奈良・浮見堂奇談 柚南みゆき その４

依然、雨は池を激しく打ちつける。

まるで、今夜の篠突く雨のように。

まるで、我々を引きずり込もうとする企みのように。

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意味がわかると怖い話２９９３ 「暗号書」

臨戦状態の隣国の軍師から、一通の封筒が届いた。

｢軍師様！大変です！｣

｢どうした、何事だ｣

｢ハッ！敵国の軍師から“暗号書”と書かれた封筒が送られてきました！｣

｢舐めた真似を……私をこの国随一の軍師と知っての狼藉か……して、その内容は？｣

｢それが……｣

｢どうした？早く言え｣

｢それが、封筒の中には一枚の白紙が入っているだけで……｣

｢なんだと？｣

｢これがその暗号書でございます｣

｢本当に白紙だな……炙り出しではないのか？｣

｢先ほど試しましたが、何の変化もなく……｣

｢むむむ……これは私への挑戦状と受け取った。私はこれからこの暗号書の解読のため、自室に籠もる。決して邪魔するなよ｣

｢ハッ！｣

この二日後、隣国による襲撃でこの国は壊滅的打撃を受けた。

敵兵に殺される間際まで解読をしていた軍師は、ようやく暗号書の意味を理解した。

 

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匠の細麺つるとんたん すき焼き仕立て牛鍋のおうどん

まだまだ寒いので、とんたんでおうどん。

相も変わらず「すき焼き好き」が治らず「すき焼き仕立て牛鍋のおうどん」を。

盛り付けが下手なのでほとんど「えのき茸のおうどん」に見えるけど、

結構ちゃんとお肉が入ってる。

追加で季節の逸品

「寒鰤の握り寿司」

「鱈白子 天扶良」、

デザートに、くるみ餅と悩んだけど「自家製わらび餅」まで。

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