博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

全て手作りで

2009年09月20日 | 宇宙開発・天文
 ワイアードヴィジョンの報道によれば米国の大学生2人が、日常生活で手に入る材料だけで宇宙への入り口に到達したということです。
ソースはここです ⇒http://wiredvision.jp/news/200909/2009091622.html
このページに上空2万9000メートルから撮影した地球の映像が公開されています。

 上記の報道によれば、マサチューセッツ工科大学のJustin Lee氏とOlivery Yeh氏がDIYで作ったヘリウム気球は、9月2日(米国時間)にマサチューセッツ州のスターブリッジを飛び立ち、約2万90000メートルまで上昇し上空から地球を撮影し地上にパラシュートで落下して回収に成功したそうです。
 この試みのすごいところは全ての部品材料を近所のお店で調達したということです。ヘリウムはパーティーグッズ店で売られている声を変な感じに変えるガスを用い、宇宙の酷寒からカメラを守る保温装置は発泡スチロールのビール保冷容器と使い捨てカイロ、位置測定システムはコンビニで売っているプリペイド携帯電話を用いたそうです。撮影用カメラは中古のキャノンのデジカメだそうです。総額148ドルで出来たそうです。
 15000円弱でこれだけのことができるとはすごいことです。
 昔のSFで科学者が自宅の物置でこっそり宇宙船を作るというシチュエーションがありましたが(典型はH.G.ウェルズの「月世界旅行」とかE.スミスの「宇宙のスカイラーク」とか)、この試みはそれらに近いかもしれません。

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