本日のゴルフスイング 20220429
「球体であるボールをつかまえる」
別の見方をすると
ボールのつぶれ量 とも言えます。
(インパクトのロフト効果 と 速度 で潰れる量は決まります)
道具としての ボールのルール も
15度未満のクラブの反発係数も
この ボールのつぶれ量が基準 になっています。
◔ボールのつぶし方 には
何種類か方法~亜種というか代替え行為があります。
まあ こう考えて下さい。
FWでも、UTでも、アイアンでもなんでもいいですが
ロフト20度のクラブがあります。
それを ヘッドスピード40msの人が
正しく打つ「ボールをつかまえて打った時」の
ボールのつぶれる量 があるとします。
これを ヘッドスピードの速い人 が打つと より潰れます。
ロフトの立ったモノ、ロフトの立つような打ち方 をすると より潰れます。
❶ヘッドスピードでつぶす
ヘッドスピードが速い というのも
ボールをつぶせる要因(つかまえるの代替え)の一つ です。
ですので 実質、ヘッドスピード 48msを超えるような人が打つと
ロフトを開いても 40msの人が潰せる量より多くなります。
(ヘッドスピード48msを基準とすると こすって いますが、
ヘッドスピード40ms基準では つかまっている…ように見えます)
とても変わった…アマチュアが真似したら とてもじゃないけど
真っ直ぐも行かないし、飛びそうもないとらえ方 をしているのに
飛距離も出るし、安定もする(練習量如何ではありますが)
のは ヘッドスピードという
ボールを潰し易い「ジョーカー札」をもっているから、です。
ですので プロのスイングを 高ヘッドスピードという
ボールをつかまえる「ジョーカー札」を持っていないアマチュアが
参考にはしても、真似しても 良い結果が得られにくいのです。
❷ よりロフトを立ててしまう。
単純には ロフトの立ったクラブの方が ボールをつぶせます。
ロフト20度のクラブをよりロフトを立て インパクトロフト を
ロフト18度にすれば、ヘッドスピードが40msに行かなくても
ヘッドスピード40msの人と同等につぶせます。
飛ばす と言う点においては アマチュアがトライしても良い
方法ではありますが、過度に行うと 副作用が伴います。
よりロフトを立てる というコトは よりボール速度を上げる というコトになりますが、
同時に ボールの回転を減らす / ボールの出球も低くなる も発生します。
ボールの速度が上がっても 飛行を維持する回転が足らなくなったり
出球の低さ故に 浮遊し難くなったり
その方の ヘッドスピードによって起こります。
また ボールの曲がりは
分母/ ボールの縦回転 分子/ ボールの横回転 により
発生しますので、より横回転の量にはシビアになり
曲がるボールが出やすくなります。
正規な インパクトロフトは
ヘッドが「上から」入射してきた角度分
ロフトが立てば、クラブが捩じられず、ヘッドが遅れれば
良いだけ です。
「正規なつかまえ方」を行うなら 放っておいても付いてきます。
飛距離の為、それ以上ロフトを立てるか、どうか は
その方のお好み次第です。
また、立てるインパクトロフト には とても注意が必要です。
インパクトロフトは アウトサイドインとかインサイドアウト とか
横軌道に対する フェースの向きと同じく、
上がり軌道、下がり軌道 に対する ロフト姿勢 があります。
静止状態で 20度の姿勢を元に
↓ 下り軌道5度で インパクトするよりも
↑ 登り軌道5度で インパクトした方が
スピン量やボール速度などは 登り軌道5度の方が
実質ロフト15度となり 数値が変わります。
しかし この登り軌道(アッパー軌道)は
ティーアップしたドライバーでは なんとかなっても
地面に置いてあるボールを打ちのには 不適切 です。
ティーアップしたドライバーにとって
かすかな登り軌道は ロフト効果が減りますので
飛距離が出易い という 腐りかけの果物状態 ですが、
非常に毒、副作用も多く持っています。
マッチョな飛距離競争になっている プロの世界 では
メッチャ速いヘッドスピードの上に 劇薬のアッパー で
「高打ち出し~低スピン」競争になっています。
