昨日は前の専門学校の教え子が調査船での航海を終えて
帰ってきたので会いました。
彼女はボイッシュで小柄な体格であるが、精神的にも体力的
にもとても「たくましい娘」なのです。その彼女が4月末から
はえ縄漁によるアホウドリの混獲調査に師匠のS氏と岩手
から1ヶ月の航海に出ていました。
うちの学生も静岡から別の調査船に乗り、同じくはえ縄による
海がめの混獲調査に1ヶ月間研修で行ってましたがたくさんの
乗組員の皆さんの中で紅一点。そうなかなか経験できる事
ではないですよね?!
彼女は学生の頃から小笠原諸島や屋久島、ケラマ諸島、太地町と
各地で今でもウミガメの調査、ホエールウォッチングガイド、小型捕鯨
による調査などをタフにこなせる自慢の教え子です。
いつも目がなくなるほどケラケラと笑い、体力には誰よりも自信があると
豪語している姿は卒業してからも変わらず健在!さすがk!
彼女のタフさには頭が上がりません(汗)
今回もとても興味ある話をたくさんしてくれました。
その中でも、ひときわ面白かった話が、船内のお風呂の話。
離岸してからは一度も港に帰って来ない為、真水はとても
貴重でシャワーは海水で湯船はなんと縦長だそうな!
1mぐらいの高さで人が1人縦に入れる細長い形になっているんですって!
航海中時化てたりすると湯船の水が揺れて流れてしまいますものね。
衝撃的でした(笑)
あと、生活サイクルがとても凄まじいスケジュールになっていて、
朝3時半起きで4時から朝食(きびしい!)5時から昨夜仕掛けた
縄を上げ、10時に昼食。その後データー整理などをこなして3時に夕食・・・。
(早すぎ!)すごくないですか?!
乗組員の方を含めみなさんは10時に昼食を食べて体も動かして
いないのに3時の夕食がとても憂鬱だったそうです(笑)
岩手から小笠原諸島近くの鳥島あたりまでの航海でたくさんの
鯨類も見れたそうです。
・マッコウクジラ
・シャチ・サラワクイルカ
・ハシナガイルカ
・マダライルカ
・マイルカ
・ハナゴンドウクジラ
・イシイルカ(リクゼン型)
これだけみれたら航海も楽しそうですね♪
はえ縄にかかるサメなどにタグ(標識)を打ったりデーターを
記録したり、男顔負けの体力と精神力のもと無事に何事もなく
帰って来てくれました。まだまだ知らない世界がたくさんあり、
話も尽きないまま数時間が過ぎ、貴重な話が聞けました。
岩手の銘菓「ミニかもめの玉子」とてもおいしかったよ。
ごちそうさまでした。Kありがとね~!
これからまた炎天下の中、深夜の暗闇の中、ウミガメの
ために頑張ってきてね!応援しています!!