結構、大きな胸のつっかえ、のどに小骨が刺さったような
そう言う感覚は失せると思います。」
進化版L型ブリストルパター…ですが
最大の特徴は やはり『ヘッド重量』でしょう。
進化版は480gあります。
現代の多くの人が手にしている
パターヘッドの重量は 290g~320g
👉1.5倍の重さがあります。
場合によっては パターそのもの、
パター全部の総重量よりも このブリストルパターのヘッドの方が重い
と言う場合も少なくありません。
その恩恵ははかり知れません。
✊重さばかりでなく色々と恩恵有ります。
このパターを少なくない人が手にしたら
ルールの規制がかかる可能性が否めないほどです。
キャディさんの付くコースでは
キャディさんに グリップから渡さないようにしてください。
かなりの確率で落とします。
ヘッドから渡してあげてください。
①小さな・ゆっくりしたストロークでボールが飛びます。
今までのタッチでは グリーンから出てしまうほど です。
小さな ゆっくりしたストロークの方がミスが減るのは
…分かりますよね。
飛びますが 下りや速いグリーンにも異様に強いです。
このパターに得手不得手は無いかも知れません。
正直、ほぼインチキです。
✋ルールに反している部分は何一つありません。
というか ルールがこれを想定してないよう…ですね。
②ボールの転がりが全く異なります。
遅く転がりますが遠くまで転がります。
👉同伴競技者の距離感が狂います
この地面に沿って舐めるような『転がり』は
このパター以外で実現することは不可能かもしれません。
✋また 異様に直進性が良いので
今までの曲がり幅半分以下
ショートパッティングなら ほぼカップの中で良いでしょう。
曲がらないパター…想像できないでしょうね。
③絶対にイップスになりません。(なれません)
多くの人は考えたこともなかったと思いますが
パターだけでなく、ショットも 当たり前なのですが
グリップを動かさないと ヘッドが動きません。
ヘッドが軽いパターに比べ
格段にグリップの初動、動き出しがし易く
逆に比較すると最も分かり易い部分と言えます。
軽い一般的なパターであると
ヘッドが軽いので ヘッドは動かせますが、グリップが動かせません。
ここがイップスの始まりです。
④嫌いになれない形状をしています。
正直 超~~オーソドックスな形状で
このパターの形を「嫌い!」と言う人はそうそう居ないと思います。
流行に全く左右されず 生涯使うことが可能です
全く癖がなく、とても引きやすいヘッド形状をしています。
✊最近のガンダムチックな奇妙奇天烈なモノになれた人には
逆に違和感があるかも・・・ですが、
その意味不明な機能もどきの形状は
引くこと、動かすコトのガイドには微塵もならず
逆に動かす方向や指針がまるでないのです。
⑤ストロークを教えてくれます。
装着されるシャフト(お薦め)は
一般的にパターのシャフトの 1/2~1/3位の硬さ です。
振動数で言うと 350cpm → 170~140cpm
テークバックの始動がし易く ←市販品に欠けています
切り返してくると シャフトがグリップを軽ーく押すので
本当にパターが簡単になります。
✋ヘッド重量が、 そしてシャフトがグリップを押してくれるという
今までに体験したことのないショット・ストロークを味わえま(^_-)-☆
店長「ココからが ちょっと難しい問題 なのですが、
実は切実な問題ではあるのに
ソコに気付いていない と言うトコロがもっと大きな問題です。」
質問「なんです❓」
店長「前提条件として
手振り・手打ちでも 故障も無く、楽しくゴルフしている人は
それを無理やり変える必要はありません。
ただし これからゴルフを覚えたいとか、
やるなら まあ 本道を進みたい と言う方には
お薦めしないだけです。
手で振る、手で打つ、手でクラブをターンさせる人 は
主に 右打ちなら右腕、
その 曲げ伸ばし によるクラブリリースが
打撃のメインエンジン になります。
ここは表現が微妙なんですが、
ゴルフスイングの根底的なイメージで
植え付けられてしまっているのか
手で振るのは良くない、からだの回転だ✋
そう言うのがある訳なのですが、
手振り、手打ち(総称して ハンドターンと呼びますね)
の場合は その腕の曲げ伸ばし をするための
スペース・空間を確保する為の からだの向き です。
ですので からだの回転も意識する場合、
例えば右向き、テークアウェイの時は、
からだの向きを先に右向きを造り、空間を作ってから
腕のたたみ、肘の曲げを行い、
