毎日新聞の報道によりますと、JAXA宇宙航空研究開発機構の小惑星リュウグウ探査機「はやぶさ2」は12月の地球帰還後、リュウグウのサンプルを収めたカプセルを地球に投下した後に、新たな小惑星へ旅立つそうです。はやぶさ2は2014年12月3日に種子島宇宙センターを出発し3年半かけてリュウグウに到達し1年半に及ぶ科学探査の後に、昨年11月に地球への帰還を開始していました。12月の地球帰還時にも「はやぶさ2」にはイオンエンジンの燃料が半分以上残っているそうで、それを使って新たな旅に出るそうです。新たな目的地は、平均直径30~40メートルの「2001AV43」と「1998KY26」の二つの小型小惑星で、9月に行きやすい方を目的地に決めるのだそうで、前者の場合は金星付近を、後者の場合はさらに別の小惑星付近を通過する予定で、それぞれをカメラなどで観測することを検討しているそうです。どちらにしても到着は早くても2029年の年末か2031年の7月だそうで、十年に及ぶ長い旅になるそうです。なんとも壮大な計画で心躍るものがあります。
上の写真は2018年6月に「はやぶさ2」が撮影したリュウグウの写真です。JAXA様のホームページから引用させていただきました。こちらです。⇒ http://www.hayabusa2.jaxa.jp/galleries/ryugu/