先日の熱低の影響も終息を向かえ、海も穏やかになり秋晴れに恵まれた1日となりました
今日から年に一度の「三宅島自然ふれあい友の会フェスティバル」が始まりました
この3連休で様々な催しが行われます。
まず初日の今日は【自然の変化を記録していこう!マイ10㎡植生調査】が午前午後で
行われ、夕方からは【大久保浜のビーチクリーン】日没間際から【お月見BBQ】と盛りだくさんな
1日となりました。
suggerは仕事だったので、BBQからの参加になりましたが、1日大自然と戯れた大人たち。
BBQには島っ子たちも参加していて総勢30名余りの宴。
古きよき時代の三宅島からご健在の会長のN先生もご参加されていて、楽しい宴となりました。
みなさん、三宅島の自然を心から愛し、そして心から楽しんでおられる方ばかり。
こんなみなさんと三宅島の大自然を語り合え、変りゆく三宅島の自然を見守って
いける事がとてもありがたく感じました。
多方面のエキスパートばかりがそろうこの「友の会」は三宅島の環境保全にとっては
欠かせない活動だと思います!!
明日は午前中は【長太郎池魚類調査&フィッシュウォッチング】夜は【大路池ナイトハイク】が
行われます。
最終日には特別企画【夏休み研究発表会】がアカコッコ館で繰り広げられます。
メンバーがこの1年で研究したことや考えたこと、思っていること、気づいたことなどを
発表するというものです
明日は友の会フェスと同時に、オーシャンスイムリレーフェスも行われます。
島外から70名近くが来島され、遠泳の勝負が繰り広げられます。
suggerの師匠や仲間がエントリーするので取材に行って参ります乞うご期待!!
去年に引き続き、今年も教え子がゲストを連れて三宅島を訪れています
今年はsuggerが三宅島へ来る年に卒業した子なんですが、こうやって現場で一生懸命
頑張っている姿は自分も励まされます。
そんな彼女とはある出来事があり、今でも鮮明に覚えています。
1年生の後期に「先生にちょっと相談したいことがあるのでお時間いただけますか」と。
突然の事で「何の話やろ??」って思ったが、とりあえず話しを聞いてみることに・・・。
Mちゃん 「先生、私今学期で学校を辞めようと思ってます」と・・・。
S 「えー!!また何でなん??」
Mちゃん 「今後の進路について迷っていて、何がしたいか分からなくなってきて・・・」
S 「そっかー、まぁみんな一度は通る道でもあるんやけどな。どんな風に迷ってるの?」
Mちゃん 「入学した当初はイルカのトレーナーになりたくて入ったんですが、ダイビングショップへ
研修に行ったりしてだんだん自然に興味が湧いてきて。でも、このまま学校でいても
何も変らないから地元の九州へ帰って、家の近くにすぐ海があるので、その近くの
ダイビングショップにでも就職しようかなと思ったり・・・」
S 「そっかー・・・でも、せっかく親御さんが汗水たらして働いたお金で大阪まで来て学校へ
行かせてもらってるんやから、ちゃんと卒業することが親孝行やと思ってあと1年
ここで頑張ってもいいんちゃう?」
「そっからでも遅くはないと思うし、2年でもっと研修行って、視野を広げていったらまた
違った自分を見つけられると思うし、もう少し頑張ってみたら???」
「まぁ、すぐには答えは出ないだろうから少し考えてみ??」
Mちゃん 「そうですね・・・(涙ぐむ)」
「ずっと悩んでたんですが、今日先生に話せて少し気持ちが楽になりました。
もう少し考えてみます」
・・・ってな感じのやり取りが1時間ばかりありました。
いつもsuggerの授業は休む事なく一番前で聞いてくれていて、とても印象にあった子
だったのでこんな所で挫折して実家に帰って欲しくないなと思いつつ・・・でも、最終的には
彼女が答えを出すのであって、やれる事は話を聞いてあげることと自分の考えを伝える事
しかできないなーなんて思いながら・・・。
でも、結果的には2年へ進級し、無事就職も内定させ卒業してくれました
在学中から野生のイルカに会ってみたいといい、もしsuggerがいつか三宅島へ移住した
暁には、自分でツアーを組んで会いに来てなと約束して巣立っていきました。
卒業後は関西のショップに就職した彼女とは卒業してからも連絡を取り合い、とうとう
この日を迎えれたというわけです
熱低の通過で来れるのか不安だったようですが、海にも天気にも恵まれホッとしている事
でしょう
そんな彼女たちはめいっぱい三宅島を堪能して明日の船で帰ります。
さっきまでナイトダイブしていたようす。
真っ黒な夜海に光る灯りはナイトで潜行中のダイバーの懐中電灯のあかりです。
明日も忙しい休日になりそうだな
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