その逆は 現実的には存在しません。」
質問「そう言われれば、向き、腕の曲げ はある程度別なタイミング、
1.2.と言う順序で別々に行われますけど
先に 腕を曲げてから 向きを変える人を見たコトないですね。」
店長「そうですね。
クラブに円を描かせる動き に
からだの向きが全く関与していない訳では無いですが、
クラブの動きは 腕の曲げ伸ばしがメインなので
オープンスペースと言ったら良いのでしょうか、
空間を作る為だけの向き なので
どうしても その順序が必要になります。」
質問「だから ダウンスイング時に
からだを先に開き、腕を伸ばす になるんですね。」
店長「そうなります。ならざるを得ません。
ただ 今回の話しでは ソコが問題ではありません。
繰り返しますが、ハンドターンであっても
痛みも悩みも無く楽しくゴルフをしている人が
無理やり それを変える必要性はありません。
今回、問題となるのは
自分にとっての からだの回転、向き は
曲げた腕を伸ばす その勢い付け や
それを行うための空間づくりの為 のモノなんですが、
一般的には からだが回っていない とか、
もっと からだを廻せ、
何か ミスが起こった時に からだの回転不足、右向き不足 や
回転の量や速度が足らない を指摘される場合が結構、有り、
無理に 右向きを深くしてしまう場合 があるのですが、
問題を解決する上で それは有効ではない場合が多いです。
ハンドターンの場合、インパクト付近で
かなり複雑な、しかも高速な インパクトの作法があります。
深くなった 右向きはハンドリリースの勢い付け には
なるかも知れませんが、
それによって よりヘッドの遅れが増えたり、
重要なタイミングが狂う可能性がありますので
量さえ増えれば解決するケースは少ないと思います。
また、ハンドターンの方が からだの向きを強調すると
胴体を捩じるコトになりますから
腰や首などへの負担も増える可能性があります。
そう言うケースで悩まれている人がたくさんいます。
嫌味で言う訳ではありませんが、
自分がハンドターンだと認識している場合、
そして 特に悩みも痛みも無い場合、
自分にとっての からだの回転は
腕の曲げ伸ばし、リリースの勢い付け であったり、
腕の作法をする為の 空間づくり であったり、
スイングの弧自体には直接関係がないので
誰か、何かに感化されて からだの回転を増やしたり
急いだり して 良いことはないかも、
それよりも からだに負担の少ない ハンドリリース
そのやり方やタイミングを熟成させる
と認識して置いた方が良いと思います。」
質問「シャフトが柔らかいからスライスする、
飽きるほど聞いた ゴルフトレンドワード ですね。」
店長「笑うに笑えません。
打ち手 である自分が動いて、
ゴルフクラブ、その先端にあるヘッドは動きます。
シャフトがどうの、クラブの機能がどうの、
であっても 何もしなければ クラブもシャフトも
一切ナンの動きもしません。 当たり前ですけど…。
ですので シャフトが硬かろうが、柔らかかろうが、
先端の重さの部分であるヘッドは
自分の動きに対し、その重さの分だけ、
移動する、運動数量が減ります。
例えば ですけれど
車に 長い竿を付け、その先端に旗を付けた としましょう。
車が走り出すと 空気抵抗を受け、
ゴルフのスイングで言えば ヘッドの重さと運動になりますね、
その竿、棒 は その掛かる負荷の分、後方にしなります。
スピードを増すほど そのしなり は増えます。
グラファイト素材であろうが、なんであろうが、
加速、等速移動状態であれば
そのしなりが戻ることはありません。
それは誰にも分ると思うんですが、
ことゴルフになっちゃうと
その理屈は超越されちゃうんですね。
ヘッドの重さ シャフトのしなり~柔らかさ は
普通に発生することですし、
出来れば インパクトは最大速度や最大加速時 に迎えたい、
のですから そのヘッドの遅れ のまま
打つ のが ごく自然な流れ です。
ヘッドの遅れを取り戻す はそれをする為、
『必ずどこか』の部分を減速、停止させる必要があり、
それが肘であったり、手首であったり するので
手打ち・手振りの故障につながって来ます。」
質問「ヘッドの遅れを嫌いますよね❓」
店長「遅れ = ヘッドの開き、ロフトの開き になり、
シャフトが柔らかければ その量も増える、
そして それを戻す量も増えますから
スライス = 柔らかいシャフト になりますね。
手で振っているか どうか、の踏み絵 とも言えます。」
質問「柔らかいシャフトに慣れてくると
