デデッポの鳴き声がする。
隣のアンテナに初めて見る小さいキジバトがいた、
低く小さい声で鳴いている。
隣のアンテナに初めて見る小さいキジバトがいた、
低く小さい声で鳴いている。
それに呼応するように野太いデデッポの声がした。
あーー、デデッポが子供を連れてきた!
あーー、デデッポが子供を連れてきた!
まだ寸足らずの幼鳥の体型はまるまるぷくぷく。
「おはよ、いい子だね」と声をかけたら振り向いた。
デデッポは周囲を見回しながら幼鳥を見守っている。
山の家では鳴き声だけ知っていたキジバト、
ここ品川でキジバトとその幼鳥まで見られるとは、
思いがけない体験ができて嬉しい。
ベランダからあたりを見回す、
神社やお寺さんや工場が多くある当地は都会とは
思えないほどこんもりした樹木が点在している。
このどこかに彼等の棲み家がある。
胎内時計は午前4時
自然に目が覚めた。
自然に目が覚めた。
今日はいい日だ
風がなくて穏やか
ベランダに坐る。
風がなくて穏やか
ベランダに坐る。
薄い青い空は見る間に白くなっていく
雲のすき間に見えた青空がせばまってゆく。
4時20分
6時30分
3連休らしい。
毎日が連休のぼくに、
3連休だからどこかに行こうと云われてもな。
ベランダで一服中、
いま目の前をトンボがよこぎった。
梅雨寒を
秋冷とまごうか
トンボゆく
良かった!