睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

深夜に山の峠道でクラッシュ・「むらさきの夜明け」美空ひばりと散文加筆

2021-02-26 09:00:00 | 車とパーツと昔日



早朝3時過ぎに目が覚めた。
睡眠4時間で目が覚めるのは長年の習慣みたいなもの、
カラダが疲れていてもお構いなしに目がさめる。
二度寝して起きる自信はないから、

このまま夜明けを迎える。


「むらさきの夜明け」は確かにある。
やんちゃ盛りの十代のころ、
県北の奥深い山の峠道で深夜にクラッシュした。

その週に予定されていたプライベートラリーの練習に選んだのは
いつもの通いなれた中級コースで軽い足慣らしのつもりだった。

立ち上がりの逆バンク
シケイン
ンネル前ブラインド

全て知ってるつもりだったのに

どおってことない直線で浮石に足をとられ
あっというまにスピンして山側に刺さった。

F.ロアアームが曲がり
スタビが外れ
ドライブシャフトがハブの手前で折れていた。

どうあがいても走行不能、
携帯電話もない時代で途方に暮れた。

崖から落ちたこともある
あの時と比べたらたいしたことないと強がりながら、
深夜の山道をとぼとぼ歩き県道に出た。


家への帰り道
2キロも歩かないうちに夜が明けてきた。
濃い紫色にふち取られた山の端が日の出と共に

パープルから紫のグラデーションにかわる様は、
まさにむらさきの夜明け
神々しいほどの夜明けだった。

この夜明けを俺様は2回も見た!!!
ひゃっほーヾ(⌒(ノ'ω')ノわーい
バカだね。
森の石松なみにつくづくバカだね。




むらさきの夜明け(美空ひばり)昭和43年

 

 「むらさきの夜明け」
  作詞:吉岡治 
作曲:原信夫

  はるかな空の 彼方から
  夜明けが 今日も訪れる

  ながれる雲を 追いながら 
  ほのかな愛を 告げるよに
  見上げてごらん 
  かなしみの淵に
  むらさきの むらさきの
  夜明けが やってくる
  希望を つれた太陽が
  あなたのために 昇るだろう

  孤独をじっと 抱きしめて
  はてない 道を一筋に
  歩いてゆこう 風の中
  今日より明日を 夢に見て
  見上げてごらん 
  かなしみの淵に
  むらさきの むらさきの
  夜明けが やってくる
  しあわせ染めて 燃えるよな
  夜明けの 空を仰ごうよ
  夜明けの 空を仰ごうよ


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この記事は2018/5/8に書いていた
あのときの絶望的な気持ちに
紫のあの色と美空ひばりの唄が甦った
歩いていれば希望はあるんだね。


今日はこれから厚木へ
東名で行こう R1-Sで
30G'sに乗り替えたら
どこかにドライブへ


シャチを見たいが
鴨川シーワールドへ行くならホテルに泊まらないと、
駐車場から施設まで延々と歩き
最後に道路下をくぐる階段を思うとため息が出る。

多摩動物園にいるユキヒョウを見たくて
案内図を見れば園内のずっと奥の高台にいる
もとから小高い丘につくられた動物園だし
飼育されている動物にとってよき環境なら
それでよし。


行動範囲が徐々にせばまり
いく気を失くすようなことがあるけれど
好きな車に乗れるだけしあわせ

曇り空には
曇り空のよさがあるはず
Have a nice day!




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2 コメント

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わぁ! (アナザン・スター)
2021-02-26 12:23:25
画像に釘付けになりました。
天も、季節や時間で変化しますね。
記憶を呼び覚ます景色に、茫然と見惚れました。
ありがとうございます。
返信する
紫の夜明け (睡蓮)
2021-02-28 08:11:54
この写真は厚木のマンション最上階8F東向きベランダから撮っている。
目の前は一級河川相模川とだだっ広い河川敷と青い田んぼがあり、
対岸は相模原市の崖っぷちが延々と続く地平線になっている。

CAMP座間のヘリ管制塔の明かりを見ながら、
日々サンライズ&サンセットを撮っていた。

品川では見たことがない紫の夜明けだけど、
厚木ではたまに見るので地域的かもしれないね。
気に入って頂けて幸いです。
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