昨日は午前中は「三宅島大学」の講座、午後から自然関係に関わる人対象に
行われた「三宅島自然セミナー」の受講。
三宅島をフィールドとして研究を行っている研究者の方々の調査報告や研究から
分かったことなどを2時間に渡って紹介して頂きましたが、とても興味深かったです^^
今回、自然ガイド「キュルル」やふれあい友の会、三宅高校の学生たちを対象に講義して
下さったのは、長谷川雅美先生(左)と先生の教え子の柊雅実くん(右)
島のオカダトカゲを30年ほど前から研究してこられ、先日お亡くなりになられた
わくわく動物ランドなどのメディアで爬虫類を身近に感じさせてくださった千石正一先生の
お弟子さんのような存在である長谷川先生。
とにかく爬虫類が大好きで、オカダトカゲに魅せられたそうな。
そして、古きよき三宅島にはたくさんのオカダトカゲが生息していたそうですが、
学生の頃に三宅島でオカダトカゲを見てこの研究を始められたとか。
これがオカダトカゲです。(Tさん撮影)
「ここが僕にとってのスタート地点なんです」と長谷川先生。とても熱いお方です!
さて本題ですが、そんなオカダトカゲも今となっては島内でほとんど見かけることがなくなった。
伊豆諸島のほかの島でも、やはりイタチの導入によって数が減っていて、今では八丈小島
ぐらいでしか普通に見ることができないそうです。
三宅島での生息数減少の理由がいくつかあるので、ちょこっとご紹介。
◆ニホンイタチの導入により、強力な捕食圧にさらされている。
◆ヒキガエルの導入により、餌生物の競合が増えた。
◆噴火により、生息地の消失 など・・・
これらの要因によって、生息数が激減。
目撃されている場所も限られていて、溶岩で作った昔ながらの石垣があるような
場所では比較的多く見られるが、それ以外の地域などでは皆目・・・。
そんなオカダトカゲの現状から、希少種となった在来種でもあるオカダトカゲを
残していくには?どのような対策を考えていけばよいのかを考察して下さいました。
方法はプロジェクトが本格的に始動すれば、またご紹介したいと思います!
個人的には興味深いことがみんなでできるのではないか?と意欲が沸いています♪♪
色んな立場やスキルの方々と連携して、島で暮らす生き物たちと共生できるような活動が
できればいいなと思います。
そして、次に発表してくれた柊くんの研究発表もおもしろかった。
つづく・・・
いつもありがとうございます☆
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