ああ 遅れをロフトの立ち にしさえすれば
遅れは放っておけばいいんだなぁ って思えてきます。」
店長「そうですね。
自分にとって 一番遠い存在のヘッドに構い過ぎ は
良くないですよ。すごく間接的な関係なんですから😄
その遅れを 放っておけるのが からだの回転でのクラブターンで
その遅れを 放っておけず戻そうとする のが手でのクラブターンと
判断することも可能です。」
質問「手打ち~、手振りね~
飛距離アップ✋ スライス防止✊ とともに
アマチュアにとって 永遠のテーマ と言ってよいような
課題 ですよね。」
店長「ですね。
広く深いテーマなので 一つ一つ取り上げてみたい
と思います。
まずですね、
手打ち、手振り、というのはどう言うモノなのか❓
その反対になる からだの回転とどう違うのか❓
です。」
質問「そこ 興味ありますね。」
店長「ゴルフスイング・ショットって
ヘッドが円を描きますよね。
手打ちって言うのは それを 手で行っている
ハンドターン で
からだの回転が直接的に円を描くのではないモノで、
からだの回転の方は それをカラダの向き主体で
行っています。
もう少し 具体的に言うと
ボールを打つ、打撃と言う衝撃のエネルギーを
〇からだの回転は その言葉の通り からだの向き
〇手打ちの方が 右腕(右打ち)の曲げ伸ばし
を主体でやっている と考えて良いと思います。
…とは言うモノの、
手打ちであったとしても
全部 右腕の曲げ伸ばし、リリースでやっている人
だけでなく、
からだの回転も混合している人もいますから
ちょっと ややこしいですね。」
質問「全部、手でやっている人の方がマズくないですか❓」
店長「どっちもどっちです🙄
ただ コト治すコト に関しては
全部、手でやっている人の方が比較的 シンプルですので
治し易い、治り易いかも知れません。
割合は兎も角、からだと腕の混合 の人は
かなり複雑なコトに達した時間分、大変かも知れません。」
質問「手打ち、手振りが良くない、治した方が良い、
とよく言われますけれど その理由はなんですか❓」
店長「手でターンしても、からだでターンしても
どちらも ターンするコトには変わりありません。
これから ゴルフを覚えるとか、
からだの故障を出来るだけ無いように、
体力が落ちても飛距離が落ちないように、
と思われている方には 推奨は出来ませんが、
手振り、手打ちで楽しくゴルフが出来ていれば
無理やり それを変えなくても良い場合もあります。
何故 治した方が良い、しない方が良い かと
問われると
①体の各部、胴体や腰、肘などにねじりの動きが多くなり
故障の原因になり易い のは確かです。
勿論、からだの丈夫な人は居ますから例外もあります。
②からだの回転でターンするに比べると
複雑な上に、動きが断然、多く
それが インパクト前後という 高速運動時に行われているので
各人各人の 絶妙なタイミングと修練 という
それぞれの人の 打撃の秘技 のようになっており
万人に共通するアドバイスが有効ではありません。
言うなれば スイングに関する共通言語が無いような
そんな状態になり易く、悩んだ時、困った時、
誰かからアドバイスを貰い難い状態に陥り易いです。
➂クラブに関して、なんですが、
からだの回転と比べ、クラブを振る、シャフトを振る量が
かなり多いので、本来、使うべきシャフトよりも
硬いシャフトを選定するコトが多くなります。
これも また 肘や手首、腰痛などの原因になります。
➃ ➂に絡んだ話し、になるのですが、
ヘッドのミスの寛容性、慣性モーメントなどの機能を
発揮させるのが難しい打撃方法 になるので
シャフトも含め ゴルフクラブのお助け機能を
活用できない可能性が高くなります。」
質問「良いコトないじゃぁ無いですか❓」
店長「まあ…そうなんですけれど、
結構、活躍しているプロにもいますし、
アマチュアの殆どは 手振り・手打ち、
その打撃方法の方が多数とも言えます。
からだの回転で打つ よりもいろいろな面で
多くの練習は必要になりますし、そのタイミングなどを
体得した、としてもメインテナンス的な練習の維持も必要ですが、
それが 加齢対策の運動 にもなっているので
良い悪い の問題では無く、
単に選択の違いと言って良いでしょう。」
質問「腕自慢さんは別として
悩みの元が 手振り、手打ちのアマチュアは
多いんじゃないかと思います。
それは打撃の手段ではありますけれど、
率先的に 好きで 手振り・手打ちしている人は
多くないと思うんですが…。」
店長「どうでしょう?