飛ばすプロのドライバーのスピン量は
既に 1000rpmを下回る勢い です。
彼らのヘッドスピードで言うと
限りなく インパクトロフト0度 に近い世界に突入しています。
もう 既にアマチュアの参考にする領域を遥かに超えています。
ドライバーのアッパーブロー、地面から打つショットのダウンブローもどき…。
ボールの位置を変えて 対処する と言う方が多いですが、
練習、コースの頻度も少ない アマチュアにとって
とてもお薦めできる方法とは言えません。
また 意図的なアッパー軌道は 腰や首などの負担多く
筋トレやからだのケアの少ないアマチュアには適切ではないと思います。
❸ロフトを立ててしまう の亜種
これが一番多いですが、ヘッドの回転で
フェースを閉じて ロフトを立てて ボールをつかまえてしまう
と言う方法です。
アマチュアにとって標準となっていますが、
かなり多くの難点 があります。
●それを行っている人の多く、おそらくほとんど人は
つかまえるコト = スライスでない
つかまらない = スライス
と思っています。
そして 真実はロフトの効果 なのですが、
フェースの開き/閉じ フェースの右向き/左むき で
それをしていると妄信しています。
その行為(フェースローテーション/ヘッドの返し)は
ロフトの開き/閉じ フェースの右/左むき
それに伴う 軌道の変化 や ヘッドの高低変化 が
シンプルな「つかまえ」よりも格段に多いので
本当の目的を知らず 言葉は悪いですが、
真似としてやっていますから
問題が発生した時、対処の方法が見つかりません。
●ヘッドの開閉は 手さばきでしか出来ない
が故に ヘッドの開閉がし易いグリップ になり、
それはアドレス姿勢に影響を及ぼします。
アドレスの向き、スタンスと
ボールの飛び出しが直接関係にないので
ショットにおいての アドレスやグリップの比重が軽くなり
雑なアドレスやグリップになりがち です。
●ご存知の通り、ゴルフクラブは
先端に重さの付いた 長い棒 です。
ヘッドの開閉は かならず 先端をたくさん動かす
クラブ・シャフトの角角度運動になります。
先端に重さの付いた 長い棒 を 角度運動すると
自分の想定よりも 先端はたくさん動きますし、
一度 その動きを始めてしまったら 止めることは難儀です。
同じタイミング、同じ動きにするのはかなり低い確率になります。
まあ どれもこれも
正規のつかまえる 以外は 副作用が強く、
つかまえられるようになっても それを遥かにしのぐ難問が
延々と続くことになり、その副作用対策に
スイング改造人生を費やすコトになるコト 請け合いです。
Q:L型パターは難しい印象がありますが…。
A:全くそんなことはありません。
何故、その風評が定着したのかは不明ですが、
(おそらくL型パターが世に広がったころ
米国のモノの並行輸入品が中心で
35インチのものが多く、非常にヘッドが軽かったですね
そのヘッドの軽さが難しさを生んだのでは…と考えています)
アイアンの延長線上と言う意味では
他の形状のものに比べると利点はたくさん御座います。
逆にデメリットは殆どないと言えます。
ヘッドをターン(回転させて)打つを信じている人が
少なくないようですが、
パターだけに限らず アイアンも同じで
ショットの目的は ボールを移動させることです。
ボールを回転させることではありません。
ボールの回転は移動に伴い、発生するに過ぎません。
ボール⒲を目標方向に押してあげる と言うのが基本です。
まず、その形状が
ストロークのし易さを生み出します。
例えば、ピンタイプやマレット形状であると
その形から、次に動かすところがイメージ出来にくく
ストロークの初動が取りにくいと思います。
L型は特に弊社のブリストルパターは
テークアウェイを取る方向を喚起させる形状に
なっておりますので、
無意識に動かしても そのガイドが活きてきます。
次にL型パターは
マレット等のパターに比べると重心が浅く難しい…
と思われがちですが、正直、真っ赤な嘘です。
確かにデータ的には
マレットに比べると重心位置は浅いです。
しかし、ボールを上げる必要のないパッティングに
