睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

今の「黒の舟歌」は力強くて深くて繊細だ。

2009-08-20 06:13:24 | 唄は世につれ風まかせ

この唄は今の「長谷川きよし」がいい。
昔はやっていた時の軽いノリよりも、
今は、力強くて、深くて、繊細だ。


   ♪男と女の 間には
   深くて暗い 川がある
   誰も渡れぬ 川なれど 
   エンヤコラ 今夜も 舟を出す
   Row and Row
   Row and Row
   振り返るな Row Row

   お前が十七 俺十九
   忘れもしない この川に
   二人の星の ひとかけら
   流して泣いた 夜もある
   Row and Row
   Row and Row
   振り返るな Row Row

   おまえと俺との 間には
   深くて暗い 川がある
   それでもやっぱり 逢いたくて
   エンヤコラ 今夜も 舟を出す
   Row and Row
   Row and Row
   振り返るな Row Row


山崎ハコも好きだったが、現在のハコを聴きたいとは思わない。
私生活が幸せでもいいけど、歌は太っちゃダメなんだ。
ぎりぎりのところで「♪みんなどっかへいってくれ、バイ、バ~~イ
と唄うハコが好きだった。


場末の狭いコンサート会場に現れた彼女はフォークギターを抱え椅子に腰掛けた。
何をしゃべるでなし、真ん中分けの長い髪をかきあげながら、
次に唄う歌のタイトルを
ぽつんと呟いた、「飛びますをうたいます」
この時、あのどうしようもないの彼女の「虚無感」に触れ、否が応でも
「求心と拒絶」の
ハコ色に染まってゆく自分を止められなかった。

ファーストアルバムの「飛・び・ま・す」から「綱渡り」、「藍色の詩」、
「流れ酔い唄」まで
彼女の初期のレコードは今も持っている。
もう聴くことはないと思うが捨てられない。

人生のガラクタ箱に入れておく。





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