ごくごく普通のアマチュアの ゴルフスイング談義に
耳を傾けていると
手打ちは良くない、からだの回転で とも言っていますが、
一方で 同じ人が遠心力で飛ばす とか
ヘッドの返し、フェースローテーションなんて
手打ちせざるを得ない、手打ちのテクニック
そういう話も出てきますよ。
そもそも アマチュアが硬いシャフトを選定する理由の
ヒトツに 『スライスは シャフトが柔らかいからだ‼』
と言うのがあると思うんですが、
もう その発想の時点で 手打ち、手振りの匂いがしています。」
忘れられた?
あまり使われていない ゴルフ用語というか、用品用語に
「ジガー」とか、 「チッパー」 とか あるんですけど
知っていますか?
これは まあ パターの長さに
ロフトの付いた アイアンで言うと
8番とか、9番位のロフトのパター版 って感じです。
飛ばしたくないけど
ほんのちょっとだけ 上げたい というか
1ⅿとか、2~3ⅿ のほんの少しだけ キャリーが欲しい時の
グリーン周りなんかに使うんですね。
✋アメリカやイギリスではごく普通に使っていますね。
アプローチの打ち方…
そんなことにこだわりたくない人 には
とても重宝されていると思います。
何故 日本の巷であまり目にしないか、というと
やはり 単体として数が売れない ので
商品として、売り手、造り手側が
無視しちゃってる部分は否めません。
私は グリーン周りのアプローチが苦手 と言う人は
積極的に使っていいんじゃないかな とも思います。
形状的には「ユーティリティ」がいいんじゃないかな
と思うんです。
フルショットと兼用 って感じですね。
フェアウェイウッドでも良いとは思うんですけど、
ヘッドに厚み、高さが無いので ラフでの潜り抜け が
ちょっと怖いかも…ですからね。
これも 売り手、造り手の都合 なんですけど
25度を含め、それを超える(それよりも多い、大きいロフト)
のクラブには 溝の規定(正直、何の意味もないですけどね)
があるので ステンレスの鋳造で作る場合、
その精度が面倒なので 避けるんです。
ですので フェアウェイウッド や ユーティリティ も
一番大きい ロフトを24度 とするんですね。
商品を積極的に紹介してる訳じゃないんですけど、
弊社の取り扱いに
KZG の ユーティリティ形状のアイアン があります。
ロフトで言うと
18.22.26.30.34.38.42度 ってある訳ですが、
👉34.38.42度辺りのロフトは
その「ジガー」とか、「チッパー」に相当します。
アイアンとして使うと 相当に高い球になると思います。
高い球というか、早い段階で高さが取れる というか・・・。
女性とか、弾道の低いタイプの人、
ボールを上げるのが苦手な人にはいいかと思います。
アイアン ユーティリティ、ウッドの 違いは
長さもありますが、同じロフトでも
高くなるところが違う・・・というか
順に 奥(遠く)に行くほど高くなる
順に 打ち出しは低い というか、
例えば フェアウェイバンカー で使う時、
あごが気になるなら 同じロフトと言う条件かでは
アイアンよりも ユーティリティやフェアウェイウッドの方が
あごを回避する可能性が高い…って感じ、です。
それこそ、その名称通り、
グリーン周りでも チッパーやジガーとして使え、
便利。。。なんじゃないのかな と思います。
まずは 動画をご覧ください。
㊧ ジョーダンスピース選手
㊨ 若き日の尾崎正司(将司)選手です
等速で見ていると とても 似ているスイング…ですが、
スローな再現で見て頂けると
スピース選手は 腕、グリップをからだの回転、
左サイドの動きで 高さを下げているのに対し、
(からだの回転と腕の高さ移動がつながっている)
尾崎選手は 腕自身で グリップの位置を下げよう としています。
その結果…として ですが
スピース選手は からだの回転が腕の移動そのものですので
インパクト前後から フォローに向けて
動きに「余り」が出ませんが、
尾崎選手は 意図しない 左肩の上方への逃げ(詰まり)が