重心の深さの利点は殆どなく
逆にデメリットな部分も少なくありません。
ゴルフクラブ(クラブヘッド)で言う所、
重心の深さは インパクトロフトを大きくする作用が
ありますが、ボールを転がしたいパッティングに
その効果は良い とは言い切れません。
重心が低いとヘッドが前に出やすく思いますが
クラブの構造上、ヘッドが前に出る というのは
ヘッドが上に動きやすい になります。
多くのアマチュアのパッティングは
ボールにオーバースピンを与える😱
というものすごく間違った理論に基づいていて
『ボールを下から上にコスリあげる』ストロークが目立ちます。
そのストロークにとって
重心の深いマレットなどは
インパクトなどを葉…ショットで言うところのトップを
生み出し易く、距離が一定しなくなります。
マレットを使用していているゴルファーの
インパクト音を聞いていると
ヘッドの角がボールに当たっている音が多く
これでは望みの距離は打てなくなります。
偶然待ちの状態になります。
慣性モーメント・・・
これも多くの勘違い を生んでいる理論です。
慣性モーメントとは
姿勢や運動を持続しようとするエネルギーです。
だまされてしまいそうですが
マレットなどの形状に比べると L型の方が小さめです。
(打ち手の目線で見ると)
重心も浅いです。
しかし、300gのマレットタイプと
470gのL型パターで
どちらが その慣性モーメント
姿勢や運動を持続する力が大きいと思いますか?
勝負になりません。
数値で言っても段違いです。
知られざる セッティングの狂い
に スチールシャフトの特性要因 があります。
通常のスチールシャフト には
ステップと言う段があり、
これ によって 強度、硬さを設定する、
つまり 単純構造の金属の筒、中の空いた棒 は
その金属の厚みと太さで剛性を形成しています。
✋シャフトのシールとかが無く
シャフトの硬さを見当付けたい場合、
一段目(ファースト)ステップの位置 が
どの位下にあるか 比較してみると良いですね
アイアンセットは番手によって、長さを変える為
徐々に重くなっていくヘッド重量に相応して 下に行くほど
シャフトは数値上、強く、硬くなっていく のですが、
太さ によって その強度を調整しているスチールは
△下にいくほど 必要以上に硬くなる性質
△ある長さになると 極端に硬くなる性質
△滑らかに硬さが変化しない 特性をもっています。
均等にヘッド重量が増える限り、
通常は ある程度の規則性をもって
150 > 155 > 160 > 165 …と
シャフトの硬さ~振動数は数値が大きくなるのですが、
ほぼ全部、ほとんどのスチール装着アイアンセットは
9番アイアンあたりから ウエッジに向かって
数値の幅が 170 > 178 > 190 > 205
とあまり規則性無く 硬くなっていきます。
そして 現在、アイアンは中古市場以外は殆ど動かない
現状の中で、販売金額を下げる為
#5~PW、#6~PW と ウエッジは別売りのパターンも多く、
それにつれ ウエッジ専用機種は
更に、輪をかけて 硬いシャフト装着のモノが多いのが現状です。
6番アイアン、7番アイアンに比べ
はるかに硬いシャフトの装着されたウエッジ、
……勿論、使用者本人は 『セットの流れ』だと疑って信じない
7番アイアンと同じ感じで振る、打つ と
想定の距離 よりも飛びません。
本来、ロフト角度と長さの違いによる距離 が
同じ感じでは出せず、実は下に行くほど
ちょっと強めに打たないとイケナイ のです。
まだ フルショット の場合、
その差は 若干、ひっかかったり 程度で済みますが、
加減の必要なアプローチにおいては
そのシャフトの硬さ、硬さの差異 が
ミスの大元 と呼んでも過言ではないほど です。
元々 アイアン全体も硬い中で
更に硬いウエッジのシャフト。。。
普通に打てば 届かないか、トップ、ダフリ、
多くが無理に届かせようと ヘッド部を振るコトを覚えます。
ロブショット。。。のような
業界的には グリーン周りの 「ポッコンショット」
これ はなんと言うか、わざと打つミスショットに近いモノ
なんですけれど、それを常用のショット として
