バンカーショット 多くのゴルファーは ボール自身が砂の上にあることが
一番の障害というか、難敵だと思っていますが 実はそうではないのです。
確かに 大きく砂に埋まっているような状況は そうとも言えますが、
それはラフなどでも 似た状況であると思います。
バンカーショットの最大の障害は
自分の立っている場所が不安定な砂の上 ということなのです。
これは傍論というか、余談なのですが
現在多くのアマチュアゴルファーは 限りなく普通の運動靴に近い
少々古いゴルフ用品用語では スパイクでなく、
ソフトスパイクというか ゴム底の靴の状態です。
スパイクではなく ゴム底にした理由が コースの維持管理、芝の育成を主とするのなら
そこは率先して プロがするべきです。
アマチュアよりも格段にコースに出る頻度の高い
コースの育成やコース管理に世話になっている トーナメントプロが
いまだスパイクを履いていて アマチュアの方がスパイクを使えないというのは
イマイチ納得できない と私は思っています。
まあ ゴム底の方が楽は楽だとは思いますけどね…。
最近のプロの 親の仇のような振り加減では スパイク…必要なんでしょうねぇ…。
バンカーショットの話に戻りますが、
バンカーショットほど より丸く振ることを 避けなくてはいけない場所なのです。
スイングを丸く振る、円で振る ヘッドを走らせる
この手のスイングをする人にとって イメージ的に
より上から打たないといけない
より丸く振らなければいけない バンカーショットは
実は その振り方が一番バンカーを苦手にさせるのです。
その振り方で ヘッドを下に振れば 下に振った分、自分は上を向きます。
自分は気分では下に振っているつもりでも
結果としては 上にあおり振っていることになるのです。
足元の安定し辛い、緩みやすいバンカーでは尚のことです。
ここはスイング全般につながっていくのですが
バンカーや足場の安定し辛い状況ほど
体の向きの変更、体の回転で打たなくてはイケないのです。
それができる、やろうとしている前提では バンカーの秘訣は一つだけ、、、
ゴルフクラブの一番低くなっている部分は ヒールの角 です。
この部分が ボールの真下 という意味ではありませんが
相対関係として ボールよりの低くなれば
それで バンカーは絶対 出ます。
ただ それだけ です。
ソール面を使う とか バンスを使う とか
確かに サンドを得意とするウエッヂでは そう言われがちですが
それは クラブの機能 です。
意識して使わなくても そうなるように出来ているので
逆に意識して使っては意味がありません。
ちょっとした コツというか、秘訣があって
ヒールの角 を ボールよりも確実に低くするため ほんの少し、
ほんのちょっと、ほんの気持ち ボールとの間合いを離して、遠目に構えるのです。
ほんの少し 気持ちでいいんです(*^-^*) ただそれだけです。