起こってしまい、ここでからだの回転を止める羽目に陥り、
からだの回転と腕の振りが分離してしまっています。
ややこしい言い方になりますが、
トップで出来た グリップの高さ を下げるのに
グリップ自身を『腕で』下げる意識が強すぎると
こういうからだの反応に陥りガチです。
ゴルフの試合中継などで言う
「あああ からだの回転が止まりましたね~」は
この尾崎選手のような状態を指します。
腕でグリップを下に振る分、
その支点のような左肩は上に逃げます。
持続的に肩を廻せば ボールに届かなくなってしまうので
ボールを打つ間際で 肩の移動を止める必要が生まれます。
☆意識ではなく反射に近いとは思いますが…。
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
肩・体を廻した、からだの向きを変えた結果
グリップの位置が下がった のと
腕自身でグリップを下げた のとの違いは
ボールと頭の位置関係にも出てきます。
よくいう「ヘッド、ビハインドザ🥎」ですね~。
また ゴルフの、スイング用語で使われる 『脇があきましたね~』
はこのダウンスイングの左脇腹 の様子を指します。
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
特に気を付けて頂きたいのは
ゴルフ練習場で 簡易測定器 を使っている方です。
簡易測定器は ドップラー効果を使って
弾道を計測しています。
◉多くの方が ヘッドスピードだけでなく
ボールスピード、それのミックスの 「ミート率」 を
大変強く気にかけているようですが……、
この計測器では 縦であっても、横であっても
スピン量を測るコトは出来ません。
ボールスピードを基にした 蓄積(色々な人の)データより
飛距離を表示しています。
スピン量を加味しない 弾道計測機の場合、
ボールスピード「のみ」が距離の元になるデータです。
遅い…よりも 速い方が良いのは嘘ではありませんが、
ボールスピードを上げようとして
ヘッドターンを強くし、よりインパクトロフトを閉じて
少なくしてしまうと 数値としてのボールスピードは上がりますが、
打ち出し角度も低くなり過ぎ
相応の浮力を生む スピン量も低くなり過ぎて失速…
『実際の』ドライバーショットとしては飛ばないモノ になってしまいます。
練習場専用の、架空のドライバーショットを作るコトになってしまいます。
回転数 3000cpm を超えるモノも多かった
スピン過多 が飛ばない理由の主 だったのですが、
✅ドライバーヘッドの特性の推移、
かなりの低重心化 👉スピン減少
✅ドライバーのみ 柔らかいシャフトが採用されているコト、
👉インパクトロフトの減少
などにより、1000cpm後半の数値でも
ボールが打てるように なったのは 革命的ではありますが、
再現性が高くない アマチュアが
ドライバーショットの 縦回転 1000cpm台 を目標
にして ショットを構築するのは あまりに危なすぎます。
ボールの曲がり は
縦回転 →分母
横回転 →分子
によって 造られます。
ですので 横回転 が 700cpm であったとしても
縦回転 が 3000cpm であれば
数値としては 0.23 です。
この程度の数値であれば ほぼ真っ直ぐ、
曲がりが表に出ない場合もありますが、
縦回転が 1800cpm ですと
数値としては 0.38 になってしまい
浮力も少ないことも伴い、
かなり大きな曲がり、
低スピン ということは
フェースは向き、ロフト共に閉じてしまっている可能性が高いので
かなり急激に曲がる、もしくは失速してしまうでしょう。
練習場のボールは
実際にコースで使うであろうボールよりも
捕まり具合が良くありません。
ですので 若干、右に飛び出る位の球が正解 になります。
ややプッシュ気味の球 ですね。
アドレスよりも 左に飛び出るボール
…おそらく 低め~中弾道のショットは
計測器上のデータは良くなり易い…ですが
実勢投入の向きではない、練習場専用データ と
考えて良いと思います。