多くのアマチュアは覚えてしまいます。
いまとなっては 高齢のゴルファーや女性にまで
スチールシャフトを使わせる時代ですので
性質上、軽いヘッドの付いた
セットの流れよりも 硬いシャフトの装着されたウエッジ で
足元の緩い バンカーショットを打て は
『バンカー苦手製造機』と言って良いでしょう。
ウエッジのシャフト は 通常のアイアンのソレ より
『重い』方が良いんじゃないか❓ と言う着想はあっても
フルショットの少ないウエッジのシャフトを
『少し柔らかめ』にする、
もしくは 『流れ通りにする』 とは思い至って無いようで
重くする は イコール 硬くする と近似値だという認識も無いようです…。
最近の記事を見て 気付いている と思うのですが、
当面のポイントとなるのが
🔴フェース面を円の外に向けたまま インパクトへ
だと思います。
トップで、ダウンスイングで、インパクトで
どこかの箇所をどう動かす…どう動かしたい…どう治す
それらは今は捨て置きましょう。
これは練習場ですが、
ボールを地面から、マットからこそぎとろう
円の中に掻き込もう ロフトを増やす形でボールを拾おう
とするボールさばきが垣間見えます。
🔴立ったロフト→戻す→寝たロフト
こういう経緯で ボールをさばく のではなく
時計で表すのなら トップやダウンスイングで
スナップさばきやヘッドの重み(~遅れ)によって
アドレス基準 6時の針が7時になる感じです。
時計の針を振る、回転させるのではなく
時計自体を廻す 👉体の向きを変える
トップからダウンスイングで作られた7時の針
それを固定して カラダの向きで ボールをさばいてください。
アドレス時の 時計の針6時(アバウトですが…)に
比べると 時計の針7時(これもアバウトですが…)では
例えば 自分の鼻からヘッドまでの距離が短くなっています。
それでは届きません。
ですので 左へのシフト、
時計の絵で言うと 右方向、3時方向への時計自体のスライド
が必須(からだの回すのにも必須です)になります。
シフトは シフトしてから廻る(見かけ上はそう見えたりします)
と言う順序が在るのでは無く
カラダの向きの変更、からだの廻りと混じりあったモノ です。
足を主として 左サイドを積極的に動かしましょう。
カラダが開くのを恐れず
途中で止まることなく 一気に向きを変える✋
それをするには ㊧軸足 が必要になりますので
ある程度のシフト意識は必要ですが、自然と混ざり合います。
軸足は トップの位置からダウンスイング中に
右から左へと移行するのですが、
股関節の離れ分、どちらにも乗っていない曖昧な時間が存在します。
ですので その時間に、シフトしていく方向と別なチカラ、
外的要因、この場合は腕とクラブですが、
それを動かすと妙な遠心力や重さが掛かり
左に移行するのを本能的に中断するモノです。
ですので 少なくともグリップエンドがボールを超えるまで
(その時には概ね 左シフトは出来ているか、出来掛かっています)
腕、クラブは意識としては固定、
ロックの状態を保ってください。
グリップ、グリップエンドがボールを超えたら
クラブの慣性、腕の慣性もリリースしても良いと思います。
✊短いクラブはリリースは要りません。
✋ここの注意点ですが(特にRさん 傾注❕)
からだを止めて 腕・クラブの慣性をリリースするのではなく
あくまでも からだの回転の流れの中 です。
曖昧な言葉ですが、打ってから放り投げる 位の感じです。
✋リリースが打撃のチカラ ではなく、
スイングを、クラブに備わった慣性を収束させる為のモノ
軌道の急激な変化をやや抑えるためのモノ です。
くれぐれも リリースを打撃のエネルギーと捉えないで下さい。Rさん❕
打った後のリリース によって
自然とフォローは出ていきます。
おそらく そこも懸念材料だったと思うのですが、
打つまでは トップで出来た腕とクラブの関係はロック、
打ってからは リリース可、の状態がフォローを生みます。
その際…ですが、
腕を無理に降ろしたり、振った訳 ではありませんが、
からだの回転によって 移動した左グリップは
回転の軌道に沿って、高いトコロから低いトコロへ
