弊社の悶絶クラブのドライバー
中間のクラスのモノでも 44インチ 150cpm
市販の平均的なドライバー
SR相当の硬さで 45インチ 250cpm
その差は長さやヘッドの重さなどもありますが、
振動数で言うと 100cpm
硬さの差、フレックスで言うと
10フレックス分の差があります。
この硬さ…
柔らかさを体験したことのないゴルファーは 口を揃えて
「柔らかいシャフトを遅れる」 を言いますが、
実際にはその反対です。
確かに ヘッドが重く、
100cpmも柔らかいシャフトのクラブの方が
グリップの移動に対して ヘッドは遅れます。
がゆえに 打ち手は遅れさせる必要はありません。
しかし、硬いシャフトを使う場合、
遅れないが故に、必ず打ち手が 「遅らせる」 のです。
意図的に遅らせるのです。
シャフトをしならせて しなり戻す とは
別な言い方をすると
遅らせて それを取り戻す と言う意味です。
そして その遅れには
からだではなく、手さばきで
ヘッドを返す フェースターンが必須になります。
シャフトのしなりによって
グリップが押され、回転が促進される作用のない硬いシャフトでは
低い所のあるボールに届きませんし、
ロフトが立ちにくいので
より一層、不必要な程の速いスピードが必要です。
手で遅らせて 手で遅れを取り戻す
手打をせざるを得ない硬さのシャフトでは
正直、どんな努力をしても
体の回転でボールを打つことは不可能に近い行為 です。
よほどの訓練を積まない限り、部活並みの特訓が必要でしょう。
遅れさせる必要のない 柔らかいシャフトのクラブは
遅らせる必要がないので、ヘッドを返す必要がなく
その遅れを ロフトの立ち にすることを覚えれば良いのです。
遅れ自体は放っておけばいいのです。
一番忙しい インパクト付近での素早い作業
小さな筋肉である腕での手作業は要らない のです。
フェースターン、フェースローテーション、ヘッドの返し
には 打ち手の 満足感や充実感を除いて
メリットは1mmもありません。
特に 運動性能に自信のない人にはデメリットしかありません。
クラブの基本性能を放棄する打ち方でもあります。
スイングプレーン、ヘッドの軌道のコトを指しますが、
からだの回転と関係なく、手さばきでその軌道を描く
フェースローテーションは
その立体的な軌道は
生涯 同じ弧を描くことは出来ない
毎回毎回 違う弧を永遠に描き続ける
というコトを認識しておかなくてはならないのです。