睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

1990年有馬記念

2009-07-26 09:35:34 | 身近にいる生き物




かのアナウンサーを真似て「あなたの夢は・・」と問われたら、

「私の夢はメジロライアン!有馬記念でG1初勝利」とこたえる。

弥生賞(G2のころ)、京都新聞杯、ジュニアCを勝って、皐月賞は3着で
ダービーと菊花賞が2着とさんざんハガユイ思いをさせてきた横山典騎乗の
メジロライアン、有馬記念はなんとかなる。

「ここで勝たなきゃオトコじゃない、負けたらセン馬にするぞ!」
ぐらいに入れ込んで自信満々の馬券を買った。
「メジロライアン悲願のG1初勝利」という翌朝の新聞の見出しまで想像した。

それなのに・・・、負けたんだ。
武豊騎乗のオグリキャップにね。
爆発的な嬉しさと、絶望的な悔しさが目の前のゴールに交差した。

こんなに複雑な泣き笑いをしたのは初めてだ。
昔日の栄光も見る影もなく落ちぶれた4番人気のオグリキャップが、
まさか引退レースの有馬記念を勝つなんて、
こんな形で現役のフィナーレを飾るなんて、

そして、天才「武豊」の力量を思い知った日でもあり、
生涯忘れられないレースとなった。

シンボリルドルフで競馬を知り、オグリキャップで葦毛を可愛く思い
トウカイテイオーで血統の神秘に目覚めた。
メジロライアンは産駒に託す「夢」を教えてくれた。

どれも私のかけがえのない愛するお馬さまたち。
翌平成3年メジロライアンがやっとG1(宝塚記念)を勝った年に
ライスシャワーが3歳戦デビューをした。





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3 コメント

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はじめまして。。 (こうべっこ)
2010-10-21 01:25:37
競馬の思い出は

ほろ苦いではなく‥辛くて涙した思い出。。


単勝に懸ける主人は
ブログのオグリキャップ、そしてライスシャワーで勝ってしまったのです。。
《全財産つぎ込んでいたら~よかった~》という言葉に 私は本気だなんて考えも及ばずに居りましたので
学資保険も 預貯金も全て主人の名義でした。。

お察し頂けますょね。。

そう。。 気がついたのは長男の高校進学の年。。

私の手元にはちゃんと証書が有りますが、全て使い切って有ります。。


そんなコト出来る人を選んだ自分が情けなく。。
信頼を裏切られた切なさ。。涙は子ども達に見せられないので、とにかく働き詰めて、夜には悲しい本を読み涙するのです。。


たまたま出会ったこちらのブログ。。

拝見したら気分上々♪
心地良い文面に落ち着く私。。


困ったことに
瀬にはまって競馬に関するブログを発見。。
見つけなければよかった‥と落胆。。

せっかく程良く温かい心の温度が‥
哀しいかな~冷たい氷に逆戻り。。


競馬場や競馬関係の方には 本当に申し訳ない限りですが‥
競馬を否定するコトで
心のバランスを保っている気がします。。


休日を極力減らして余計なコトは考えない。。
もう暫くは今まで通りに働かなくては。。


でも、せっかくの人生だから卑屈にならず!!

♪なるようになる♪

って言葉を思い出すべく、今日 このブログに辿り着いたのかもしれません。。


♪感謝♪
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希望 (suiren2009)
2010-10-21 02:32:32
そのライスシャワーは京都のレース中に骨折して予後不良(薬殺処分)になりました。
あのときの胸が張り裂ける思いは私を競馬から10年間遠ざけました。
それほどライスシャワーが好きでした。

ただ、ギャンブルとしての競馬より、ガラスの脚を持つ美しきサラブレッドが好きなのです。
そのせいで馬券を二次的なモノとして受けとめていたので、あなた様のご主人のように
破滅的にならなかっただけで、私も家族を泣かせていたかも知れません....。
あなた様の辛さをお察しいたします。

誰にでも辛い時期はあります。
競馬でなくとも一代で親の財産を食いつぶし、すってんてんの丸裸になった剛毅な
私の母みたいな人もおります(笑)。二人だけの母子家庭で、からっぽの米びつを前に
抱き合って泣いたこともありました。でも過ぎてしまえば今は昔。

その困難な時期を乗り越えたのも、ただただ人一倍仕事に没頭したからだと思います。
そのうちにきっといいことがありますよ。
希望を持ってご活躍ください。

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感謝。。 (こうべっこ)
2010-10-24 01:48:43
こんばんは。。

もったいない言葉に恐れいります。。


まだまだ余力を持っているのに、弱音を吐いて お恥ずかしい限りです。。


《希望》は 子ども達の幸せ。。

健康や生きがいに人並みに恵まれれば。。
後は、それぞれ自分の想うように。。



《禍福糾える縄の如し》
《雨が降れば傘を差す》


大丈夫です♪

私は5人も授かったのですもの‥
これ位は 当たり前♪

弱音や愚痴は、また五年後に 末っ子が成人した際に改めて。。

その頃には もう思い出話の花が咲いているかもしれませんね♪



ブログの更新にお気遣いも多々ありますでしょうが 短編を拝見するような心地良い気分で楽しませて頂いています。。


♪有難うございます♪
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