移動させられて ボールを打った と思います。
ですので それを継続、
止まることなく、左を向いていく力を使って
同じ流れ、そこまでの流れ通り、そこまでの移動通り、
左グリップを高いトコロ に移動 させてください。
フォローを出そうとして からだを止める
左グリップを移動を止める
(まぁ、ボールを円の中に掻き込むさばきでは
フォローが出る要素は無いのですが)
が逆に クラブや腕を体に巻きつかせ
フォローを出させません。
からだの回転で移動させることは絶対 ですが、
その流れを止めず、高いトコロから低いトコロへ来たなら
その流れで高いトコロへ抜く のがポイントです。
とは言え まず フェースの外向きのまま
からだの回転で から 始めて下さい✋
ロフト角度 3度
ライ角度 71度
重心角度 75度
ヘッド重量 515~525g
材質 軟鉄鍛造S15C
仕上げ 鍛造後 NC
🔴純国産ヘッドです
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
弊社定番のL型ブリストルパターは絶賛販売中ですが、
✋形状が苦手な方、
✋L型は難しそう…と敬遠される方
✋ショートパット対策をされたい方
の為に ピン型パターを製作しました。
平均的な市販のパターヘッドのヘッド重量は 300g前後
重いと言われているものであっても 330~350gです。
場合によって パターの総重量以上の重さを ヘッドに宿した
520gを超えるヘッド重量はさまざまな恩恵をもたらします。
このヘッド重量 520g は ストロークの始動をガッチリお手伝いします。
比較すると 非常に分かり易いのですが
何故か 重いヘッドのパターは始動が楽です。
軽いと 動き出しが難しくなります。 お試しあれ✋
ヘッドが重い というのは
ボールを移動させる~飛ばす能力に優れている
と言うことでもあります。
故に ストロークが小さく、遅く することが可能ですので
慣れてくれば、安定度は高い です。
ボールのころがり に関してですが
使われると理解されますが
非常に 直進性能が高く
1~2mのパットであれば、ラインや傾斜などを
殺してしまい、カップの中に打っていい
そんな直進性能を持っています。
ピンパターの欠点になり得る ネック形状を
(通常のネック形状をクランクネックと言います)
スラントネックとして 非常にすっきりしたネック廻りで
とても構えやすいと思います。
また ピンパターの長所でもあり、欠点でもある
重心の低さ👉上げる必要のないモノには多くは要りません。
を ロングネック形状にして
重心高を 2.5mm高重心化
重心深度を 2mm浅重心化
(平均的なネック長 40mm 👉 85mm)
通常 ピンパターのブレードの長さは 12cm平均ありますが、
このパターは 10cm とコンパクトにしています。
重心角が大きくなり易いため
ネックを 6mmヒール側に下げ
ライ角度71度とややフラット目、ロフト角度3度にしてあります。
試したコトの無い人には理解出来ない…
のかも知れませんが、
一般的な市販品パターのヘッド重量は 300g強 、
👉L型改良版ブリストルで 470g
👉ピン型『デール9』で 520g
単純な重さで言うと 1.6~1.7倍あります。
パッティングに限りませんが、
スイングの、ショットの イヤな部分は
アドレスの静から動に移る 動き出しの部分で
特に パッティングの場合、
この1mのパットを入れれば ハーフ50を切る とか、
初の100切り や ベストスコア更新、念願のバーディなど
決して不可能でない「小さな幸せ」が
本当に目の前に待っています。
期待半分、残念半分、精神的に圧が高くなるので
より一層、その動き出しの部分がし難くなります。
常識的に考えると 1.6倍、1.7倍重たいヘッドの方が
動き出しが、「重い」が故にし難く思える。。。のですが、
👉👉👉実際には その真逆で、
重いヘッド使用 の経験がある人ほど
軽いヘッドは 『圧倒的に動き出しが難しい』 のです。
パットだけに限りませんが、
やはり グリップを動かす事が、結果、ヘッドの動きになる
というコトだと思うのですが、
