[Capricious Model Rail Factory] ** 気まぐれ鉄道模型工房 **

European/British/Japanese railway modelling in OO/HO/N

ROCO HO DB 操重車のDCC化

2021-08-22 19:47:41 | [jp] 鉄道模型 欧州型HO

今日は模型サークルの今年の競作発表会の予定だったが、武漢肺炎感染爆発のため延期。何で島国なのに抑制出来ないかな。金曜にモデルナの2回目を接種したが、昨日は37度以上の発熱、今朝も身体のダルさが残っていたので、出場出来ず不戦敗になるところだった。折角作ったのでブログで先行公開する。

今年のお題がギミック付き車両なので、昔からやりたかったネタに挑戦した。操重車のブーム回転、上下、吊り上げ動作を個別のモータでDCC制御する。MarklinとROCOから既製品が出ているが、自作に挑戦。

当初、ebayで入手したJouefのヴィンテージ模型(↑)をベースに改造する予定だったが、市場で入手出来る減速ギアヘッド付モータが大き杉で搭載出来ないため、急遽ROCO製品に変更した。

ギアヘッド付モータはDC6V仕様で定格30rpm。制御回路の組み合わせ試験も実施済。

車体にクレーン部の回転用モータと制御回路をセット。クレーン部への給電は、中心軸と丸穴周囲のリングをクレーン部のシューでこする。当初はクレーン部にモータ2個の駆動回路3線を渡すつもりだったが、3回路給電の仕掛けをうまく構成出来なかったので、レールからの電源2回路を渡して、デコーダを上下2個搭載することにした。

 

回転速度は30rpm直結では早杉るので、クレーン側で更に平ギヤで2段減速した。駆動は当初車体側の円筒をゴムタイヤでこすることを考えたが、摩擦力を得るための圧力が回転抵抗になるのは明白なので、回転力のみ伝達できるギヤ駆動にした。ピニオンのピッチに合わせて、三角断面のプラ棒を車体側円筒の周囲に接着。

 

クレーン部を車体に結合。平ギヤ、ブーム昇降用(右)とフック巻き上げ用(左)の2台のモータを積んだら、車内はほぼ一杯。

昇降機構のプーリは1段で回転しないものが一体成型されていたが、切り取って2段で回転可能なものに交換。本当はプーリを1枚ずつ別々に回転させる必要があるが、当工場ではそこまでの精度が出せないので、2枚一体で回転。全く回転しないよりはマシと思う。

DCCデコーダは空きスペースに無理矢理取付。リードリレーは場所が取れずに床下に搭載。限られたスペースに機器と配線配管を詰め込むのは、本職でやっていたので慣れている。

ここまでは、紆余曲折あったがほぼ計画通り動いた。

以下次号。

 

Comments (2)
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