North Pennine山地の保存鉄道を2箇所訪問した。
一つ目はAlstonにあるSouth Tynedale Railway。Tyne川沿いのHaltwhistleから山間のAlstonまでの路線の廃線敷に2ftナローの線路を敷いて、蒸機列車を運行している。現在運行しているのはAlstonから5km程の区間。
https://www.south-tynedale-railway.org.uk/
Alston駅の信号所。
訪問日の 運行機。0-6-0サドルタンクのHarrogate。
駅終端。
機回し中。
給水中。
駅構内。元々標準軌だったので、ナローにしては広々としている。ホーム屋根を建築中。信号所に入らせてくれたので、そこから発車シーンの動画を撮らせてもらった。
移動中に立ち寄った、有名なSettle-Carlisle線のAppleby駅。
西海岸ルートの最大手London & North Western Railwayに対抗するため、Midland Railwayが山間部を通る独自路線をCarlisleまで建設。大統合、国有化後にSettle以北が支線に格下げされ、1980年代に廃止されかけたが、風光明媚な路線の存続を願う沿線住民+鉄の運動により復活。頻繁に蒸機臨時列車が運行されている。
2つ目のEden Valley Railway。かのStockton & Darlington RailwayがPennine山地を抜けて西海岸に至る路線を志し、Penrithまで建設。廃線後、Warcup付近の廃線跡を借りて、気動車を運転している。
https://www.evr-cumbria.org.uk/index.html
Class 205 電気式DMU。昔ロンドン郊外の非電化支線で乗った事がある。昔の漁船のようなポンポンという排気音が特徴。
運転室に入らせてもらった。電気式なので、制御器はマスコン。バッテリがヘタっていて、途中でエンジンが止まると再起動できないかも、と言っていた。
車内。昔のMk1電車と同じ造りで、ボックス毎にドアがある。嫁が売店で引き取ってきた熊とご乗車。
入換え中のロッド式ディーゼル機。他にもレストア中?の廃車が多数。
北Pennine山地の様子。なだらかな山地の頂まで草原が広がるが、谷間が深く切れ込んでいて、道路は急坂とヘアピンの連続。腕が疲れる。