東の望月
サークルを立ち上げるから実行委員を引き受けてくれとか、
役員をお願いしたいとか、ここ数ヶ月で何件も依頼の電話があった。
閑居1年の新人なので今しばらくご猶予を!
なんでもそう云って丁重にお断り申し上げている。
よほどヒマ人だと思われてるみたいだ。。
勤めもせず、
昼間はカメラリュックを背負い遠足みたいなカッコで遊び
夜は早い時間から呑んだくれてると。
まあ、間違いではないけどさ、
お断りするのはそれなりの理由がある。
ひとつのジャンルに特化したり、群れをつくったり、
同化したりするのはムリ、
ていうか、どれが自分に一番合っているのか分からない。
そのときそのとき夢中になっているのがベストであって、
どれでもOKは、どれでもダメと同じこと。
"感謝知らずの女"に有り金はたき、身も、心も、捧げつくして報われない、
それほどの傾城の美女ならば....いやいや違う、「何か」がほしい。
ありきたりの趣味の範囲はやり尽くしたから、もっと身を焦がすようなやつ。
酒もギャンブルも身を持ち崩す前に、どこかでブレーキが効いてしまうし、
女はめんどくてややこしい。
性格的にわき目もふらずのめり込むタイプだから何事も隠し通せない。
なんでもおおっぴら。
逆説的ながら、ひとつのものに徹底してこだわり抜くと摩訶不思議な
「融通無碍」が実感としてわかるようになる。
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月読みの光に来ませあしひきの山きへなりて遠からなくに
(万葉集673・湯原王)
訳:月の光の中を訪れてください、山があっても遠いわけではないのだから...。
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