睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

モリアオガエルのオタマに足が出た

2010-08-16 00:09:13 | 身近にいる生き物

玄関前の60cm水槽に隔離したモリアオガエルのオタマ
5匹のうち2匹に足が出ていた。
Cannon EOS Kiss X4


オタマの誕生が7月14日だから、足が出るまで丸1ヶ月か...、
たまにしか餌をやらなかったから栄養が足りなかったかも。
楕円鉢に入れたオタマは、餌もやらずにまったくの自然に
任せたら1ヶ月で1/10に激減した。

本当の自然界ではどうなんだろう?

下の画像はこれから足が出るところまできたオタマ
表面的には足が見えなくて、ただいま格納中。
愛嬌がある顔つーか、なんつーか、
これでも可愛い部類のうち(笑)。




オタマはどれも同じ顔つきに見えるけど、よくよく見れば
色も顔もみんな違う。 よく見ただけでは分からない。
面構えのいいオタマ、寝ぼけているようなヤツもいるが、
キモ顔がいちばん多い。

というよりも、オタマはみんなウマヅラ

足が出た2匹は他の3匹より大きい。(当たり前だけど)
体長5cmで体色は茶色がかったグレー、動作は素早く
オタマとは思えないはしっこさ。

これから手が出て尻尾が消えて、そしたらぴょんぴょん
子ガエルの誕生だ。無事にカエルになったら草野心平の
の詩を朗読する、森へ帰るはなむけにね。



  「さやうなら一万年」 草野心平

  闇のなかに。
  ガラスの高い塔がたち。
  螺旋ガラスの塔がたち。
  その気もとほくなる尖頂に。
  蛙がひとり。
  片脚でたち。
  宇宙のむかうを眺めてゐる。

  いま上天は夜明けにちかく。
  東はさびしいNile Blueで。
  ああ さやうなら一万年 の。
  楽譜のおたまじやくしの群が一列。

  しづかに。
  しづかに。
  動いてゐる。

  しづかに。
  しづかに。
  動いてゐる。



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