東京の下町で一人暮らしをしている伯父が、
病院で検査があるというので、
姪である私が本日は付き添い兼運転手。
午前と午後で2つの病院を回って、
3つの診療科を受診するという。
しかし驚いた。
東京でも『THE 下町』っていう地域なので、
受付を済ませて、待合室に行くとそこは、ご老人WORLD!
見渡す限り、老人!
若い付き添いなんて、ほとんどいないっ!
みんなよくここまで来れたもんだと思うぐらいに、
ヨロヨロと歩きながら待合室までやってくる。
9時に病院が始まるというので、
9時5分に受付をしたら、52番だった、、、、orz
5,52---?!
そこから午前中の病院に4時間滞在することになるのだったが、、。
それよりも、すごいのだ、すごいのだ。
待合室にいる老人たちがっ。
何がって?
周りの人たちに、自分の病歴から何からベラベラと喋り始める。
これはある意味、自分の方がすごいんだぞーの病歴自慢なのか?
個人情報保護なんてありえない、自分で全部喋る、全部喋る。
さらに病歴だけでなく、自分の家族のことから何から、
おいおいそこまで喋らなくてもいいぞーってことまで喋る。
そんな待合室で、
この人物は、患者なのか?という視線を感じながら、
浮いている自分に耐えられなくなり、
トイレ近くの椅子に移動。
ここは安住できるかと思いきや、
そこにも3人のおばあちゃんが座ってお喋り。
どうやらここの病院の話をしているようだ。
80歳過ぎのおばあちゃんに乳がんが見つかってよ、
院長先生がよ、手術してとったんだよー。
そのおばあちゃん、今じゃぴんぴんしているよー。
そんな年でもなるもんなのかい?
そりゃ、そうさー、おばあちゃんでも女には、
乳はあるんだよ、乳は!
これは三谷幸喜の舞台の一幕なのか?
それとも志村けんのコントなのか?と、
もう横で笑いを堪えられなくて、またしても場所移動。
診察室の脇に再び座っていると、
ひと際、元気そうで、ずーっと喋り続けているおばあちゃんがいる。
あたしはね、80歳過ぎて、乳がん切ったんだけどよー、
今じゃ自転車にも乗れて、買い物して走ってるわよ。
え?年?86歳になったわよ。
げげっ。さっき向こうで話題になっていた本人だっ(--;)
身体に不調はあっても、若者以上に元気な老人たちが、
いつも元気に?お喋りをしている病院。
これは下町特有の空気なんだろうな・・・と思いたい。
ここの待合室のネタを映画の脚本として書いたとしたら、
最高に面白いものが出来そうだ。
ところで、
2つ目の病院で、MRIの検査をしてくれた技師。
スポーツマンタイプでがっちり。
超タイプで目が(
声が大きいのは、老人が多い地域の病院のせいかと思うけど、
強い口調の中にも患者を労わる優しさを感じて、
あーーー、素敵~。
これは、今日一日、ボランティアを買って出た私に、
天国にいるばあちゃんが目の保養にと最後に
ご褒美をくれたに違いない。
ばあちゃん、ナイスっ(笑)
ニヤっと笑うばあちゃんの顔が見えた気がした。