羽花山人日記

徒然なるままに

巨大な花

2021-07-07 16:32:12 | 日記

コンニャクの巨大花

今日の朝日新聞25面にコンニャクの巨大花の記事が出ていた。この正体はショクダイオオコンニャク。2018年6月に開花した実物を,筑波実験植物園で見ることができた。この時の高さは240㎝,直径は106㎝ということだった。

インドネシアのスマトラ島原産で,花の形が燭台に似ていることから,この和名が付けられたとか。植物園で開花した例は極めて稀らしい。昨年までの5年連続開花は,世界でほかに1例あるだけだそうだ。図体の割に,開花2日間の短命である。電話で問い合わせたところ,今年は開花がなさそうだとのことだった。

真ん中が雄花で,雌花は下部で雄蕊を取り巻いている。猛烈なにおいがするということだったが,その時はほとんど感じなかった。このオオコンニャクの花粉媒介昆虫は唯一アカモンオオモモブトシデムシで,動物の死体を餌にしている。ショクダイオオコンニャクの姿と腐臭は,この昆虫をおびき寄せる擬態ではないかと考えられている。

進化とは,実に面白いことをやってのけるものだ。

 

七  夕

子どものころは,裏庭に生えている蕗の葉に転がっている露を硯にとって墨をすり,短冊に願い事を書いたものだ。今は特段の願い事なし。コカリナで『星に願いを』を吹いた。

コメント (2)
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