sugger's blog@三宅島

三宅島に移住して18年目になりました。
自然ガイドHitomiが島暮らしのことや三宅島の魅力をお届けします♡

海から三本岳を見てみる。

2015年04月22日 | 三宅島

いつも陸から見ると三本岳はこんなシルエット

海に出て見ると、逆にこんな感じにも見える。

子安根の裏側。

上の方には植物が生えています。(種類は分かりません・・・)

こちらはエビ根の穴。
近くでみるとめちゃめちゃデカい!!!

毎年、11月と2月にはメガネ岩から望む三本岳のエビ根の穴に太陽が沈むことで
知られている、あの穴。
陸からみるとかすかに見える穴も近くでは10mぐらいはあるでしょうか。

とにかくデカい!!!

 そして、こちらは大根(おおね)。

大根には、かつて朝鮮戦争時代に三本岳が旧米軍の爆撃演習地になっていたことがあり、
その際に打ち込まれた爆弾の跡が今も錆びついたまま残っています。

鳥類学者であるジャック・T・モイヤー氏が当時から三本岳には希少種であるカンムリウ
ミスズが飛来していることを知っていたので、当時のアメリカ大統領に直訴し訓練を中止
させたことが現在にも繋がっています。

ジャック・T・モイヤー先生のお陰で、今もカンムリウミスズメが三本岳に帰ってくる。
この事実はやはり私たちが受け継いでいかなければならない使命なのです

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世界で5000羽しかいない希少鳥

2015年04月21日 | いきものたち

凪ている中、海鳥を探しながらいざ三本岳へ

実はこの日の朝、三本岳渡船をした船長が午後のウォッチングのために海鳥を探して
くれていたが、水温が低いせいか全くいなかったとのことでした。

レンジャーたちも、出船ギリギリまで悩んだと言っていたが、この時期にこんなに
凪る日も滅多にないので、三本岳を見るだけでも行こうということになりました。

出航して10分ほどでレンジャーとsuggerだけが飛び立つカンムリウミスズメを観察。
しかし、潜ってしまったようで再度探すことができませんでした。

そうこうしている間に、右舷側に大きめの海鳥が飛んでいるのを発見!!

見れると思っていなかった、カツオドリにも遭遇することができました

2羽がいそいそと南に向かって飛んでいきました


そして、三本岳周辺の海域へ到着。
日曜の午後というだけあって、渡船での磯釣り師は一人もおらず、洋上には私たちだけ。


ノコギリ根にはたくさんのウミウが羽を休めてました。

そして、しばらく探していると・・・

再び見つけた~

小さな小さなカンムリウミスズメに出会えた~

海鳥にしては小さな体のカンムリウミスズメ。
今回は同時確認2羽のカンムリウミスズメだけでしたが、この2羽がずっと近くで
観察させてくれたお陰で、島っ子たちも全員近くでじっくり観察することができました

1羽が飛び立ったので最後は1羽となったが、カンムリウミスズメの由来である頭部の羽が
カンムリのように立っている姿も収めることが出来ました

 

2時間のクルージングを楽しみながら無事帰還。

船酔いと戦った子もいたが、よく頑張ったね!!
それに値する感動も同時に感じられてほんとによかったよかった

 

定期船以外の船で洋上から三宅島を見たり、近くで見ると巨大な三本岳を間近で見たり、
カンムリウミスズメやオオミズナギドリ、カツオドリ、ウミウ、ウミネコに出会え
なかなか経験することのない、貴重な時間となりました

 

 

つづく・・・

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島っ子たちとあの鳥に会いに行ってきた!

2015年04月20日 | ネイチャーガイド

昨日は午後から恒例のアカコッコ館主催、三宅中学校3年生のカンムリウミスズメツアーに
完全管理者として同行してきました

この活動にボランティアガイドとして同行させてもらうのは今年で3回目。
今年も馴染みのある島っ子たちと楽しく2時間ほどのクルージングで三宅島沖にある
三本岳周辺に行ってきました

さて、世界で5000羽しかいないと言われている希少な鳥、カンムリウミスズメには
出会えたのだろうか???

 

詳細は詳しく後ほどUPしたいと思います!!!

 

つづく・・・

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ジャケットに萌~

2015年04月17日 | 自然ガイド キュルル

火曜日は自然ガイド「キュルル」の定例ミーティング。

いよいよ月末からGW前半が始まる。シーズン到来です

 

すでに決まっている大型ツアーや調査ボランティアなどのスケジュール合わせ。
アカコッコ調査やカンムリウミスズメ調査、トレッキングイベントなど・・・
みんなで協議しながらすり合わせしました。

ガイドのMさんが長崎出身ということで、こんなおみやを持ってきてくれた

 

軍艦島「石炭だんご」

このネーミングだけで萌~(笑)

 

母が行って来たのだが、私もぜひ行ってみたい場所の一つ。


本格的なシーズン到来でsuggerも気合いれていかなければ!!!

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湖畔の遊歩道

2015年04月13日 | 三宅島

今回は北側桟橋まで車で行き、左側にあった東屋のすぐそばにできた遊歩道入口から
エントリしました。

ここはとても野鳥のさえずりを感じられるエリアでした。

主要な場所には矢羽サインがあり、色んな場所へ抜けられるようになっていますよ

そして、ところどころには木階段や木道が整備されました。

北側桟橋もいつも見ている角度とは違うアングルで撮影できましたよ

 

 こんな木道もお目見え!!

 

木階段もこんな感じで、木のアーチがをくぐれるところが数か所あります。

そして、大路池湖畔のこんな際まで寄れる場所があるので、今までの感じとは
違ってとても新鮮です。

 

ただ、野鳥が繁殖する季節は野鳥たちの活動場所がここにある!という認識を
持っていいなければ厳しい部分のあるのかな?とも思うので、上手く人と生き物が
共生していけるような場所になるといいですね

アカコッコ館のレンジャー含め、遊歩道が出来上がる前と出来上がってからの野鳥たちの
生息密度や環境もモニタリングしていますので、続けてツーリストのみなさんにも今後
楽しんで頂ける空間になるといいなと思います

 

ご来島の際はぜひ歩いて、五感で楽しんで下さいね

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