店長「ドライバーショットだけじゃないですけど
ある程度の年齢になってくると
特に ドライバーでは問題になるのが
『ぶっつけ打ち』になってしまう… ですね。」
質問「ぶっつけ打ち❓」
店長「なにか 定義が有る訳じゃないですけど
手打ちショットの行き着く先 って感じで
言葉の通り インパクトでヘッドをボールに
ぶっつけてショットが終わってしまう…
そういう打ち方ですね。
コメントにもありましたけれど
ドライバーショットは ティーアップしてますから
打つボールは空中に浮いています。
ボールの位置も 地面のボールを打つよりも
右打ちで言うと左側、前寄りにあります。
それに すべてのクラブで一番長さが長い事による
ボールに対して入ってくるヘッドのアタックの緩さ、
その両方が相まって 自然な形でアッパー気味、
度数で言うと 1~2°
最大で言うと 3°位のアッパー になるんですね。」
質問「自然な形で✋ですね。」
店長「はい。
2°のアッパーって
傾斜~勾配で言うと 3.5%の勾配
👉100m進むと 3.5m高くなる
👉10ⅿ進むと 35cm高くなる ですから
結構、急なような…急で無いような…
微妙な角度です。
これは 先ほども説明した通り、
ティーアップ、ボールの位置、クラブの長さ(弧の大きさ)、
プラスαで ドライバーヘッドの重心の深さ など
ほぼ全部が 意図的なモノでなく外的な要因 です。
ですので わざとアッパーに振る必要も全くありませんし、
結果として 「へぇ~ そうなんだ😌」程度 で
意識する必要もないとも言えます。
スイングの問題も含め、
これを意図的… アッパーに 3°以上のアッパーにしてしまうと
ボールの打ち出し 飛び出しは ほどほど高め、
低くない程度の高さに飛び出るのですが、
非常にスピンが少ない上に、ボール速度も出にくいので
ボールが伸びず 飛ばない球の典型 になってしまいます。
飛行機の翼、速度、浮力もそうだと思いますが、
速度に対し ある一定の浮力が無いと
浮力に対し ある一定の速度が無いと
失速してしまい 落下/墜落します。
数か月ぶりにラウンドしたら 30ヤードも
飛距離が落ちてしまった というコトが起こり得ます。
ぶっつけ打ち、
からだを左に向ける(右打ち)コトが打つコト ではなく
からだはボールに向けたまま、
腕やクラブだけを振る、フォローを出す 打ち方では
ヘッドが急激に、小さな弧で上昇しますので
かなりのアッパースイングになる可能性があります。
割合を正確に言うことは出来ませんが、
50歳以上の年齢のゴルファーでの割合は結構いると思いますし、
加齢とともに 手打ちの人が
そのぶっつけ打ちに行き着いてしまう例はものすごく多いと思います。
この映像はアプローチで、ですが
片方は 肩も含め腕とクラブだけ 前に出し、
一方は からだを左に向けることでそれを行っている「違い」
を確認できると思います。
クラブの長さの弧で 急激に上がるか、
からだの厚みや腕の長さ、クラブの長さの弧でヘッドが上がるのか、
3.5%の勾配を考えつつ 見てみて下さい。
歳をとって ぶっつけ打ちになるのを避けるため
手打ちを辞めましょう。
若いうちは良くても ある年齢になると
ぶっつけ打ちへの道になっちゃいますから
行き先を変えましょう というのが私の考えです。」