軽いヘッドだと グリップを動かすのが難しいのか、
どうやっても スムースが動き出しが出来ません。
真っ直ぐ引く…コトが正しいとは言えませんが、
グリップを動かす事がヘッドを動かす ではなく
ヘッド単体を動かそうとすると
どうしても 思い描いているラインや方向に
ヘッドが動きません。
外に膨らむように動いてしまったり、
想定以上に フェースが開いてしまったり…
スムースに 違和感なく ヘッドを動かす というコトは
行き着くところ グリップを動かすコト なんだと思います。
その点で ヘッド重量のしっかりしているモノは
ものすごく安心して 動き出し が取れます。
ヘッドが重いので グリップが動かし易い…でしょうか…。
パターイップス…嫌な言葉ですが、
この典型は 実はグリップが動かせないコト、
ヘッドを動かすために ヘッド単体を動かそうとすると
前述のように 変な方向や姿勢になり 違和感があります。
ヘッドを動かすために グリップを動かす というコトを
忘れてしまっている…のでしょう。
ヘッドの重たいものは 絶対と言って良い程、それは起こりません。
それと同じ発想ですが、
例えば、です 一般的な34インチ のパター というコトになると
長さは 90cm弱です。
その長さの棒で 砂に絵や字を書こうとします。
手元を動かさず、先端部分だけを動かそうとすると
あまりに繊細な動きが必要になり、なかなか上手くいきません。
手元 で絵や字を書くつもりで動かすと
スムースに先端が動きますので そのイメージを持ってください。
店長「パッティングストロークの話しに戻りますが、
パッティングストロークにおいて
一番避けたいインパクトは
アッパーに打つ、煽り打つ、歯で打つ、 です。
パッティングストロークを弾道計測器 で
計測しながら行うと
普通に打つ、
まあ 当たり前ですが、フェースで打つ に比べると
歯気味、アッパー気味に歯で打つと
ボールのスピン量が いきなり5倍~10倍増えます。
その弾道は 初速は速いのですが、
見た目にも 急速にボールスピードが落ち、
初速に反して ボールが行かない、
世に言う 伸びない球筋、転がりになります。
パッティングは オーバースピンだ、
と言われますが、それはその通り…なのですが
それは空中を飛ばず、地面を転がる、から であって
オーバースピンをかけて 打つモノ ではありません。
氷の上でパットをすれば スピン量は多くありません。
当然ですが、同じチカラ加減で打っても
氷の上を転がるのに比べ
通常の芝の上を転がると ボールは遠くに辿り着きません。
摩擦 があるから です。
順回転、オーバースピンはかかっていますが
その距離に対し、適正なモノに比べ、
より多くの回転が伴っていると その分、
芝との接触面積も接触機会も増える訳ですから
ボールにブレーキがかかってしまいます。
ボールの外周は 約15cm ですが、
150cm以上移動する のに 10回転未満の回転 が
パターにとっての 良い回転 であって
150cm移動するのに 15回転も回転させるには
余計なチカラ加減が必要になりますし、
接触機会が増えますから 芝目の影響も大きくなります。
芝の状態によって 距離感も影響を受け易いですし、
ラインも大きめに取らざるを得なくなります。
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
アマチュアだけでなく、プロにとっても
ボールを煽り気味に打たない、ちゃんとフェースで打つ
は あまり意識されていませんが、かなり重要、
特にアマチュアゴルファーのパッティングの生命線、
パターが得意と苦手の分かれ目になるポイントです。
昔から フォローで
『パターヘッドを 低く長く出せ』と言われますが、
その意味はココにあるのです。
乱暴な言い方になりますが、
アッパー気味に、あおり気味にストロークするのであれば
フォローが無い方がマシかもしれません。
真っ直ぐ引いて 真っ直ぐ振る
ばかりを気にする傾向が強いですが、
ストロークをする時の自分の目から見た真っ直ぐ よりも
このアングルから見る 真っ直ぐの方が
総合的なパッティングストロークとしては重要です。」